FC2ブログ
8月5日(日)
【J2第27節】(えがおS)
熊本 0-1(前半0-1)金沢
<得点者>
[金]加藤大樹(17分)
<警告>
[熊]村上巧(64分)
[金]作田裕次(90分+1)
観衆:3,894人
主審:岡宏道


20180805金沢

負けました。金沢・柳下監督の術中にはまってしまったゲームのような気がしました。久しぶりに無得点。

安と皆川には、厳しく4バックで当たりに行き、アンカーの上村には2トップのうちの清原を下げて自由を奪った。ダブルチームでの激しいプレッシングで、MFは前を向けず後ろに下げると、DFラインからの長いパスは跳ね返されてセカンドボールを敵に回収される。

開始10分頃までの危ないシーンを、この日先発したGK畑の活躍もあって、なんとか凌ぎます。

すると16分頃、大きなサイドチェンジのボールがようやく右サイドの田中に通ると、クロスは左サイドから駆け上がった黒木がシュート。惜しくもGKに阻まれますが、そのクリアを敵陣の深い位置でスローインしなおす場面でした。

左サイド奥でパス交換して作ろうとしていたバックパスを奪われ、金沢が一気にカウンター。俊足のドリブルに付いていけずクロスを入れられると、追走してきた加藤にニアサイド、頭で押し込まれてしまいました。

それまで自陣に押し込まれていて、ようやく攻勢を得たところでの手痛いミスから、カウンター一発での失点でした。

こうなると金沢は攻め急がない。ボールを大事にされると奪えない。がっちり守りを固められると崩せなくなります。
後半早々「あれ?」と思ったのは、安と巻との交代でした。安はそれまで何度も、なんとか状況を打開しようと、ボールを受けると反転を試みるシーンがあったにも関わらず。
その真意を試合後問われた渋谷監督は、「柄俊がどういうプレーをしていたかというのは、皆さんが分析してくれればいいんじゃないかと思います」(熊本蹴球通信)と言う。
指揮官としては、トップ下にスペースがあって、そこでボールを収める役回りが欲しかったようで。確かに安が反転してゴールに向かっても、味方はまだ上がってこれていない。安が一騎、強引に打つ状況しか考えられないかも知れません。難しいですが、監督はそう判断したようです。

プレスでハメて、カウンターで仕留めた金沢。互いにミスがあるが、球際のところでは金沢に上回られた。それは間違いありません。

これで12戦勝ち無し。降格圏から這い上がれない。

けれど、選手たちが挨拶に来たゴール裏は、ヤジやブーイングをかき消すようにチャントを歌い始めた。メインスタンドに選手たちが歩みを進めると、メインのサポーターまでもが呼応するように歌い始めた。それが心に沁みました。

きっと這い上がれる。このサポーターと一緒に這い上がろう。


6月23日(土)
【J2第20節】(石川西部)
金沢 0-0(前半0-0)熊本
<警告>
[金]藤村慶太(43分)
[熊]片山奨典(51分)
観衆:4,290人
主審:榎本一慶


20180623金沢

アウェー金沢戦。前半は決定機もありましたが決めきれず。後半、エース佐藤洸一を投入した金沢に防戦一方の熊本でしたが、こちらはGK佐藤昭大の好セーブの連発でなんとか無失点。スコアレスドローで勝ち点1を得ました。順位はそのまま18位。

11月11日(土)
【J2第41節】(えがおS)
熊本 1-4(前半0-0)金沢
<得点者>
[熊]巻誠一郎(90分+1)
[金]宮崎幾笑(65分)、沼田圭悟(72分)、佐藤洸一(83分)、山崎雅人(87分)
<警告>
[熊]グスタボ(77分)、嶋田慎太郎(89分)
[金]垣田裕暉(70分)
観衆:9,584人
主審:上村篤史


20171111金沢

どうしてこうも大一番に弱いのでしょうかわが軍は。なんで、どうして厳しい状況に自ら持っていってしまうのか。

金沢に4失点して得失点差で山口と同じにし、翌日その山口が町田に1-0で勝利したことによって勝ち点で並ばれ、得失点差1で自動降格圏内21位に落ちてしまいました。

「受け入れがたい結果になってしまった」(熊本蹴球通信)と、試合後の会見で池谷監督は言う。いや、それはファンやサポーターが言うべき台詞であって・・・。

「前半はかなりいい形で進められ」(同)たことは確かでした。右WBで先発した田中が緩急をつけたドリブルで相手を交わして持ち上がる。グラウンダーで入れたクロスを安がスルー。嶋田からもらい直してのシュート。しかしブロックされる。その後も自陣からのリスタートに左サイド黒木が奥まで走り込んでクロス。中山がPA内で粘って戻したところに嶋田が走り込んでのミドルは枠の上。

しかし「前半に1点取りきれなかった」(同)。

「熊本の選手たちのミスによって随分助けられている」()と言ったのは敵将・柳下監督。「後半は向こうも修正してくるだろうから前半のことは忘れて」(同)と池谷監督も警戒していたようですが、「いくつかのスペースがあるので、そこを使いながら」(DAZN)という柳下監督の狙いには対応できませんでした。

サイドハーフの選手が中に絞ってDFラインとボランチの間を使うと、SBの選手に上がられて3バックの間も開けられる。金沢得意のカウンターを一番警戒していた指揮官でしたが、圧力を持った攻勢にさらされての4失点。「それが決まるか」というシュートもありましたが、熊本側の足が止まったのも、最後のところの“緩慢さ”もあってのことでした。

愚痴ばかりになるので、もう多くを語りません。先日引退を発表した岡本が後半途中出場して、彼らしさ溢れる気の利いたスペース取り、パスを送りますが、ホーム最終戦を勝利で飾れませんでした。最後に巻が意地の1点を決めてくれたのが、なによりの救いか。

薄氷は割れて冷水のなかに落ちてしまいました。しかしまだ終わったわけではない。他力本願ではありますが、まだ這い上がれるチャンスはある。われわれは、目の前の相手を倒すだけ。最終節はただそれだけです。

2017.04.25 連勝。金沢戦
4月23日(日)
【J2第9節】(石川西部)
金沢 0-2(前半0-0)熊本
<得点者>
[熊]グスタボ(70分)、嶋田慎太郎(87分)
<警告>
[熊]片山奨典(57分)
観衆:3,322人
主審:井上知大


「最初に風上を取ろうと話していたが、コイントスで取れなかったので前半は耐える展開になると予想していた。その前半を耐えられたことが勝利につながった」(熊日・GK佐藤談)。

一番後ろから見ていた、佐藤の冷静なコメントがこの日の試合内容を端的に表しているようで。それにしても、色々と難しいことの多かったこの試合を、よく勝利しました。

もちろん佐藤が言うように風下になった前半の難しさもあった。その風に乗じて金沢は前節の敗戦を挽回すべく、これまでホームでは無敗という自信をベースに出だしから勢いよく押し込んでくる。

一方の熊本は、前節”特別な日”の勝利で4連敗を止めた。しかし、これがひと仕事を終えた”達成感”になって、どことなくひと安心になってしまっていないか。そんな事情もあり、快勝のあとの指揮官の手綱さばきも、難しいものがあったと思うのです。

システムは互いに4-4-2。完全にミラーゲームですが、マンツーマンディフェンスを敷く金沢の方が、やり易さを感じていたでしょう。熊本の2トップは、前節初得点をあげたグスタボ。それに平繁。

20170423金沢

今節、日曜日最後の時間帯の試合であり、終了した他会場の結果を加味すると、金沢は20位、熊本は19位という対戦。互いに2勝2分4敗。今季から経験豊富な柳下監督が率いている。負けた方が20位に確定する。

セカンドボールを拾い、金沢のプレスをうまく剥いでボールを進める。それが清川・熊本の狙いでしたが、金沢の球際の強さに後手を踏む。セカンドは金沢に収まり、ボールを動かしてゴール前に運ぶ。熊本も村上のミドルや、嶋田のバー直撃のシュートなど惜しい場面を作りますが、やや防戦の雰囲気。

そして、この日のDAZNの中継。実況のアナウンサーや解説の佐藤悠介氏が、金沢の出来を誉めるに誉める。けれど、ホームとはいえ「これぐらいのプレーで、ここまで”手放し”で誉めるかなぁ」という違和感。そして、この二人がホーム金沢を誉めれば誉めるほど、何故か「勝機があるな」と思えてくるのでした。記憶は確かではありませんが、いつか栃木に勝ったときも、こんなちょっと偏った解説があったあとだったような気がして・・・。

そういう意味では、落ち着いて見ていたかも知れませんね。金沢がボール支配率は上回っていましたが、コースは切れて、枠は外れていた。唯一ヒヤリとしたのは前半終了間際、金沢が左サイドを抜けて入れたクロス。ニアでFW佐藤が角度を変えた。中央に走り込んだ大槻のタイミングはドンピシャ。しかしシュートは片山がブロックしました。

そんな前半を評して、柳下監督は「悪くはないけど、難しいゲームになると思う」と言って控え室に去る(DAZN)。試合展開の”臭い”を感じていたようです。

後半風上に立った熊本が押し込む。バックパスに球際厳しく金沢が行く。よくセカンドを拾って作り直している。

金沢のFW中美をべた褒めの解説・佐藤氏。「あとは得点だけ」。しかし柳下監督が、その中美を下げて山崎を入れると「中美はまだ出来た感じがしましたけどね」と。かみ合わない…。

熊本は平繁に代えて巻。このシーズン、巻の役割が際立っているような気がします。ターゲットとして前線に張るだけではない。中盤に落ちてきて、敵のCBやボランチを引き寄せ、潰れ役になってボールを繋ぐ。そしてそれがチャンスに繋がる。

先制点はカウンター攻撃でした。自陣深くから村上が出すと、巻がヘッドで繋ぐ。一旦金沢のDFにカットされますが、このバックパスにグスタボが追いつく。奪ってドリブルで運ぶと背走するのは廣井。グスタボはPAに侵入するや否や意表を突いて左足トゥキックのシュート。これが廣井の股を抜いて、ゴールニアサイドに突き刺さります。我慢に我慢を重ね、ワンチャンスをものにした先制点でした。

前節に続き連続得点で、その能力を見せ付けたグスタボでしたが、この1週間の練習では”心配”もありました。水曜日の練習では清川監督からの説教をくらいます。「気が緩んでいて、あまりによくなかったので練習を止めさせた。そのまま帰らそうかと思ったくらい。(トレーニング中の通訳を兼ねる)フィジカルコーチを通じて説教した」(くまにちコム・がんばれロアッソ熊本!)。
調子に乗ればどこまでも乗る。乗らない場合との波の激しいブラジル人気質。ここでも、ちょっと難しいマネジメントを清川監督がやっていたことがわかります。その結果が、この日の連続ゴールなのだと。

セカンドボールが熊本に収まり始める。それまで勢いのあった金沢がなんだかモタモタしてきた。熊本は黒木のところに小谷を入れた。怪我から復帰してきた小谷でしたが、右SBはぶっつけ本番。しかし、この起用に応えるように要所で金沢の攻撃の芽を摘む。非常に効いている。

この1点をなんとか守りきりたい。そう思っていた終了間際の87分。中盤で奪って嶋田がはたくようにグスタボへ渡す。グスタボは縦にドリブル。金沢のDFが慌てて背走すると、グスタボはエリアの前で追走してきた中央の嶋田へ折り返す。背後を抜けたパスに、回り込みなおした嶋田が冷静に左足で蹴りこむ。きっちりと追加点にします。さすがの解説の佐藤氏も、もう黙り込むしかありませんでした。

強引に撃つこともできたグスタボ。人を使うことも出来る視野を披露してアシストを付けました。

9節にしてアウェー初勝利。そして今シーズン初の連勝。それも2試合連続でのクリーンシートによる勝利。これは大きな自信になるに違いありません。それも、ピンチを凌いで凌いで、粘り強く戦って”勝機”を掴んだゲーム運びの勝利。順位はまだまだ17位ですが、中位はもちろん、上位もうかがえる状況です。

終了間際には、モルベッキも試せた。これから迎えるGWの連戦。総力戦のなか、多くのタレントの力が必要です。次はどの選手が活躍するのか。期待が膨らんできます。

【J2第25節】(石川西部)
金沢 0-0(前半0-0)熊本
<警告>
[金]山藤健太(45分)、安柄俊(90分+1)
[熊]八久保颯(21分)、上原拓郎(30分)、清武功暉(38分)
観衆:3,304人
主審:岡部拓人


われわれは、これまであまり「アウェーでの勝ち点1は御の字」といった書き方はしてこなかったつもりです。前々節の横浜FC戦もそうは思いませんでしたし。しかしこの試合だけは、よく勝ち点1をもぎ取ってきた。そう思います。

前節、清川監督は対戦する徳島のことを「前回対戦とは別のチーム」と評しましたが、今節この金沢も、あのベアスタをホームにしたリーグ復帰後初勝利の対戦時とは全く別のチームのように変貌している。その大きな要因となっているのは、その後鳥栖から期限付きで加入した中美、そして同じく岐阜から移籍の秋葉の存在だったでしょう。順位は20位とはいえ、山形、岐阜を倒し、3連勝を目論む試合。そして熊本へのリベンジでした。

20160724金沢

「出だしから少し金沢さんの勢いがあり、ほぼセカンドボールなど拾えなく、リズムが相手の出足に完全に負けてしまって、良い場面をほとんど作れなかったです」(公式)。試合後のそんな清川監督のコメントが、全てを語っています。試合開始早々からずっと自陣内での耐える時間が続きました。

前半、唯一のチャンスは22分頃。カウンターから右サイドを上がってきた清武。平繁、八久保の姿も見えたでしょうが、得意な角度、エリアに入ると自分で撃つ。しかし、枠の右に外れます。

ミッドウィークのゲームを挟んだ3連戦最後の試合。しかも移動距離の長い金沢の地とあって、熊本の選手たちの疲れはさすがに隠せない。ボールへの出足は鈍くセカンドボールをことごとく拾われ、なんとか奪って攻撃に転じても、なかなか後ろから追い越す動きまでには至らない。角度のいいパス回しで中盤を崩していくというシーンも作れない。悪い時の熊本でした。

60分頃、八久保からのカウンター。右の清武に渡すと、清武は左にサイドチェンジ。平繁が受け取ると、追い越した片山へて縦に入れる。しかしこれを片山がうまくトラップできず。

69分には、左サイドから清武のFK。金沢のクリアを八久保が拾ってクロス。中央清武のヘディングはしかし左に反れる。

後半も、熊本の見せ場はその場面くらい、あとは金沢の猛攻をゴール前で死守する時間が続きます。何度もヒヤリとさせられますが、懸命にボールを掻き出し、身体を投げ出し、最後は金沢のフィニッシュの精度にも助かっている。

「崩されたところもあったが、皆、身体を張って最後のところはやらなかった。皆、疲労は多少あるが、後半は疲労が出たのか、ずっと押し込まれたが、結果0で抑えることができた」(公式)。DFリーダーの植田が振り返ったとおりの試合展開でした。

もちろんこんな一方的な試合でも、一瞬の隙を狙ってカウンターやセットプレーでゴールを割り、勝利を手にするということもあります。(何年か前の厚別・札幌戦がそうでした)

しかし、今日ばかりは全く勝ち点1狙いの試合でしたね。敵ゴールには遠かった。けれど自ゴールは死守する。それを確実に達成した(2試合連続で完封を達成した)チームの頑張りに、大いに拍手を送りたい試合となりました。

これまでは、”勢い”のある相手に対したとき、自らのコンディションの問題もあって、なすすべなく屈してしまっていました。今節もこんな押し込まれっぱなしの試合でしたが、結果として勝ち点1をもぎ取れるように”しぶとく”“我慢強く”なった。そんな成長を感じる試合でした。同じ引き分けでも、きっと金沢はショックのほうが大きいでしょう。

「チームとして守って、チームとして攻めるのが、ロアッソなので、チームとして守った結果、得点が取れなかったのは、自分も含めてもっと攻撃に参加できればよかった」(公式)。数々のスーパーセーブで窮地を救った守護神・GK佐藤は、そう言います。守備陣がいて、攻撃陣がいてということではない。今の熊本の一体感を現しているような言葉。そんななかで掴んだ勝ち点1のような気がしました。