JFL後期第14節 11月11日(日)13:00 沖縄県総合運動公園陸上競技場
FC琉球 0-4 ロッソ熊本
得点者 前半25分 小森田(ロッソ熊本)
    前半43分 矢野(ロッソ熊本)
    後半22分 高橋(ロッソ熊本)
    後半33分 山内(ロッソ熊本 ※サカくまの公式記録は山内に!)

何かの因縁でしょうか。九州リーグから同時にJFLに上がり、良きライバルとして戦ってきた琉球に勝ち(対象チームが負け、引き分けたことで)、3位以内が確定。昇格条件だった4位以内をクリアしました。

Jへ昇格です。

でもまだ、実感がありません。
夢を手にしたけれど、何か夢を見ているような。
(ひとりで、小さくガッツポーズはしてみましたが)
アウェーでの速報観戦だったからなのか。予想していた喜びというより、しみじみとした安心感というようなものを感じています。

正直に言うと、こんな日が、こんなに早く来るなんて。
そして「サカくま」にこんなことを書ける日がくるとは。
思ってもいませんでした。ごめんなさい。

この「サカくま」、7年前、NTT西日本熊本FCのJFL昇格を機に「いつの日か、Jのホームチームを」という夢を掲げて開設しました。しかし、チームはその後、様々な経緯をたどり、その“苦闘”を目の当たりにし、われわれの気持ちのなかでは、「J」はいつしか本当に夢の世界のことになっていました。

しかし、今、現実に、われわれのホームチームはその夢の舞台に立つことになりました。

今日は、小賢しいコメントや分析をする気にはなりません。
今の気持ちを誰かと分かち合いたいし、何より、われわれが今この場に居られることの”感謝”の気持ちを伝えることのほうが大事だと思うので。

それは、
九州リーグ降格が決まった町田・国士舘戦。悔しさに号泣したサポーターたちに。
そして、それでも、明日なき日々を、無心に戦い続けた選手、監督、スタッフに。
それを支え続け、自腹を切り、家族を、仕事をかえりみず働いた関係者の方々に。
NTTのリストラにより志半ばにして転勤でチームを去った選手たちに。
毎試合、ピッチの傍らで、選手を見守った家族の方々に。
「熊本にJリーグチームを」の夢に共感しロッソの立ち上げに奔走してくれた人たちに。
あるいは、ロッソに立場を奪われたと激怒した人たちに。
新しいチームを応援し始めた人たちに。
遠い九州、見知らぬ街に自らの人生の活路を求めてやってきた若い選手たちに。
何の実績もない熊本の地域リーグのチームに来てくれた監督に、コーチに。
休みもなく激務をこなし、チームを支えてくれたマネーシャー、スタッフに。
波間を漂う小船のようなロッソの舵をしっかりと守ってくれたフロントの方々に。
発足間もない時からロッソを支援してくれたスポンサー企業の方々に。
ただ黙々と支えてくれたボランティアスタッフの方々に。
われらがロッソを迎え入れてくれたJリーグの関係者の方々に。

そして、”夢”だけで繋がっているたくさんの人たちの応援に。
心からの感謝を表したい思います。


さて。せっかくかなった“夢”です。
われわれとしては、Jリーグ理事会で正式決定の日まで、もう少し、その余韻に浸りたいと思います。(気の早い向きは、すでに昇格後のことを取り沙汰されているようですが…)しばらくは、これまでの経過をたどり、振り返ってみたいと思います。ここまでたどり着いたことの意味や、重さをわれわれなりに再確認してみることも無駄じゃないと思うからです。

最後に、今日の琉球。濱田照夫、鎌田安啓の名前がしっかりとありましたね。濱田選手は今期で琉球を退団し、熊本で指導者として再スタートするということらしいです。厳しいけれど新たなチャレンジ。また違った形で応援したいですね。


とにかく今日は、
感謝の拍手をこのJ昇格に関わった全ての人たちに!
3月25日(日)13:00KKウィング
ロッソ熊本6-0FC琉球
得点者4分高橋(熊本)、6分高橋(熊本)、39分高橋(熊本)、49分小森田(熊本)、53分北川(熊本)、83分小林(熊本)

大勝。快勝。一気に首位奪取です。
第1節、第2節と薄氷のなか勝利を納めたロッソ。今節、中盤の修正が予想されましたが、ボランチに喜名を先発起用。この沖縄が産んだ初のJリーガーが故郷チーム相手に大奮闘。攻守に激しく動きまわり、小森田とのコンビネーションもかみ合って起点になります。高い位置でのディフェンス、奪ってからの組み立て。ようやく4-4-2のボランチらしい動きを見ました。なにより2人して90分走り切れることを証明してくれたことが最大の収穫でした。
対する琉球は、右サイドバックにおなじみ濱田、左サイドバックには佐藤という大津高同級生コンビ。しかしロッソの左サイド関、右サイド熊谷が、高い位置取りで、この2人に仕事をさせません。特に今日の関は、シャドーストライカー。高橋と何度もポジションチェンジし、敵DFを翻弄します。中央でDFを背にボールを収める北川、流動的に動き回る高橋と関、右サイドの熊谷を含め、ルーズボールを奪い、サイドチェンジやスルーパスから幾度もDFラインを抜け出しチャンスを作りました。今日はエース高橋デー。前半だけでハットトリックを達成。
後半早々、琉球の攻勢。佐藤をボランチに上げてポゼッションを上げようとしましたが、ここでも小森田、喜名が頑張り奪い返します。有村に代わって入った左SB森川も積極的に前線をうかがうため、浜ちゃんは防戦一方に。
CKから抜けてきたボールをファーサイドの小森田が押し込んで4点目。北川がGKに倒されて得たPKを自ら豪快に決めて5点目。琉球も小野弟などを投入し打開策を図りますが、北川に代えて小林陽介、熊谷に代えて吉井を入れたロッソは、決して守りを固めるわけではなく、関を1列目の右にチェンジさせ、まるで3ボランチ、3トップの布陣。最後はこのトップ3人がからみ小林が押し込んで6点目。FW3人がそれぞれ得点し、ロッソ大量得点の完封勝利となりました。

課題の組織的プレスが完全に改善されたかといえば、首を縦に振るのは難しいかも知れません。DFのミスも相手のシュートの精度のなさに助けられたし、もっと無心に走ってくる相手に対して、どう対処するのか、今後も慢心は許されません。琉球は元々相性の悪くない相手ですが、更に玉際もプレスも弱くなった感じがしました。元Hondaの吉澤監督が目指すサッカーには、まだまだ時間が掛かるのかと。