10月20日(土)13:00 KKウィング
ロッソ熊本1-1ホンダFC
得点者 前半11分 上村(ロッソ熊本)、後半15分 土屋(ホンダFC)

今回のゲームは熊日の“仕掛け”での熊本サッカーフェスタとして賑やかに行われました。入場者数は6365人。この時期の土曜日(キッズ、ジュニアともにサッカーのスケジュールが満杯状態)ということでは、この人数はかなりのものではなかったのかなと。また、それにいつもとはちょっと違う客層も見受けられて、こういった盛り上げを積み重ねていくことで、少しづつベース(基礎票)が積みあがっていくんだなと実感しました。

先週、札幌で同業者の会合があり、宿舎で同部屋になったY氏。3月まで徳島ボルティスのGMを勤めていた(支援企業からの出向)人でした。色々と面白い裏話しもありましたが、ロッソに関しての評価を聞くと、単純だけど「“有料入場者”数が多いこと」とのこと。有料にこだわるロッソの運営方針はすでに業界内にも伝わっておりました。
スタメン
13 町田 11 高橋
31 西森28 吉井
33 小森田8 喜名
23 有村15 市村
19 上村16 矢野
 21 小林弘 
さて、試合は前半11分、FKから上村がアタマで決めてロッソが先制。しかし、結果的にはこれが前半、唯一といってもいいチャンス。試合は最初からホンダのペース。ロッソは完全に受けに回って、ホンダの早いパスワークに翻弄される時間帯が続きます。そして、先制後もその流れは変わりませんでした。しかし30分を過ぎたころから、徐々に読みベースの守りが機能しはじめ、守備的ながらも互角のせめぎあい、といった様相になって前半を終えます。ただ、吉井の前半途中、怪我での交代は、後半のベンチワークに大きな制約をもたらしたことは間違いありません。

後半も出だしからホンダが主導権をとり、15分ついに同点ゴールを奪われます。ホンダの攻勢はさらに勢いを増し、これに対しロッソは後半17分、町田に変えて山口を投入。小森田をやや上げたシフトへ。中盤の底を固めてとにかく、この時間帯を凌ごう。そんな監督の意図でしょう。それに応えて山口。試合の流れを押し戻そうと懸命に体を張ります。さらに後半26分、疲れの見える小森田に代えて山内。これも、前線でのスピード、運動量を期待した交代。もちろん期待に応えて、左サイドで幾度もチャンスをつくります。
ただ、今日のホンダは強かった。感覚的には全盛期の8割くらい強かった。終盤、足の止まったロッソはホンダのスピードに全くついていけず、何度も決定的な場面を作られますが、上村を中心にした最終ラインの踏ん張りと、かなりの部分、“神様”のおかげで何とか引き分けに持ち込むことができました。

ホンダの2割の減点はフィニッシュの精度。ややお粗末で、大いに助けてもらった感じでした。 さて、試合の全体的な印象として、先週の佐川戦とも共通しているんですが、サッカーのスタイルというかチームとしての“一体感”に欠けると言うべきか・・・。今日の相手もボールを中盤でしっかり収め、預け、ダイレクトでさばき、スペースに走りこむ。もちろん、このスピードと精度が現代サッカーの各チーム力を示すものなんですが、どうも、最近のロッソ、選手同士が孤立しているというのか、お互いの力を生かしあっていないというのか・・・。

もうひとつ。喜名、小森田の両ボランチ(さらに言えば吉井も)のパフォーマンスにやや問題が生じているのではないかと。松岡、西森の両サイドで詰め寄られてボールを前に運べない現象。これもこのあたりに遠因があるのではと。
さらには高橋へのマークは厳しさを増し、孤立気味。これを打開する方策も見出しえていないように思います。

今回は、当たり負け。走り負け。チームとしてのコンディション、バイオリズムが両極端にあるような印象というところでしょうか。そんななかで、よく引き分けた。とにかく昇格への勝ち点レース。価値有る勝ち点1と思います。先週から全く噛み合っていなかった歯車が、これを契機に少しでも噛み合ってくれればいいのですが。ジェフ、刈谷、琉球、水島、TDK、印刷。いよいよ残りは6試合。
6月10日(日)13:00 Honda都田サッカー場
HondaFC 2-4 ロッソ熊本

得点者
前半 9分 小森田(ロッソ熊本)
前半25分 新田(HondaFC
前半35分 新田(HondaFC
後半15分 市村(ロッソ熊本)
後半31分 小林陽介(ロッソ熊本)
後半34分 小林陽介(ロッソ熊本)


Hondaに勝った!

本日のアウェイは観戦していませんので試合内容は何とも言えませんが、今日はまずもってこの結果に大満足させてもらいます。
今でも決して忘れられません。2001年5月6日、第3回JFL前期7節、本田技研 対 アルエット熊本。場所は同じ本田技研都田サッカー場。結果は0-8。シュート数は3対26。これほどの敗戦はなかなか記憶にありません。始めて昇格したJFLの本当の怖さを教えられた一戦でした(最近では2006年の佐川東京8-0流通経済大。あるいは2004年の大塚11-0デンソーなどもありますが・・・)。
また、この年の後期も水前寺で1-2の敗戦。さらに2002年はワールドカップ開催にともなう変則日程で、対戦は水前寺での1度だけ。これも0-1で敗戦。ちなみに、このとき決勝ゴールを決めたのは、今日も途中出場した吉村和紘(熊本農業高校→福岡大学)。さらにロッソも昨シーズン、2度の対戦でいずれも1-2で敗れています。今シーズンは現在9位といまひとつ低迷していますが、”Hondaに勝ちたい”、これはわれわれにとって特別なハードルでした。またそれだけレスペクトしている相手でもありました。
池谷監督もこんなコメントを出しています「地元・浜松で慣れ親しんだグラウンドで”憧れ”のチームに勝てたことは素直にうれしい。」

そしてもうひとつ。NHKのニュース映像で見ました。3点目、4点目を”決めた”小林陽介。3点目はヘディングというよりも、とにかく体で押し込んだ。4点目は足を伸ばしに伸ばして”かすって”よく届いた。泥臭い。でも大好きです。どちらもFWとしての”執念”が丸いボール乗り移ったような得点シーンでした。
昨シーズン、横河武蔵野でリーグ2位の23得点という実績を持って移籍してきた小林。第3節琉球戦で途中出場から初得点。6節鳥取戦でようやく初先発するが、なかなか得点には結びつかず、10節栃木戦での1点のみ。13節YKK戦からは先発を外れ、前節佐川急便戦では出場機会がありませんでした。
町田の復帰で、FWは4枚のなかでの非常にレベルの高いポジション争いということになっています。チーム力としては歓迎すべき状況です。しかし、執念とも思える今日の2得点、ある意味でチームにとって”歴史的な”2得点も、次節の先発を保障するものでは決してないという厳しい現実。それを一番感じているのは小林本人ではないでしょうか。

さて、いわゆる”上位”、”強豪”といわれた7チームとの連戦を5勝1敗1分で勝ち点16を上積みして、現在34。しかしここでホッとしているわけにはいかなくなりました。これからの2連戦の相手…今日も三菱水島は栃木に勝ち、TDKは横河武蔵野と引き分けて7戦負けなし。いずれも調子を上げている不気味な相手です。最終的な目標勝ち点を75(昨年2位の佐川東京)とすると、前期残り2試合、とにかく全力で勝ちに行かなければならなりません。
これをひとつの通過点として、気を引き締めていきたいものです。