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9月7日(土)
【J3第22節】(えがおS)
熊本 1-0(前半1-0)G大23

<得点者>
[熊]北村知也(26分)
観衆:16,027人
主審:松澤慶和


“守備の人”村上を入れて「守り切る」という意思表示をしたのは、アディッショナルタイムを勘案してもまだ残り15分はあるだろうという時間帯。この“判断”を現地で見ながら、渋谷監督のベンチワークに“凄み”のようなものを感じました。

「私は昨年、『いいサッカーをして勝とう』という考えてやっていました。今年は、やはり勝負に徹したゲームをしなければいけないと私自身も思っています」(熊本蹴球通信)。試合後語った監督の言葉が、その答えなんでしょう。同日このゲームより前の時間に、群馬、藤枝、北九州が共に勝利を収めていたことも判断を後押ししたでしょう。

胸スポンサー平田機工の冠試合でした。1万人にはプレゼントTシャツが配られることもあって、スタンドは1万6千人以上に膨れ上がりました。

熊本は累積警告で出場停止の上村の代わりに酒井をボランチに入れ、前節と同じ三島、北村という2トップ。対するガンバ大阪U23の左SBには元日本代表の藤春がオーバーエイジ枠で入ります。

20190907G大阪U23

7月の富山戦以来ホームで勝利がない熊本。この動員数、そしてこれからラグビーW杯の影響で4試合アウェー戦となるとあって、ホームのファン・サポーターそしてスポンンサーに対しても、勝利以外はありえない。絶対に負けられない。そんな空気が充満した一戦でした。

序盤から攻勢をかけ、熊本の時間帯にする。G大阪も主に藤春サイドから攻撃を仕掛け、徐々に押し返す。

しかし26分、中盤の底でボールを貰った中山がノールックで左サイド奥に出すと、それを片山が一度は戻しながらも前を向いた。素早く入れたクロスにニアの三島のヘッドはドンピシャでしたが、ガンバGKがブロック。そのこぼれ球に詰めた酒井。最後は北村が足を振ってゴールに突き刺します。

その後は「昇格とか降格より、自分がJ1でプレーするという目的を持ったガンバ」(同・渋谷監督)の選手たちが、「とにかく自分のプレーを見せようと」(同)リスクを背負っても次々とアタッキングサードに上がってくる。しかし、今日の熊本は、前節ほどのインテンシティではないものの、Pエリアへの侵入を許さず、G大阪に苦し紛れのシュートしか許しません。

攻めては右サイドの中原も好機を作るのですが、決めきれない。酒井は上村の代わりというより、以前の岡本に近い役割を演じていたようです。後半途中、八久保、三島に代えて田辺、田村が立て続けに入ると、酒井は前線の一角を担う。上背もあってユーティリティ度も高い。

しかし追加点を奪えないでいると、冒頭の場面に。攻めるときこそボランチに上がる村上でしたが、ほとんど自陣に押し込まれ5バックの真ん中を任される。われわれにとっては心臓に悪い、長い長い時間に感じられましたが、北村の虎の子の1点を守り切り、G大阪U23を下しました。

北村は北嶋コーチから「FWが何試合も点を取っていなかったらJ1、J2では試合に出られないぞ」とハッパをかけられたのだという。だからこその最近の動きだったのでしょう。ようやく結果も表れました。

今節終了時点で、群馬、藤枝、熊本、北九州の順位に変動なし。しかし5位のC大阪U23との差は開き始め、昇格争いは三つ巴あらず“四つ巴”の様相に。ひとつも落とせないプレッシャー。リーグは大きな山場を迎えています。

そんなホームゲームを後押しできた。指揮官に「アウェイの4試合、すべて勝ってホームに帰ってきたいと思えるゲームができた」(同)と言わしめた。

アウェー4試合。きっとそうなるように、なかなか敵地参戦の叶わないわれわれですが、念を送りたいと思います。

4月13日(土)
【J3第6節】(万博)
G大23 1-2(前半1-0)熊本

<得点者>
[G]食野亮太郎(33分)
[熊]佐野翼(56分)、北村知也(85分)
観衆:958人
主審:大原謙哉


20190413G大阪U23

ガンバ大阪の若手選手との初対戦には、FW北村、DF衛藤が初先発した。前半33分にガンバ・食野に先制点を与えたが、その後を凌いだ熊本。後半11分に佐野がPA内で倒されて得たPKをしっかりと決めて同点。そこから勢いづいた熊本は、途中出場となった原がPKを外すという不運もあったが、40分、スローインから左SB高瀬がダイレクトで入れたクロスを北村が胸トラップ。うまく自分のシュートポジションに置くと振り抜く。ルーキーの初ゴールが逆転弾となり、ガンバを下した。熊本はこの勝利で2勝2分2敗と五分に戻し、順位は11位に上がった。