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9月16日(日)
【J2第33節】(味スタ)
東京V 2-2(前半1-1)熊本
<得点者>
[東]佐藤優平(13分)、ドウグラス・ヴィエイラ(57分)
[熊]安柄俊(7分)、田中達也(78分)
<警告>
[熊]上里一将(50分)、園田拓也(69分)
観衆:5,560人
主審:清水勇人


20180916東京V

敵地での東京ヴェルディ戦は、出場停止明けの安のミドルシュートで幸先よく先制するも、すぐに追いつかれる。後半早々にはドウグラスが追加点を上げて逆転を許す。その後、園田がエリア内で犯したハンドでPKを与え絶体絶命のピンチ。しかし、ドウグラスのPKをGK畑が1点目の汚名を返上する活躍で好セーブ。これで勢いのついた熊本は、安のシュートのこぼれ球を田中がエリア内で拾って押し込み同点とし、敵地で貴重な勝ち点1を手にした。順位は21位のまま。1試合消化が少ない讃岐との勝ち点差を2とし、同じく20位京都には1差のままくらいついている。


9月8日(土)
【J2第32節】(えがおS)
熊本 1-3(前半0-1)大分
<得点者>
[熊]八久保颯(63分)
[大]三平和司(32分)、丸谷拓也(79分)、藤本憲明(80分)
<警告>
[熊]八久保颯(42分)
観衆:10,226人
主審:岡部拓人

今季からの胸スポンサー平田機工さんのサンクスマッチ、ホーム大分戦は、大雨にもかかわらず1万人を集めましたが、あえなく敗戦となりました。

20180908大分

先発布陣を見て、「お!」っと思いました。出場停止の安はともかく、これまでどちらかが必ず先発していた皆川の名前がない。代わりにワントップを務めるのは、前節後半から入って流れを引き寄せた伊東。そしてシャドーには前日の熊日で復調が伝えられた八久保。そして坂本。

この布陣の意図を問われた渋谷監督は、「相手のセンターバックの選手がボールに強くくるので、我々が数的優位を作ってボールをしっかり動かすということが目的でした」(熊本蹴球通信)と答える。そのとおり試合序盤は、前線が流動的に動くと、相手へのプレスも厳しく、大分にロングボールしか許さない。

対面する松本を警戒して田中が前に出られないのか、熊本の攻撃は主に右サイドから。スリッピーなピッチながら、互いに流れを引き寄せようとする互角の展開が続きました。

しかし32分、大分にエリア内に持ち込まれると三平がシュート。これをブロックした小谷にハンドの判定。三平自身がPKを決めて、大分に先制されてしまいます。

納得がいかない渋谷監督が、執拗に主審、第4の審判に抗議する。このときDAZNの解説・松岡氏は冷静に、「主審にプレッシャーを掛ける駆け引き。審判も人間だから帳尻合わせのジャッジもこれから有り得る」とコメントする。


後半、シャドーの坂本、八久保とともに、WBの高瀬、田中の左右のポジションを入れ替えた熊本。より一層、ボール回しがスムーズになると、田中が右サイドをえぐる回数も増えてくる。

すると63分、敵陣スローインからの繋ぎからPエリアに侵入。八久保がドリブルを引っ掛けられてPK獲得。GKに読まれ、手に当たったものの、勢いのあるシュートはゴールネットを揺らします。この日、熊本ファンに配られた平田機工さん特製のタオルマフラーが、ぶんぶんと振られるスタジアム。

ただ、高瀬に代えて黒木。上村が腰を痛めて座り込んだあたりから雲行きが怪しくなります。「残念ながらインテンシティがなくなり」(同)と指揮官が言うとおり、球際の一歩が遅れ始める。

伊東に代えて皆川を投入。最後のカードで横山が用意されていたところでした。前節、同点のまま引っ張って、このままクローズするのか、得点を狙いに行くのか意思統一ができなかった。横山の投入は、4バックにするつもりだったか、どちらかのボランチとの交代だったかわかりませんが、悪くても引き分け、連敗を止めるという意思表示だったでしょう。

けれど間に合いませんでした。79分、大分の右からのクロスに畑のパンチングのクリアが小さい。そこに寄せきれず、丸谷に落ち着いたループシュートを決められる。

そのすぐ後には、中盤で奪われ、素早く右からアーリーで入れられると、体制が整っていなかった熊本。畑が飛び出すも途中投入の藤本に交わされ、ゴールにねじ込まれます。「失点して落ち着かずに前を狙って取られて、持っていかれた」「本来であればあそこでフリーマンを見つけて、(上村)周平が完全にフリーでしたし、横パスを1本入れていけばチャンスになったと思うんですが」(同)と指揮官が言う。体力とともに瞬間的な判断力も奪われていました。

準備されていた横山はとりやめになり、2失点に絡んだといえる上里に代わって水野が投入される。

存分に水を含んだ重馬場のピッチ状態とはいえ、ホーム側が相手より先に足が止まってきてはいけないとも思うのですが、それ以上に、大分の我慢と勝負強さが感じられた試合となりました。

ただ、90分間走れた八久保の復調。新しい前線の布陣。DAZNが示すチームのパス数ランキングで、いつものDFではなく、上里、上村が上位に付けたこと。いくつか光明も見えたゲームでした。

9月1日(土)
【J2第31節】(NDスタ)
山形 2-1(前半1-0)熊本
<得点者>
[山]阪野豊史(9分)、ブルーノ・ロペス(90分+4)
[熊]伊東俊(62分)
<警告>
[山]安西海斗(29分)
[熊]安柄俊(39分)
観衆:4,866人
主審:鶴岡将樹


20180901山形

開始早々、山形の圧を受けて失点。その後、前半を凌いだ熊本は、後半から伊東を投入。するとボール運びにぎこちなさがなくなり、好機が増える。62分に、左からのクロスを安とGKが交錯してボールが高く上がったところを伊東が流し込み同点に。しかし、このままドローかと思われた終了間際、途中交代のブルーノ・ロペスに鋭いミドルを撃ち込まれ万事休した。讃岐、京都も敗戦だったため、勝ち点が欲しかった試合。

8月26日(日)
【J2第30節】(えがおS)
熊本 0-1(前半0-0)栃木
<得点者>
[栃]オウンゴール(82分)
<警告>
[熊]安柄俊(84分)、多々良敦斗(90分+3)
[栃]西澤代志也(38分)
観衆:5,012人
主審:谷本涼


「調子のいい栃木に勝って勢いをつけたかったが、勝負の世界は甘くなかった」(27日付・熊日)とコメントした渋谷監督。前節からの連勝を目論んでいただけに、全くわれわれも同感でした。

前節からアンカーの位置を上村から横山に代えてきただけの布陣でした。そういう意味でも、岐阜戦の勝利の流れを活かしたかったのだろうことに違いない。(あ、ちなみに前節のフォーメーション図はアンカーが上里になってますが、DAZNの予想フォーメーションをそのまま写した間違いです(汗))

栃木はここまで3連勝8試合負けなし。熊本にとっても苦手なFW大黒が、このところも連続で得点を取っていました。

20180826栃木

「栃木さんの戦いの中で、1試合通して主導権を握られたまま終わってしまった」(熊本蹴球通信)と指揮官が振り返る、まさにそんなゲームになりました。会社の同僚は、一方的に攻めたれられた展開を、「守備練習のようだった」と例えました。

決して引いて守っているわけではない。縦にもコンパクトながら、横幅もコンパクトに構える栃木。GKのキックをDFラインで撥ね返すところを、密集のなかで必ずきちんと回収する。前線には高さはないのですが、2シャドーにはドリブルの速さがあり、なにより大黒のポジショニング、そこに入る長いボールにも警戒が必要でした。

熊本はそれでもよく守っていたと思います。再三のバイタルでのラストパス、クロスにもよく足を伸ばし、身体を投げ出し、クリアし続けたし、最後は畑のナイスセーブもあった。見ているこっちは胃酸過多でキリキリする思いでしたが(笑)、粘り強く守り切った。ホッとした。そんな前半でした。

ただ、後半も反転攻勢はならない。多くの選手が一様に、栃木に付き合ってロングボールを多用してしまったと反省しますが、栃木の低くもないDFラインの裏のスペース狙いとともに、最終ラインに落ちて配球する今日の横山の役割、その前の上里や中山との距離間を考えると、仕方がない展開になってしまったといえるでしょう。「立ち位置とボールの動かしのイメージを共有できていなかった」「私の準備でそこが足りなかった」(同)と、指揮官が反省するとおりでしょう。いや、この戦術が監督の指示どおりだったのなら、ここは猛省してもらいたい。

このままスコアレスドローでも御の字かと思わせるような後半も終盤でしたが、互いに切った交代カードが結果的に明暗を分けたのかも知れません。

栃木の西谷優希がボールを運ぶと、熊本の水野の裏が取られる。その速い低いクロスを、ゴール前でクリアしようとした村上でしたが、クリアしきれずオウンゴールとなってしまう。
対角線のファーには、大黒も立っていました。

DFラインには高さを有するが、前線には高さがない。けれど反面、速さとポジショニングの巧さを有する栃木。だとすれば縦に横にコンパクトにしてセカンド争いで優勢に立つ。3バックではあるが、守備では5バックにしてブロックを敷き、決してバイタルに入らせない。そして球際強く、走り勝つ。

自分たちのウィークポイントを隠しつつ、逆に”強み”を前面に出して、相手を自分たちの土俵に上げた。熊本も、粘り強い守備があってこそ、このOGの1点に収まりましたが、これまでの”うっかり”守備だったら、もっと点差が広がってもおかしくなかった。横山・栃木との対戦、点差以上の内容でした。

今節、京都が勝利したため熊本は再び降格圏21位に落ちた。ただ、これも京都、讃岐が1試合消化が少ないなかでの順位ですから、極めて厳しい状況だ、といわざるを得ません。1戦1戦が勝負です。


8月19日(日)
【J2第29節】(長良川)
岐阜 0-2(前半0-0)熊本
<得点者>
[熊]上里一将(70分)、田中達也(78分)
<警告>
[岐]田森大己(10分)、イヨハ理ヘンリー(63分)
[熊]上村周平(33分)、皆川佑介(85分)
観衆:5,093人
主審:窪田陽輔


20180819岐阜

ようやく勝てました!5月20日の水戸戦以来です。序盤は岐阜の猛攻に苦しみますが、なんとか熊本も押し返し、スコアレスのまま迎えた後半25分、ロングボールに安が飛び出しPA右からクロスを入れるが岐阜DFがブロック。跳ね返りを黒木が入れ直すと、そこに上里が飛び込み頭で叩きつけ先制。続く78分には左の田中と中山のワンツー。中山が潰れながらスルーパス。これを田中が右足で振り抜いて追加点。その後も粘る岐阜に再三のピンチを招きますが、タイトな守備と、GK畑の安定したセーブもあり逃げ切りました。順位は暫定ながら20位に上げました。