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1月14日(日)ロアッソ熊本(トップチーム) 5-0 ロアッソ熊本ユース
<得点者>黒木、松岡、古長谷、古長谷、大本

1月21日(日)ロアッソ熊本 1-1 ヴェルスパ大分
<得点者>伊東

1月23日(火)ロアッソ熊本 0-4 サンフレッチェ広島

1月28日(日)ロアッソ熊本 2-3 柏レイソル
<得点者>大﨑、大﨑

1月31日(水)ロアッソ熊本 1-3 モンテディオ山形
<得点者>藤井

2月3日(土)ロアッソ熊本 2-1 蔚山HD FC
<得点者>べ・ジョンミン、松岡

2月5日(月)ロアッソ熊本 1-6 ベガルタ仙台
<得点者>練習生

熊本は今季も県外遠征を含め、精力的にTMをこなしています。この時点での“結果”にあまり捕らわれる必要はなく、出てきた課題に向き合い、それを克服していくことに集中すべきだと毎年思います。

同カテゴリーの仙台戦での大敗が目立ちますが、大木監督のコメントは「悪いところが見えたし、いいところも見えた」(熊本蹴球通信)と、割とポジティブでした。

さすがに最近は、平日休みを貰って県外まで見学には行けていないのですが、運動公園サッカー場で行われた1月21日のヴェルスパ大分戦は見に行きました。ただ残念だったのは、注目の新人古長谷や、松岡らが別メニューだったこと。大本、石川に至っては、姿さえ見えませんでした。

その後のTMでは出場しているようなので、大事には至らなかったと安心しましたが、この間、岩下と竹本の負傷が発表され、開幕には間に合いそうもないのが残念。精力的にTMを行い、厳しい練習を行う時期ですが、ケアは怠らず積み上げて欲しい。昨季は怪我人が多かったのが低迷の原因でしたから。

ヴェルスパ戦では、得点も上げた伊東の動きが切れ切れでしたね。この時期これほど動けるのも、グルテンフリーの成果なのでしょうか。あと、ルーキーのべ・ジョンミンのアグレッシブなプレーも印象に残りました。

18日に行われる北九州とのTMが、開幕前の最後になるのでしょうか。見に行きたいと思っています。

元旦に能登地方を襲った地震。二日には羽田空港での飛行機事故。大変な年明けとなりましたが、今年20周年を迎えるわれわれのチームは、10日から全体練習がスタートしました。

13日には恒例の新体制発表会。今季のスローガンは「跳べ」。クラブがJ1昇格・J1仕様となるために、情熱を持ちながら、地道にクラブの力をつけていき、自分たちの足で、力で、大きく飛び上がりたい、という意志が込められたと言います。「J1仕様」。それはクラブの財政力も大きな要素だろうと思います。

さて、平川選手が磐田、島村選手が柏と、共にJ1のクラブに移籍したなか、多くの選手が契約を更新し、6人の選手が新加入となりました。

まずは大卒新人が4名。
FW #11 ベ・ジョンミン(九州産業大)
MF #17 藤井皓也(中京大)
MF #19 古長谷千博(常葉大)
GK #31 佐藤史騎(東海大)

九州大学リーグ得点王のベ・ジョンミン。昨季も特別指定選手で加わっていた藤井。全日本大学選抜チームでも中心選手だった古長谷。19年の青森山田の全国高校選手権準優勝に貢献した佐藤と、今季もポテンシャルが高そうな選手が揃いました。熊本への加入の決めてとなったのは「熊本のサッカースタイルに惹かれた」からと、皆口を揃えて言う。

次に、ちょっと驚いたのは柏から期限付き移籍となった
DF #13 岩下航(柏)
柏ではあまり出場機会に恵まれず、3年ぶりの熊本復帰となりました。こちらは「また大木さんに鍛えてもらうことがとても楽しみ」だと。

そして道脇に続き、今季もまたユース年代をトップチームにプロ契約。
FW #28 神代慶人(熊本ユース)
U-15からずっと代表に選出されている逸材は、23年はU-17日本代表。国際試合の経験も豊富。日本サッカー協会の取組みで、昨年11月はソシエダ(スペイン)に短期留学していましたが、年末から今月18日まではクラブの計らいで、チェルシー(イングランド)に短期留学させて貰っています。期待大。

以上の新加入を含め、フィールドプレーヤー25名、ゴールキーパー3名の28名体制でスタート。新キャプテンにはチーム生え抜き、11年目の上村が、満を持して選ばれました。もう彼もベテランの域ですからね。

14日に行われたユースとのTMを観に行った同僚は、さっそく古長谷選手に魅了されたよう。3本目で2点決めていますしね。15日付熊日にもあったとおり、システムはダブルボランチようですが。「選手の一部は昨季からポジションも変更」とも書いてある。5年目となった大木・熊本。どう進化するのか楽しみは尽きません。

最後に、選手引退後、強化担当として10年間活躍された筑城和人さんの退任が発表されたのは、少なからずショックでした。織田GMと共に、逸材の発掘に全国を飛び回って手腕を発揮してもらっていただけに。どうやら清水に引っ張られたようで。故郷ですしね。今後のご活躍にも期待します。が、お手柔らかにお願いします。長い間ありがとうございました。

こうやって人も変わり、年月を重ねて行ってクラブも20年。少しずつかも知れませんが、“成長”していると信じたい。「跳べ」。このスローガンと共に、微力ながら今シーズンも後押しして行きます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023.12.28 年末ご挨拶
年の瀬にあたり、年末のご挨拶を申し上げます。

12月9日に行われた天皇杯の決勝は、PK戦の末に川崎が柏を下して日本一になりました。しかし、柏に圧倒されたとはいえ、熊本はまぎれもなく天皇杯のベスト4。われわれに、また新しい景色を見せてくれましたね。

井芹さんの熊本蹴球通信で、もはや恒例のコンテンツといえる織田GMのインタビューを興味深く拝読いたしました。

今シーズンついては、「まずは残留」「今年は本当にチームの作り直しで、まずは生き残ることが肝心だと思っていました」と、正直に明かす。

ただ、「新しい選手が入ってきて、既存の選手との融合はどうなるのかとか、懸念事項はもちろんありましたが、思っていたよりはスムーズに行った」と感じていたという。しかし、得点源の石川の離脱の痛さはGMも認めるところで、「前半戦で勝利できていた、いわきとか藤枝に負けた時は『ちょっと痛いな』と」。

ただ、「本当によく耐えた」「去年までに築いてきた基盤が一旦、崩れかけたところをなんとか補修して、もう1回、きちっと基盤を作ることができたのではないか」。ターニングポイントは、大宮戦という。「残留争いという意味では直接対決でしたし、みんなの気持ちが入った、いいゲームだった」「平川(怜)が出られないということで、少しネガティブに感じるところがありましたが、その分、伊東俊などが大活躍して」くれたと。

そして、残留を決めた40節の清水との逆転劇を、われわれも目撃した。

契約交渉の真っただ中のなか、井芹さんは来季編成についても尋ねている。移籍などで抜ける選手の後を埋めることについては、「外から獲る手もありますが、中から押し上げていくのもあると思うので、両方を考えながらになります」「理想は中から」だと。

やはり育成クラブの方針はぶれない。

折しも、平川がJ1磐田、清水だけでなくポーランド1部グールニク・ザブジェも加わった争奪戦が勃発し、磐田が有力という報道がされたばかり。島村にも複数のオファーが届いているという。ただ後半戦、平川に依存しない戦いもできたし、ここ数年で欠くことのできないピースに成長した竹本や、まだまだ進化著しい伊東との契約更新もなった。ポテンシャルが高そうな大学新卒も確保できた。楽しみは消えません。

そして、今季の道脇に続き、来季もまたユース世代の神代とプロ契約。育成の“象徴”と言ってもいいでしょう。

まだまだストーブリーグの真っただ中。新体制についての記事は、例年どおり年明けの「新体制発表会」後に整理したいと思います。

来季開幕戦は、2月23日、24日、25日のいずれか。ホームに清水を迎えることになりました。熊本が残留を決め、清水が昇格を逃したきっかけとも言える因縁のカード。相当のモチベーションで向かってくるに違いない。初戦から大変な、でも楽しみなゲームになりそうです。

それでは、開幕が待ち遠しい皆さん、よいお年を。来シーズンもよろしくお願いします。

PS:今年もゆうらんさん、かわぐちさん他たくさんの皆さん、拍手とコメントありがとうございました。なによりの励みになりました。

先週末、Jリーグは全ての日程を終え、昇格チーム・降格チーム、全容が決定しました。

わがJ2リーグ。注目のプレイオフは、山形に引き分けで勝ち進んだ清水と、千葉を退けた東京ヴェルディが決勝を戦い、同点引き分けでヴェルディが3枠目のJ1昇格を勝ち取りました。奇しくもリーグ戦の順位通り。シーズン途中で期限付き移籍した中原輝が大活躍でしたね。

ただ、返す返すも今季からのレギュレーションの変更で、J1チームとの入れ替え戦なしで昇格できるのは、昨年の立場、あの京都戦の引き分けの悔しさを思うと羨ましい限りですね。昇格を逃したからこそ、“草刈り場”にされた面もあると思いますし。

しかし、選手は入れ替わっても、今季わがチームはよくやったのは間違いない事実。熊日の振り返りの連載がありましたので多くを語りませんが、前半を折り返すまでは8位という好順位にいました。だが、エース石川の大怪我離脱の影響は大きく、得点力不足の熊本はその後13試合勝ち星なし。順位もズルズルと下がり、一時は降格圏に迫ります。

ただ、前半戦の大勝による得失点差の貯金や、終盤の3連勝。そしてなんといっても清水戦の逆転勝利が大きかった。この試合で残留が決まりホッとしました。

リーグ全体のチーム数整理のため、J1から降格してくるのは横浜FC1チーム。J3には金沢と大宮が降格。J3からの昇格組は、愛媛と鹿児島。J1からJ3まで全てのカテゴリーが20チームで揃います。J2は上位2チームに加え、プレイオフ優勝チームが今季と同じように自動昇格。下位3チームがJ3に自動降格となります(おお怖)。試合数も4ゲーム減りますから、1試合の重みも増しますねぇ。

全日程を終えて、ストーブリーグの真っただ中。選手の去就では、田辺、土信田、粟飯原が満了となりましたが、契約更新の発表も続いており、心配はあまりしていません。

何故なら大木監督が就任して3年目の昨季、大いに開花した。大幅に選手が入れ替わり、新生なった大木・熊本は来季が2年目といえる。今季より積みあがるに違いないチーム。楽しみでしかありません。

11月12日(日)
J2 第42節
えがお健康スタジアム13:00 KICK OFF

熊本3-1(前半2-1)山口

<得点者>【熊本】上村周平(8分)、伊東俊(17分)、東山達稀(83分)【山口】五十嵐太陽(6分)


大木監督の来季続投は、7日の朝刊で熊日が報じ、その日のうちに公式HPで正式発表されました。

2021年にJ3優勝に導き、昨年はJ1参入戦まで駒を進め、今季は天皇杯準決勝進出。リーグ戦こそ残留争いに巻き込まれましたが、この台所事情で成果を上げている。2千5百個ものお面を作成するほどサポーターに愛される人。続投要請はクラブも、ファン・サポーターも同じ気持ちで、あとは本人の意思次第だろうと思っていましたので、ホッとしたものです。

そして山口を迎えた最終節でした。20位の山口の勝ち点は44で、46の熊本は敗れれば順位が入れ替わる。今季途中から指揮を執るエスナイデル監督は、「ハイライン・ハイプレス」で知られ、千葉を率いていた17年、18年に対戦経験がありますが、大木監督で迎えるゲームは初めて。

20231112山口

そのエスナイデル監督が、試合後「大木さん(大木 武監督)と対戦するたびにいつも思うことですが、今日もお互いにシュートチャンスを多く作り、攻守の切り替えも早い試合になりました」(Jリーグ公式)と言うように、まずは山口が高いDFライン、前線からの激しいプレスからボールを奪い、ゴール前に素早く運ぶ。

6分、山口が大きく左、そして右にサイドチェンジ。Pアーク付近から河野が足を振ると、江崎の足に当たったこぼれ球を、五十嵐に押し込まれ、早くも失点してしまいます。

しかしその2分後、熊本が右CKを得ると、平川はグラウンダーボールを送る。ニアに竹本が複数のDFを引き付けてそのボールをスルーすると、空いたスペースを突くように上村がミドル。右ポストに当たってゴールに転がりこむ。デザインされた鮮やかなセットプレーで、すぐに同点に追いつきました。

17分には、上村から縦パス。これを平川、島村とワンタッチでつないでハイラインの裏に通すと、うまく伊東が抜け出した。右から運んで、飛び出してくるGKの股を抜くシュート。逆転に成功しました。

だがボールを支配しているのは、どちらかというと山口。激しいプレスに苦しむ熊本のパスがずれると、見逃さずボールを運ぶ。38分の梅木のボレーシュートは田代がキャッチ。前半終了間際の猛攻も、田代とDFでなんとかゴールを死守しました。

「ハーフタイムには大木さんに怒られて、かなり喝を入れられた」(熊本蹴球通信)と、平川が証言する。しかし後半も山口は衰えない。57分には、うまく河野がラインブレイクすると、ボックス左からのシュートは田代がナイスセーブ。

全体的に少し後手を踏んできたような感じのところに、67分松岡に代えて東山。80分には伊東、竹本を大崎、田辺に入れ替えると、83分、中盤での山口のパスミスを奪い、左サイド東山に繋ぐと、グラウンダーで中に入れる。DFのクリアトラップを奪った島村が侵入。中央の大崎にパスすると、DFの足が出てこぼれるところを、後ろから詰めてきた東山がすかさず強引に右足を振ってゴールに流し込む。山口を突き放すダメ押し点でした。

熊本には珍しく、ボール支配率やパスの本数では相手に上回れましたが、守護神・田代を中心に凌ぎ、1点に抑え、今季2度目の逆転劇で有終の美を飾った。それにしても大木さんとエスナイデル・サッカーの対戦は、攻守入れ替わりが速く、パス回しも美しい、見ごたえのある好ゲームでした。

入場者1万人を超えたホーム最終節。全員で飛び跳ねる今季最後の「カモン!ロッソ」。熊本はこの勝利で勝ち点49。14位で今季を終えることになりましたが、「(目標に対して)はるか下になってしまいました。よくないに決まってますね」()と、指揮官は感想を述べました。

静寂に包まれたセレモニー。初めてこの挨拶の場に立った藤本社長が明かす。続投を引き受けてくれたお礼を言いに行くと大木監督は、「お礼なんかとんでもない」「自分としてもこんなところ(結果)で引き下がっているわけにはいかない」と。

続いてマイクの前に立った大木さんは、“コンスタント”というキーワードを使った。「清水に勝って、その下に負けた。本当に(コンスタントに)力があったのか。今季は後悔しかない。全ては自分の責任」だと。

「大木さんは、『お前らが普通にやったら負けるわけない』ってずっと言ってくれる」(同)と平川が言う。常に試合前には「練習どおりにやれるかどうか」を問う大木監督。

多くのサッカーファンが魅了され、選手たちからは信望を集める大木監督のサッカーが、まだまだ熊本で観られる喜び。熊本がひとりの監督に5年以上指揮を委ねるのも初めてですが、大木監督自身のキャリアでも初のことになります。

一方で、台所事情の厳しい地方の小クラブを導く大木さんの手腕を、素晴らしいとばかり言っていていいのかという問題意識もあります。財政基盤を強くしていく。これは、われわれにも突き付けられた長年の課題。出来ること、やらねばいけないことを考えていかなければなりません。今季のような窮地に立たないためにも。

Jリーグには、他山の石がいっぱい転がっているように・・・。