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7月4日(土)
【J3第2節】(夢スタ)
FC今治 0-1(前半0-1)熊本

<得点者>
[熊]高橋利樹(13分)

主審:須谷雄三


勝ちました。連勝です。まだ順位をうんぬんする状況ではありませんが、連勝は秋田と熊本のみ。2位につけています。

今季J3に参入(昇格)してきた今治とはもちろん初対戦。先週書いたとおり岡田元日本代表監督が入れ込んでいるというある意味有名なクラブですね。大木監督も2年ほどアドバイザースタッフをしていたことは、実況アナウンサーのコメントで初めて知りましたが。

元日本代表の駒野や橋本、熊本にいた園田や上原もスタメンに名を連ねます。

熊本は前節と全く同じ布陣で臨みました。

20200704今治

今治サポーターからすれば残念に違いなかったでしょう。一生に一度のJリーグ初ホーム開幕戦がリモートマッチ。そんなサポーターの気持ちを後ろ盾にして、今治が開始早々から押し込んできました。

今治の前線からの激しいプレスと、鍛えられた球際に、熊本はなかなかスペースを見つけられない。前節と違ってDFラインで回す時間も。

ただ、大きなサイドチェンジを多用することで相手を揺さぶり始めた。すると13分、左の石川がDFからパスを貰うと、サイドをえぐる動きを途中で止めて切り返し、右足でクロスを入れた。そこに待ち構えていたワントップ高橋が入り込んで“ドンピシャ”頭で合わせ先制点とします。

しかし、その後は今治の橋本、駒野のうまさが光る守備を随所に見せられ、追加点を奪えない。

後半、前線に林を投入されると、DFラインが押し下げられ、前線と間延びしてしまう。セカンドボールも回収がままならず、防戦一方に。熊本は前節と同じように上村に代えて伊東を投入し、流れを変えます。

68分頃の攻勢。左CKから作って相澤が左からシュート性のクロスを入れるがバーに跳ね返される。続く右CKからのクロスにニア高橋のヘディングはポスト直撃。三度目のCKからニアで(高橋?)反らすもGKがクリア。拾った谷口の至近距離からのシュートは駒野が股を閉めて防ぎます。押し込めない。

その後は今治の攻勢が増してきましたが、フィニッシュの精度に助けられる。最後は熊本が敵陣奥で時間を使って、虎の子の1点を守り切りました。

ルーキー高橋のプロ発ゴールで勝利。「全体練習の後に(石川)啓人に声をかけて練習していた形」(熊本蹴球通信)なのだと高橋は明かす。実況アナからは「熊本のスタッフは、1年在籍していた皆川に(プレースタイルが)似ていると言っている」とレポートしましたが、開幕戦の活躍を見たファンからも、同じような声が上がっていました。

折しもこの日の朝、熊本南部を襲った豪雨によって球磨川が氾濫し、人吉市、球磨村を中心に大被害となっていました。芦北町や津奈木町では土砂崩れ、死亡者の報も・・・。

われわれも仕事仲間や知り合いの安否が気になっていた。そんな“ゾワゾワ”した気分でしたが、ホームチームの勝利がなによりの救いでした。

「大変おこがましいんですけれども」と断りながらも、大木監督も「勝つことによって少しでも、力になれればという気持ちは少なからず持っております」()と試合後コメントしました。監督の人となりにまたひとつ触れた気がしました。

なんとか勝利を収めたものの、監督は内容には全く満足していないようです。次節はホームでC大阪U23戦。予定どおりならば制限数はあるものの観客を入れての開催。どのような応援スタイルになるのか、どのように応援するのか。3連勝を掛けて臨みます。

6月27日(土)
【J3第1節】(えがおS)
熊本 3-2(前半2-1)鹿児島

<得点者>
[熊]石川啓人(4分)、谷口海斗2(15分、64分)
[鹿]牛之濱拓(42分)、馬場賢治(83分)
主審:上田隆生


勝ちましたー。完璧な試合とはいえませんが、初戦で降格組の鹿児島に勝利という結果にほっとしています。

スタメンは少し意外な組み合わせでした。山本が怪我の間に急成長した内山がGKに入ったのは想定内とはいえ、ダブルボランチではなく新加入の相澤をアンカーに置く逆三角形の中盤。そして石川が左SBに入る。

20200627鹿児島

開始から早速、評判どおりに熊本が攻撃に人数を掛け鹿児島を押し込む。すると早々と試合が動きます。

4分。ショートコーナーから相澤が低いクロスをゴール前に入れるとGKがパンチングで跳ね返す。拾った黒木がミドルで打つと、これは味方に当たって大きく跳ね返る。これを今度は石川が拾って思い切りよく右足を振った。「相手に当たって」と石川が言うシュートは、ループぎみになってGKの頭を越えてゴールに吸い込まれました。先制点。

15分には、黒木からのループパスをDFの裏で受け取った岡本が、右サイドからグラウンダーでクロス。ファーサイドから走ってきた谷口にきっちりと合って2点目とします。中央には高橋も入ってきていた。

2点のビハインドを早々と背負った鹿児島でしたが、徐々に状況に慣れてくると、熊本のプレスを剥げるようになってきます。互いに攻守入れ替わりの早い展開。

すると41分。鹿児島のプレスに熊本がバックパスで逃げると、待ち構えていたように鹿児島・牛之濱が拾って、PAに持ち込みシュート。ゴール左隅に決まってしまいました。1点差にされる。

後半になると雨脚が強くなってきた。選手たちがスリッピーなピッチに足を取られたり、ボールが止まる場面も。どちらかというと、ハーフタイムに右サイドを二枚替えした鹿児島が主導権を握る展開となりますが・・・。

64分、足を取られながらもエリアに入った中原。右サイドを上がってきた黒木に戻すと、黒木が狙いすましてクロスを入れた。大外の谷口が高い打点で頭で押し込み3点目とします。前で高橋がしっかりDFをスクリーンしていました。

鹿児島はジョン・ガブリエルの高さを加える。すると83分、熊本ゴールのPアーク前で得たフリーキック。これが熊本選手の手に当たってPKを得る。新加入の馬場がきっちりと決めて、再び1点差に追いすがる。

ここからはGK内山のショータイム。勢いに乗った鹿児島の波状攻撃を跳ね返し続ける。横っ飛びの片手でのクリアが何度あったことか。アディショナルタイム4分。鹿児島が上げたアーリークロスに、敵選手との交錯もものともせず、勇気を持ってキャッチに飛び出した内山。その手にしっかりとボールを収めると、勝利を告げるホイッスルが鳴りました。

石川が幸先よく自信Jリーグ初ゴールで狼煙を上げ、点取り屋として期待される谷口もきっちりと2得点。けれど、今節の隠れた立役者には、いずれもJデビュー戦だった、ワントップの高橋とGK内山を上げたいですね。

特に大卒ルーキー高橋は、体躯を活かした空中戦で競り勝ち、前からのチェイシングもさぼらずに続けた。谷口の2得点も、つぶれ役としての高橋あればこそでした。

初めてのリモートマッチでしたが、われわれはいつものアウェー戦観戦とあまり環境は変わらず、DAZNの画面で試合展開を注視していました。クラブで用意してくれたヤマハの「応援ボタン」で応援するシステムも、すいません使う余裕がありませんでした(笑)。関東のサポーターを中心にZoomを使った新しいスタイルの応援もあったようです。

試合後、鹿児島の選手たちが誰もいないアウェーゴール裏に挨拶に行った姿は、胸が打たれました。弾幕もなにもない座席に向かって頭を下げる。彼らにはそこにサポーターの姿が見えたのでしょう。

熊本のサッカーは昨季と全くと言っていいほど変わりました。DFラインでボールを回して敵を誘い込むという時間は全くなかった。かと言って、以前の大木サッカーのような、ボールサイドに密集させるようなスタイルでもない。

どちらかというと、厳しいチェックからボールを奪い、縦に早く攻める小野監督のサッカーに近いものを感じます。岡田監督の日本代表時代に、共にスタッフとして支えた。そんなことも関係しているのでしょうか。

さて、次節はそんな岡田さんが作り上げたFC今治との初対戦。侮れないという前評判。「せっかく勝ちましたので、2試合目も勝ちたいと思います」(熊本蹴球通信)。大木監督は、この人らしいコメント(笑)。熊本は連勝を掛けて、アウェー戦に臨みます。

サッカーのある生活が戻ってきました。

15日、リーグから試合日程と対戦カードが発表されました。27日の開幕戦は、噂通りの鹿児島。当初は近場同士の対戦を組むという方針でしたから予想はされました。隣県チームとの九州ダービーになります。

ホームゲームですが、無観客試合です。いや、ペナルティ感のある「無観客試合」とは呼ばず、「リモートマッチ」と言うそうです。考えたなぁ・・・。

そして画面越しに応援するわれわれは、サポーターあらず「リモーター」。

無観客でもいいから早く試合が見たい。そう思っていたわれわれですが、ひとつだけ危惧がありました。それは、応援のチャントや声援、好プレーのたびごとの拍手などが、選手たちの後押しをすると信じるうえからすると、それらがないなかでの選手たちのモチベーションはいかがだろうかと。

その点、各クラブも知恵を絞っているようですが、わがクラブが出したアイデアは、「選手へ声を、魂を届けよう!『HIKARIプロジェクト』」。

試合前にゴール裏に集合した選手たちに贈られる「HIKARI」の合唱。このセレモニーの写真や動画をハッシュタグ『#ロアッソヒカリリモート』をつけて、Twitterに投稿してもらおうというもの。試合前日の26日正午まで募集して、集まった投稿を見せ、選手たちを鼓舞するという取り組みですね。われわれも試合前にハッシュタグをクリックして、開幕戦の高揚感を得たいと思います。

また、待ち望んだこの開幕戦は、「Hirata Presentsリモートマッチ」と銘打たれました。こんな状況の時こそ、スポンサー・ファン・クラブ・が三位一体となり、試合を盛り上げ、選手を鼓舞したいという、メインスポンサー平田機工の思いが込められているそうです。

さあ、いよいよ今週の土曜日、決戦はスタート。多くの“熊本リモーター”が、DAZNを起動し、同時に試合中はtwitterに“声援”を書き込みながら、感動を共有することでしょう。ワクワクが止まりません。

Jリーグは5月29日、臨時実行委員会を開き、延期していたJ3リーグ開幕を6月27日にすると決定しました。中断していたJ1は7月4日から、J2も6月27日から再開。しばらくは無観客で実施し、7月10日以降に状況を見極めて段階的に観客を入れるとしています。

これに先立つ5月25日、政府が緊急事態宣言を全面解除し、プロ野球は6月19日の開幕を決定していましたが、ようやくサッカー界にもトンネルの出口が見えてきました。

およそ4か月遅れの開幕。待ちましたねぇ。そして皆がよく我慢しました。

当面は移動距離を小さくするために、近隣のクラブ同士で対戦。日程や対戦カードは6月15日に発表されるそうです。
スケジュールを消化するためには週2試合の過密日程が避けられないでしょう。リーグはそれに対応するために、選手交代枠の拡大も検討中とか。なるほど。

それに対してロアッソは、「今季、経費節減のためアウェー戦の帯同人数を減らすことも考えていたが、織田GMは『(2位以内に入り)J2昇格を達成することが最優先。帯同メンバーを増やすことになるだろう』と見直す考え」(5月30日付・熊日)だそうです。

延期で幸いだったこともなくはありません。キャンプ中に故障した選手が、治して戻ってこれたこと。新監督の新たな戦術を、より全員に、より浸透させる時間ができたこと。等々・・・。

ちょっと驚いたのは、Jリーグ全選手に対して2週間に1度のペースでPCR検査を実施していく。その体制の見通しが立っているという発表です。“出口戦略”のなかで、しっかりとリーグとしての“警戒”も、プロスポーツとして一般社会よりさらに高いレベルで敷いている。そういうことに、しっかりコストを掛ける。村井満チェアマンの気の配り様だと思いました。

この未曾有の厄災のなかで、村井チェアマンの対応の素早さ、賢明さを、われわれは高く評価しています。わがリーグのリーダーが、この人で良かったと。

そしてチェアマンといえば、このコロナ禍でまだ出口が見えていない5月15日、Jリーグ発足27周年にあたり語った言葉が胸に刺さりました。

「手を使わずにプレーするサッカーはミスがつきもの。味方のゴールに蹴り込んでしまうことさえある。誰も望まず、予想もしない困難に直面しても、選手は折れた心を立て直してプレーする。コロナ禍に見舞われた現在の状況と同じだ」(5月15日付・熊日)。

「試合が遠ざかり、もうスタジアムに戻らない方もいるのでは、という強烈な恐怖心がある。サッカーより生活を優先しなければならない方もいるだろう。そんな状況で足を運んでくれる一人一人を、Jリーグは忘れない。恩返しのために全力のプレーを約束する。これは再開前に全選手に伝えたい。その日まで、私は全力を尽くす」(同)。

開幕日は決まったものの、予断は許しません。現に北海道を始め、北九州など第2派と思われる感染者数の動きがある。

このまま予定通り開幕を迎え、そして無観客ではあるけれども、DAZNで、しっかりとわがチームの躍動する姿が見たい。サッカーが見たい。

心配しながら。それでもワクワク。待ち遠しい時間です。

2020.05.13 活動再開。
熊本県が新型コロナウイルスの感染防止対策徹底を条件に県民総合運動公園の利用再開を決めたため、ロアッソは11日から練習を再開しました。

ただし、練習前の選手の検温を実施。クラブハウスの利用も制限。もちろんファン・サポーターの見学も引き続き禁止です。

選手たちには休止中も最低60分のランニングが日課として課せられていたそうで、この日約1か月ぶりとなった全体練習でも、大木監督は「途中で動きが止まる選手はおらず、非常に良かった」(12日付・熊日)と評価したそうです。

感染者の全国的な減少傾向を受けて、各県でも緩和措置が取られ始め、熊本だけでなく鹿児島や鳥取、秋田や福島なども活動(練習)を再開しています。

一方、リーグ全体の再開日程はいまだ見通せない状況に変わりはないのですが、11日村井チェアマンは、「日本ではまだ緊急事態宣言が延長されている。(野球やサッカーの)開催の日時を決めることはやはり難しい」(日刊スポーツ)としながらも、同時に「『7月再開をメドに準備を進めてほしい』との要望を各クラブに伝えた」()とあります。

『次のステップは21日の政府見解、22日の(新型コロナウイルス対策)連絡会議が1つのポイントになる』(同)との見解を示したそうですが、「試合会場を3ゾーンに区切って人数制限をする方法やロッカー室の密度軽減、ベンチでのマスク着用など、リーグ再開へ動きだした各国を参考に、専門家の助言を仰いで完成させていく考え。再開に向けた選手の検査態勢も、検査法を含めて協議を重ねる」(同)とありますので、まだまだ慎重な検討を進めている段階のようです。

感染者がこのままゼロになってくれるのに越したことはありませんが、特効薬とワクチンがいまだない状況下では、このウイルスとの付き合いは長引くことになるでしょう。油断するとまた再燃するというのは、諸外国でも例があるようで。まだまだ用心です。

ただ、諸状況を見ながらではありますが、Jリーグも“出口”を探すフェーズになってきているのは間違いないようですから、期待したい。

もう一方で心配なのは、クラブの財政面です。

4月の24日に定時株主総会が開かれ、19年シーズンの決算は7期連続の黒字だったことが発表されましたが、ただでさえリーグからの配分金が約9600万円も減額される今期、クラブは392万円の当期純利益を見込んでいるものの、中止が長引けば試合数削減の可能性もあり、入場料収入が減少した場合などを考えると、さらに厳しい経営が求められます。「永田社長は『とにかく会社を残すことが大事』と、あらゆる手を尽くす覚悟だ」と書かれていました(4月25日付・熊日)。

そんな中、久しぶりの全体練習で汗を流した岡本主将は「サッカーができることに幸せを感じた」「開幕したときに良いプレーを見せられるよう、コンディションを上げていきたい」(熊日・同)と語っていて、ファンとしても嬉しくなります。

予断は許しませんが、「ホームチームを応援することに幸せを感じた」。われわれも早くそう実感したいものです。