FC2ブログ
明けましておめでとうございます。今年も熊本のホームチームを応援する拙い文章を綴ってまいりますので、よろしくお付き合いください。

さて18日、クラブは2021年の新体制発表会見を、えがお健康スタジアムで行いました。今年の新戦力は以下の通り(このうち杉山選手はリモートでの会見。ターレス、レオ ケンタ両選手は欠席でしたが)。

佐藤優也選手(GK・ジェフユナイテッド千葉)
水野泰輔選手(MF・藤枝MYFC)
岩下 航選手(DF・熊本市出身・JFAアカデミー熊本宇城~前橋育英高校~桐蔭横浜大学)
坂本亘基選手(MF・熊本市出身・ロアッソ熊本ジュニアユース~ロアッソ熊本ユース~明治大学)
田代琉我選手(GK・神奈川県出身・日本大学藤沢高校~国士舘大学)
東出壮太選手(MF・三重県出身・三重県立津工業高校~北陸大学)
東野広太郎選手(DF・石川県出身・サンフレッチェ広島F.Cユース~立命館大学)
杉山直宏選手(MF・北九州市出身・アビスパ福岡U-15~大津高校~順天堂大学)
宮原愛輝選手(FW・山江村出身・ロアッソ熊本ジュニアユース~大津高校)
ターレス選手(DF・ブラジル・秀岳館高校)
レオ ケンタ選手(DF・ブラジル・秀岳館高校)

11人の選手が移籍または契約満了でチームを去り、新たに同数の選手が加入して、総勢27名で始動しますが、平均年齢はまた若返りました。

新加入選手のなかでわれわれの印象を述べると、GK佐藤はハイライン・ハイプレスで知られたエスナイデル監督時代に、大きな守備スペースを任されて、飛び出してはキックで敵の急襲を防いでいた印象が強い。足元もあるようなので、昨季全試合出場だった内山と、この佐藤とどちらがスタメンの地位を獲得するのか注目です。

水野とは何度も対戦していますが、守備的MFといいますが藤枝では2列目に配され、運動量も多く、うちで言う伊東のような働きをしていた印象があります。

その他の新卒組は未知数なのですが、年明けにatarimaeni CUP1回戦 桐蔭横浜大・順天堂大戦をYouTubeで観ました。岩下と杉山の対決だったので。ただ後半も途中から見始めたので、岩下は既に2枚のイエローで退場してました(笑)。一方、杉山は左SBで出場してましたが、ワンアシストで勝利に貢献しました。CKも含めキッカーを務めていましたが、あの「堀池監督も絶大な信頼寄せるキック精度」(ゲキサカ)だそうで、「自分の中でもストロングは左足と縦の仕掛け。ロアッソさんでは右の前をと言われています」と言うので、これは中原の後を継ぐタレントなのではないでしょうか。

編成の狙いを問われて織田GMは、「『上手くて、走れる、闘える』選手、そういう選手を揃える、そして育てる」(熊本蹴球通信)と答え、その方針に沿って「補強は、将来性のある若手が中心になりました。即戦力と目する大卒の選手、そして昨年に引き続き、将来性を期待する高卒選手を採用しました。そしてさらに、不足するポジションには経験のある選手をピンポイントで補強させてもらいました」と言います。

指揮をとる大木監督も、「全体的な印象は、やっぱり動ける選手が揃ったんじゃないかという気がします。もうひとつはユーティリティな選手が揃った」と印象を語る。

更にGMは、「昨年以上にチーム内のポジション争いが激化、あるいは活性化されて、非常に伸び代のあるチームになったのではないか」と言いますから、スタメンが固定的だった昨季でしたが、今季は次々にニューフェイスが出てくることを期待したいものです。

大木監督は、課題として残った守備の改善について問われると、フォーメーションの変更もありうることを示唆しました。「組み合わせで、組織と個人、両方からアプローチしていきたい」()と言います。

また、シーズン後半、相手に研究され対策してきたときに、それを上回れなかったというのは、われわれも指摘した課題でした。その際のBプランはあるのか?と問われた大木監督。「考えないわけではありませんけれども、頭からやるつもりはありません。最初からひとつの形をやって、その中で相手が対策してくる、それを上回るような状況を作っていく」(同)と答えました。まぁ、そりゃそうだろうと・・・。

どんなメンバーが先発になってくるのか興味が尽きないこの時期。昨年はギリギリ練習試合も見に行けたのですが、このコロナ禍のなか非公開が続くのでしょう。

今はただ春を待つ。3月14日アウェー今治戦と決まった開幕戦の確実な実施と、コロナの収束を願うばかりです。

今年最後のエントリーで、今シーズンを振り返りたいと思います。

まずは、世界中をいまだ災禍におとしいれている新型コロナウィルスについて触れざるを得ません。2020東京オリンピック・パラリンピックを延期に追いやり、わがJ3リーグも開幕直前で延期。3度に渡る延期延長判断のなか、4月には全国に緊急事態宣言が発出され、チームは活動休止にも追い込まれました。

ただ、この休止期間中の選手たちの自己管理、そして延期期間での大木新監督の戦術理解と連携の熟成は、およそ3か月半遅れて開幕したシーズンの“スタートダッシュ”に図らずも寄与したと言えます。

昨年末、大木新監督の就任に際しての「熊本蹴球通信」のインタビューに織田GMが、こう答えていました。
「自分たちでボールを大事にする、だけど攻めに行くというところ。今季、我々に足りなかったものを彼に託したいと思っているんです。ファイナルサードで勢いがなかったり、アイデアが足りなかったり、中盤ではボールが横にまわっても縦に入らないとか、そういう部分の改善に彼の力を借りたいと思いました」(熊本蹴球通信・2019シーズン総括/織田秀和ゼネラルマネージャー(後編))。

リーグからの配分金が降格1年目の経過措置1億2千万円から、今季は3千万円と大幅な減額になるなか、高年棒のベテラン選手たちを放出し、大卒4人、ユースからの昇格3人、同じJ3からの移籍が2人と、チームメンバーの若返りを図らざるを得ませんでしたが、岡本、伊東、黒木などのベテラン勢も随所に使いながら、織田GMが描いた“アクション”サッカーに変貌させることに成功したと思います。

特に移籍組の谷口と浅川が大当たり。谷口は最終的にリーグ得点王、浅川も出場時間数のなかでの得点数は驚くべき成績。2年目の中原も覚醒の働き。大卒1年目の高橋や河原もスタメンを確保し続けました。

ただ、秋田が開幕から無敗を続け首位を独走するなか、2位のポジションで前半戦を折り返すまではよかったのですが、その後、暗雲が広がり始めます。熊本の戦術に対する対策を、各チームが敷き始める。それを上回るチーム力の向上に至りません。自分たちでボールを保持する時間を長くすることも、守るうえでの利点ではありましたが、前半戦から見られた、“ぽっかり空いた時間”あるいはセットプレーで、“あっさりと”失点する欠点について、修正ができませんでした。

また、過密日程のなかでのスタメンの固定にも批判が上がりました。疲労を回復できないのではないか、と。スタメンを奪い取れる控え組が出てこなかったのか、チーム内での競争環境はどうだったのか。このあたりは、チームマネジメントとして疑問が残るところです。

前半戦の貯金で凌いでいましたが、昇格を争うライバルチームとの直接対決に、昨シーズンと同じように敗れると、3試合を残して昇格可能性圏からも脱落してしまいました。後半戦はわずか4勝という大失速で、終わってみれば勝ち点54の8位という成績は、昨季よりも見劣りする結果となり、ファンを落胆させました。

クラブは最終節の翌日、早速記者会見を行い、今期の収支が約3千万円の赤字になる見通しを明かしました。「Jリーグによると、今期は全56クラブのうち8割が赤字決算となり、4割が債務超過となる予測もある」(25日付・熊日)というなか、わがクラブには前期までの純資産が1億300万円あり、債務超過は免れるようです。

当初1億5千万円の赤字も予想していたというAC熊本。「スポンサー料の減額を求める企業が少なく、通年で販売するシーズンシート約1500席の解約も約2割にとどまった」(同)からとも言います。有り難い限りです。

留任が決まった大木監督の来シーズンについては、「技術、走力、闘争心のある選手をそろえ、各ポジションで競争を促したい」(22日付・熊日)と目標を掲げた織田GM。早速、大卒6人、高卒2人の加入を発表しています。

そんななか、中原の山形移籍が発表され、まだまだチーム編成は途上にあるだろうと思われる、例年になく“短いストーブリーグ”。出場機会を求めて有力な大卒選手もJ3チームに加入が目立ちますが、活躍すると2年でステップアップしていく(活躍しないと契約満了)。“育てて戦う”というコンセプトに舵を切ったわがクラブではありますが、このリーグでの選手編成、なかなか難しいものだと思わせました。

さて、返す返すも大変な環境で乗り越えた今シーズンのJリーグ。リモートゲームで開幕し、第3節からようやく入場が叶ったものの、声出し応援のできないなか、手拍子で応援してきたわれわれも皆さんにとっても、大変なシーズンでしたね。

まだまだコロナ感染の終息の見通しのたたないなか、仕事も私生活も精神的に窮屈な状態を強いられますが、皆さんもどうぞご自愛ください。来る年が、この禍から抜け出せる年になりますように願って、少し早いですが年末のご挨拶に代えさせていただきたいと思います。

どうかよいお年を。

【J3第34節】(Axis)
鳥取 2-1(前半1-0)熊本

<得点者>
[鳥]井上黎生人(43分)、フェルナンジーニョ(56分)
[熊]浅川隼人(65分)

観衆:973人
主審:藤田優


「今シーズンを象徴するような、自分たちのペースで進めながら失点するというゲームでした」(熊本蹴球通信)。試合後、キャプテン岡本は、そう振り返りました。2試合続けて快心のゲームで勝利しながら、われわれが望んだ有終の美は飾れませんでした。

折しも日本列島を襲った猛烈な寒波で、日本海側は記録的な積雪。アウェー鳥取の地も例外ではなく、ピッチ上の雪かきのために、キックオフの時間が2時間遅らせられた。これは、必ず最終節は全試合が同時刻で行われなければならないJリーグとしては、異例中の異例。数度に渡る雪かき作業はスタッフだけでは足りず、ボランティアが呼びかけられましたが、その中に現地に応援に行ったわが赤いサポーターも加わったというのは、誇らしいと同時に頭が下がります。

もうひとつのトピックスは、この試合がフェンルナンジーニョ選手の引退試合であることでした。ガンバ大阪を皮切りにJリーグの少なくない数のクラブで活躍した。鳥取戦では、わがチームも相当苦しめられました。

そしてこの引退ゲームで、そのフェルナンジーニョに花を持たせるような試合をしてしまいました。

202020鳥取

セカンドボールの回収にも上回り、ポゼッションを保ちながら優勢に試合を運んでいた熊本でしたが、なかなかゴールを割れない。このままスコアレスで折り返すかと思われた前半終了間際に、鳥取の右CK。フェルナンジーニョの放ったキックに、マークを振り切ったDF井上が頭で合わせて先制点にすると、後半も早々、GK田尻の自陣からのFK。そのロングキックに競った菅田がまず“かぶる”と、バウンドした次のボールに小笠原がまたかぶり、拾ったフェルナンジーニョにエリア内で打たれて追加点を献上。見せ場を与えます。

後半から選手を次々と投入した熊本でしたが、浅川が上げた1ゴールのみで、あえなく敗戦となりました。

今季を戦い終えて思うことは?と記者に問われた大木監督。「もっともっとやれたなと思いますね。守備もそうですし、攻撃もそうです。攻撃は点は取れたんですけれども、やっぱり裏腹に失点が多かったということですね。それから負けが続いた時に、なかなかそこをひっくり返すことができなかった」()と総括する。前々日の18日、来季も監督を続投することが、クラブから発表されていました。

その来季を問われていわく、「終わってすぐなんですけれど、もう少し厳しさというか、私自身がもっとやらなきゃいけないということをいちばん感じます」(同)と答えた。頼みます大木監督。J3に居続けるのはファンもサポーターも、そしてクラブの経営的にも辛い。

すでに終了していた他会場では、2つ目の昇格の椅子を争う長野と相模原の結果が注目されましたが、なんと長野がホームで岩手に敗れ、今治を退けた相模原の逆転昇格となりました。相模原ももちろんJ2初昇格。ファン・サポーターの皆さんおもでとう。そしてそれこそ“鼻差”での最終レースに加われなかったわれわれは羨ましいばかりです。

年の瀬も迫った頃にようやくシーズン終了。大変なシーズンでしたが、全リーグが100%試合を消化できたということは素晴らしい結果と思います。そして、わがクラブにおいては、観客も含めてコロナ感染者を一人も出すことなく終了できた。運営のスタッフの努力にも拍手を送りたい。

さて、これからは色々なニュースが際限なく発出される時期となります。われわれのエントリーのタイミングもなかなか難しくなるのですが、今シーズンの総括的な(感想にすぎませんが)ことも、いつか書きたいかと思います。お付き合いください。

12月13日(日)
【J3第33節】(えがおS)
熊本 3-0(前半1-0)讃岐

<得点者>
[熊]上村周平(11分)、谷口海斗(51分)、田村翔太(90分+1)

観衆:3,029人
主審:石丸秀平


20201213讃岐

展開としては終了間際の駄目押しの1点なのですが、これほどまでに感動したのは、山口武士が引退試合で富山相手にミドルシュートを決めたあの時以来ではないでしょうか。

試合前日に発表された契約満了者8名のなかに彼の名前もありました。2年間在籍した“タムショー”こと田村翔太。俊足が持ち味の攻撃的選手ですが、今季は怪我で出遅れた。シーズン中もベンチスタートが多かった。この日も後半途中から投入されると、「自分の特徴を出すことだけを考えて」(熊本蹴球通信)、攻撃に絡む。

2点先行する熊本は、試合終盤、なんだかお膳立てするように、田村にパスを集める。けれど、2度ほどあった決定機を外すと、ピッチを叩き、悔しそうに雄叫びを上げた。この1年の苦しみを表すように。

アディショナルタイムに入ってすぐ。讃岐のCKを防ぐと、そこからカウンター。樋口が大きく左にパスを送ると、谷口が折り返す。四中工の後輩からのパスを走り込んでトラップした田村が、GKの反応より早くゴールに流し込みました。

今度こそ“歓喜”の雄叫び。タッチラインに駆け寄ると、チームメートにもみくちゃにされる。ホームのファン・サポーターに最後に見せたゴール。“青の時代”からの熊本を知る感激屋の福田アナも、声を詰まらせて実況している。

試合は、開始早々から熊本のペースでした。讃岐を押し込み、ハーフコートゲームの様相。11分に、左サイド谷口からのグラウンダークロスを中央で受けた高橋。右からボックスに侵入する岡本を使わず、DFを背負いながら右足アウトでちょこんと出した。それを上村が狙いすましてシュートすると、ゴール右隅に突き刺さり先制点。

落ち着いて試合運びをする熊本は、51分、河原がループ気味にDFの裏に出すと、谷口が飛び出す。オフサイドはない。一旦はGKがはじきますが、それをブロックしてなおもねじ込み、追加点とします。得点ランキング単独首位をひた走る。

そして、冒頭の駄目押し点。最後、讃岐に押し込まれるシーンもありましたが、内山のシュートストップで2試合連続のクリーンシート。連勝を飾りました。

終盤に2連勝して、勝てていなかった時期と何が違ったか、と記者に問われた上村が言う。「何が違ったかは分からないですけど、大木さんが毎試合、戦術の話をするんですけど、前節の富山戦の試合前のミーティングの時、その後に、もう戦術どうこうじゃなくて、最終的に大事なのは気持ちの部分だというふうに、感情をこみ上げながら言ってくれたことがあって。本当に、試合の結果を見れば、最終的なところはそこなのかなと思います」()。戦術家が持つ、モチベーターとしての別の顔を見た思いがします。

野村政孝、坂本広大、相澤祥太、衛藤幹弥、山本海人、小谷祐喜、鈴木翔登。田村と同時に発表された契約満了者たち。まだまだ、どこかで続けて彼らのプレーを見たい。

「昨日、満了のリリースが出ている中でメンバーに入れていること自体が幸せですし、試合に出してもらえたことも監督に感謝したい」(同)と田村が言う。「試合に出たら結果を残さないと、メンバーに入れない選手に対しても失礼なので、残りの1週間、1日1日を大切にしながら、いい準備をしていきたい」と。

次節、2020シーズン最終戦は、鳥取とのアウェー戦。有終の美を飾りましょう。

12月9日(水)
【J3第32節】(えがおS)
熊本 1-0(前半0-0)富山

<得点者>
[熊]谷口海斗(60分)

観衆:1,067人
主審:上田隆生

声は出せないものの、久しぶりに勝利の凱歌「カモンロッソ!」をファン・サポーターたちが選手たちと分かち合うことができました。

7試合勝利から見放されている熊本に対して、富山は4連勝で6位まで上がってきた。勢いという面では全く逆な相手。その勢いからか、前半これまでとは違うゲームの様相を見せました。

20201209富山

富山が開始早々、右サイドからニアの武が繋いで中央の平松がフリーで打つ。これは枠の上でしたが、肝を冷やす。

17分頃にも、右サイドを走る武へのスルーパス。一度切り返してDFを交わして打ったシュートはGK内山が右手一本で防ぎ、続くCKからこぼれたボールをニアの平松が反転してシュートも内山がクリア。

かなり相手に支配された展開でしたが、その後はDFがシュートコースを切って内山が収め、なんとか10本のシュートを防ぎきります。

一転、後半になるとパスの縦へのベクトルが強くなった熊本。前からのプレス、中盤での球際も強くなると、富山がうまく運べなくなる。熊本の守備に遅らせられると、マイボールにもできなくなる。

60分、右のタッチぎりぎりに立つ中原にパスが渡ると、内側を追い越した黒木がえぐる。ニアに高橋。谷口もニアにDFを連れ出すと、少しバックステップしてはがしたところにドンピシャのクロス。谷口が自身17点目となるゴールを頭で押し込みます。理想的な得点の形でした。

メンタルとは恐ろしいものですね。おそらく開き直ってこの試合に臨んだ熊本に対して、ここまでようやく順位を上げて昇格戦線に残りたい富山は、2点取らねばならないという焦りが見ていて伝わります。

すぐに武に代えて大野を投入するも、アーリークロスに飛び込むのは一人。あるいは焦った淡泊なシュート。そうなると熊本の短いパス交換で奪えないで更にイラつき、ファールを招く。

1点では心もとない熊本も、浅川を交代で入れますが、決定機は阻止される。前々節、C大阪U23相手に後半のアディショナルタイムで2点入れて逆転劇を演じている富山だけに、また、前節終了間際に同点に追いつかれたわがチームだけに、最後まで何があるかわからないファン心理。

終盤続いた富山のロングスロー。弱点のセットプレーが続くが、こぼれたボールを必死のクリア。シュートも身を挺して全員でブロック。

4分のアディショナルタイム。富山の波状攻撃のなかボックス内で打たれたボレー。瞬間、脳裏に嫌な思い出が浮かびましたが、内山が片手でファインセーブ。勝利の笛が主審から吹かれ安堵しました。

首を垂れる富山の選手たち。熊本の選手たちにも歓喜の表情はない。同時刻、2位の長野が勝ち点を積んで、残り2節わがチームが勝利しても追いつけないことが知らされたからでしょう。

秋田と引き分けた鳥取以外、上位陣はいずれも勝利し勝ち点3を積んだ。しかし、昇格圏2位争いは、勝ち点58の長野、57の相模原、55の岐阜の3チームに実質絞られるのではないでしょうか。そして次節はその長野が岐阜と、相模原は秋田と対戦。

当該のサポーターたちはドキドキでしょうねぇ。いつぞや「鼻先でもいいので昇格圏ラインに先にゴールしたい」と書いたわれわれからすれば、そんな痺れる状況に身をおけるのも羨ましい限り。

一馬身以上離されたわがチームの目下の目標は、今日のような試合を続け、自信を取り戻して終わりたい。というところではないでしょうか。次節は讃岐戦。今季のホーム最終戦になります。