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10月13日(日)
【J3第26節】(富山)
富山 1-1(前半0-0)熊本

<得点者>
[富]大谷駿斗(65分)
[熊]原一樹(83分)
観衆:3,301人
主審:宇田賢史


連敗は免れましたが、またも追いついてのドローという結果になりました。

前日から猛烈な台風19号が列島を襲いました。その余波でアウェー富山戦は、2時間キックオフを遅らせ、午後4時に変更となりました。

20191013富山

開始早々ビッグチャンス。ハーフウェイライン近くで佐野が敵DFからボールを奪うと、一気にドリブルで持ち込みGKと一対一。しかし、これを枠の左に外す。

ピッチ上では、まだ風が強いように見えました。熊本は前半風下。5連勝中の富山は、その勢いもあって、長く熊本を自陣にくぎ付けにします。

熊本はサイドが押し込まれ、前線に繋がらない。6本連続の富山のCKをなんとか凌ぐ。

30分過ぎから徐々に高瀬が上がれるようになると、熊本もゴール前に迫れるように。一進一退のなかスコアレスで後半に折り返すと、脚を攣った佐野に代えて伊東を投入。

しかし、そのすぐ後、富山が左サイドで作って、これも途中投入の伊藤からのクロスに、ファーサイドの大谷が頭で合わせて先制。

熊本は田村に代えて原を入れ、北村を右サイドに配置して3トップぎみの布陣に。

すると右サイドからのクロスにニアで伊東が交わされるも、詰めた北村が倒されてPKを奪取。これを原がきっちりと決めて同点にします。

その後の勢いは熊本にありましたが、富山に逃げ切られるように引き分けで終わりました。
富山の安達監督もDAZNのインタビューで、満足する内容だったようです。

熊本は勝ち点1しか積み上げられず4位のまま。首位・群馬こそ引き分けたものの、北九州、藤枝が共に勝利したため、この上位3チームとの勝ち点が3に開いてしまいました。

なかなか負けない上位。これはもう他力本願ではなく、これから残す直接対決で勝利していくしかない。まずは次節、藤枝戦。久しぶりのホームです。後押ししましょう。

10月6日(日)
【J3第25節】(生目の杜)
F東23 2-0(前半1-0)熊本

<得点者>
[F]田川亨介(15分)、ユ・インス(47分)
観衆:1,660人
主審:大原謙哉


「ふの悪か」。そんな熊本弁が浮かんでしまいました。

こちらもラグビーW杯のおかげで東京近郊のスタジアムが確保できないFC東京U23は、キャンプで縁のある宮崎県宮崎市の生目の杜陸上競技場をホーム会場としました。それは、前日のJ1鳥栖戦から移動する距離も近いという考えもあったでしょう。そして、U23のスタメンには、前日ベンチ入りはしていたものの出場機会のなかった、内田、アルトゥール・シルバ、田川の姿がありました。

20191006FC東京U23

全体的に見ても体格で見劣りする熊本。そのうえで東京の激しいプレスとテクニックに手を焼きます。特にシルバには、熊本でも体格のいい三島でさえ縦パスを入れても後ろから潰される。

長澤監督の戦術も徹底していました。15分、片山サイドを破られるとエンドラインぎりぎりからマイナスで入れられる。エンドを割ったとセルフジャッジしてしまった熊本の守備陣が一斉に手を上げましたが、ニアから田川に鋭く決められました。

切り替えて向かおうとした後半早々、今度は東京の強烈なシュートをGK山本がブロックしましたが、そのこぼれ球にユ・インスが詰める。慌てて山本が伸ばした足に引っかかって倒されたと「際どい判定」(7日付・熊日)でPK。これも、一旦は山本がブロックしましたが、ユ・インスに押し込まれて2点目を献上。

熊本は片山に代えて高瀬、三島に代えて原など攻勢を強めます。一方の東京はブロックを敷いてカウンター狙いに戦術変更。オープンな展開のなか、熊本にもチャンスがありましたが、枠の左など精度を欠き、あえなく無得点で敗戦となりました。

今節は、群馬と藤枝が引き分け、北九州が敗れるなど、2位を狙える好機でしたが、逸してしまい4位のまま。首位・群馬との勝ち点は3に開きました。

次節も5連勝中の富山が相手だけに侮れませんが、連敗は許されません。

9月29日(日)
【J3第24節】(ピカスタ)
讃岐 2-2(前半1-1)熊本

<得点者>
[讃]森川裕基(9分)、中村亮(82分)
[熊]三島康平(5分)、原一樹(89分)
観衆:2,179人
主審:川俣秀


熱戦が続くラグビーW杯の関係(えがおスタでの試合は10月6日)でアウェー連戦となっている熊本は、敵地ピカラスタジアムで讃岐と戦いました。一時は首位を走っていた讃岐も、後期は調子を落とし13位に沈んでいる。前節も秋田に5失点して大敗していますが、熊本との因縁も深く、J3降格も同期とあって、向かってくる気持ちはあなどれません。

20190929讃岐

開始早々の5分、左サイドをえぐった片山からのクロスに、三島が飛び込んでヘディングで先制弾を上げますが、すぐあとの9分、同じように讃岐に右サイドをえぐられると、グラウンダーのクロスに讃岐・森川が滑り込み同点にされます。

その後は、自陣に引いてセットした讃岐の守備網をなかなか崩せず、カウンターに脅かされる。後半は、前からプレスを掛けてきた讃岐に手こずりますが、北村に代えて高瀬を左SHに入れると、片山と交互に左サイドを崩し起点を作る。

しかし82分、讃岐FW・中村へのマークの受け渡しが悪く、ゴール左隅に豪快に蹴りこまれ逆転されると残り時間もわずか。すぐに原を入れると、終了間際の89分、右CKを三島がヘディング、GKがこぼしたところを見逃さず原が押し込み、なんとか敗戦は免れました。

勝ち点1は奪ったものの、上位3チームはいずれも勝利したため、熊本は4位に後退。ただ、首位・群馬との勝ち点差は2。食らいついていくしかありません。

9月15日(日)
【J3第23節】(ダイスタ)
八戸 1-2(前半0-0)熊本

<得点者>
[八]上形洋介(69分)
[熊]八久保颯(61分)、北村知也(82分)

観衆:2,002人
主審:酒井達矢


アウェー、ヴァンラーレ八戸との一戦は、リーグ最北端の地、青森県八戸市・ダイハツスタジアム。13時にキックオフ。東日本大震災で大きな津波の被害を受けた八戸市が地区の活力を創出し、また津波避難複合施設を整備する目的で作られたもの、だそうです。

20190915八戸

さて、ゲームは前半、5バックで守備を固め、攻めてはワントップ・2シャドーへシンプルに入れてくる八戸の攻撃に手こずります。

しかし、「後半に向け改善点を分析してくれた」(16日付・熊日・渋谷監督談話)というコーチ陣の助言もあり、また後半開始から入れた八久保の活躍もあり攻撃が活性化。後半16分に、右サイドの中原がDFを一人交わすとマイナスで入れたクロスに、ニアサイドでDFを引き付けた北村がスルー。それを後ろから走りこんだ八久保が難なく押し込んで先制します。

しかし、すぐあとの24分に一瞬の隙を突かれ同点にされると拮抗した展開に。後半37分、またも右サイドを破った中原からのグラウンダークロスを、今度は北村が落ち着いて合わせ、ゴールにねじ込む。その後は酒井を入れて守備を固め、逃げ切って難敵・八戸を下しました。

3連勝。上位陣のなかでは藤枝が長野に引き分け、熊本が昇格圏内である2位に浮上しましたが、群馬、北九州も取りこぼすことなく、勝ち点2のなかに4チームがひしめく状態に変わりありません。

9月7日(土)
【J3第22節】(えがおS)
熊本 1-0(前半1-0)G大23

<得点者>
[熊]北村知也(26分)
観衆:16,027人
主審:松澤慶和


“守備の人”村上を入れて「守り切る」という意思表示をしたのは、アディッショナルタイムを勘案してもまだ残り15分はあるだろうという時間帯。この“判断”を現地で見ながら、渋谷監督のベンチワークに“凄み”のようなものを感じました。

「私は昨年、『いいサッカーをして勝とう』という考えてやっていました。今年は、やはり勝負に徹したゲームをしなければいけないと私自身も思っています」(熊本蹴球通信)。試合後語った監督の言葉が、その答えなんでしょう。同日このゲームより前の時間に、群馬、藤枝、北九州が共に勝利を収めていたことも判断を後押ししたでしょう。

胸スポンサー平田機工の冠試合でした。1万人にはプレゼントTシャツが配られることもあって、スタンドは1万6千人以上に膨れ上がりました。

熊本は累積警告で出場停止の上村の代わりに酒井をボランチに入れ、前節と同じ三島、北村という2トップ。対するガンバ大阪U23の左SBには元日本代表の藤春がオーバーエイジ枠で入ります。

20190907G大阪U23

7月の富山戦以来ホームで勝利がない熊本。この動員数、そしてこれからラグビーW杯の影響で4試合アウェー戦となるとあって、ホームのファン・サポーターそしてスポンンサーに対しても、勝利以外はありえない。絶対に負けられない。そんな空気が充満した一戦でした。

序盤から攻勢をかけ、熊本の時間帯にする。G大阪も主に藤春サイドから攻撃を仕掛け、徐々に押し返す。

しかし26分、中盤の底でボールを貰った中山がノールックで左サイド奥に出すと、それを片山が一度は戻しながらも前を向いた。素早く入れたクロスにニアの三島のヘッドはドンピシャでしたが、ガンバGKがブロック。そのこぼれ球に詰めた酒井。最後は北村が足を振ってゴールに突き刺します。

その後は「昇格とか降格より、自分がJ1でプレーするという目的を持ったガンバ」(同・渋谷監督)の選手たちが、「とにかく自分のプレーを見せようと」(同)リスクを背負っても次々とアタッキングサードに上がってくる。しかし、今日の熊本は、前節ほどのインテンシティではないものの、Pエリアへの侵入を許さず、G大阪に苦し紛れのシュートしか許しません。

攻めては右サイドの中原も好機を作るのですが、決めきれない。酒井は上村の代わりというより、以前の岡本に近い役割を演じていたようです。後半途中、八久保、三島に代えて田辺、田村が立て続けに入ると、酒井は前線の一角を担う。上背もあってユーティリティ度も高い。

しかし追加点を奪えないでいると、冒頭の場面に。攻めるときこそボランチに上がる村上でしたが、ほとんど自陣に押し込まれ5バックの真ん中を任される。われわれにとっては心臓に悪い、長い長い時間に感じられましたが、北村の虎の子の1点を守り切り、G大阪U23を下しました。

北村は北嶋コーチから「FWが何試合も点を取っていなかったらJ1、J2では試合に出られないぞ」とハッパをかけられたのだという。だからこその最近の動きだったのでしょう。ようやく結果も表れました。

今節終了時点で、群馬、藤枝、熊本、北九州の順位に変動なし。しかし5位のC大阪U23との差は開き始め、昇格争いは三つ巴あらず“四つ巴”の様相に。ひとつも落とせないプレッシャー。リーグは大きな山場を迎えています。

そんなホームゲームを後押しできた。指揮官に「アウェイの4試合、すべて勝ってホームに帰ってきたいと思えるゲームができた」(同)と言わしめた。

アウェー4試合。きっとそうなるように、なかなか敵地参戦の叶わないわれわれですが、念を送りたいと思います。