FC2ブログ
2020.02.10 練習試合見学
なかなか新チームの様子を見に行くことができなかったのですが、ようやく8日にあったヴェルスパ大分とのTMに都合があいました。

運動公園のサッカー場にできた見学者用のベンチで空き席を探していると、ジュー君の姿が。古い付き合いの彼の隣に座って、新加入選手の番号・名前を教えてもらいながら見学できたので、よーく分かりました。

まずは大木新監督が、どんなサッカーを志向しているのかが最大の興味だったのですが、想像していたこれまでの「ボールサイドに人数を集め密集を作る」スタイルではありませんでしたね。ただ、ポジショニングを意識してボールを奪ってから素早いダイレクトパスでつないで、相手の空いたスペースを突くという意図が垣間見れました。球際も強く、パススピードも早くなったような。

最初の45分。4-2-3-1のワントップは北村で、トップ下には竹本が入ってました。上村、岡本のダブルボランチ、右SBの黒木、この辺りは外せない。左SBは河原が務めていましたが、その後は右SHに回ったりしていたので、監督が選手に複数のポジションを求めているのが分かります。久しぶりに黒木のボランチ姿も見られました。

CBで酒井とコンビを組んだのはルーキーの菅田でしたが、なかなか落ち着いてボール処理していました。安定している。

ところが、メンバーを大きく入れ替えた後半は、ちょっと不安定になりました。前線に入った浅川、谷口、石川らは、これまで別メニュー調整中だったらしく、まだコンディションが上がっていなかったのでしょう。明らかに前線からのプレスの強度が落ちたため、鈴木、小笠原らのDFラインが押し込まれてしまいました。周りとの連携もこれからのようです。

あと目を引いたのは、ボランチで使われたユース上がりの田尻でしょうか。うまいし、立ち姿がいいです。

中原が近くで見たら随分胸筋が厚くなってびっくりでしたね。当たりに強くなろうとしているのでしょう。コンディションも上々に見えますし、今年も彼がキーマンになるのではないでしょうか。

TMで連続得点を決めている坂本も好調さが見てとれます。

守護神・山本の故障が発表されていましたが、もう走っていましたので、開幕には間に合うんじゃないですかね。もちろん内山も安定していましたが・・・。

熊日の報道でも怪我人が多いと報道されていました。練習の負荷が高いせいかも知れませんが、ここを乗り越えて、特に後半前線に入った故障明けの選手たちは、これからも数多く組まれているTMで実践感覚を上げて、スタメン争いに加わって行って欲しいものです。

明けましておめでとうございます。今年も皆様よろしくお願いいたします。

1月10日、ロアッソ熊本はえがおスタジアムで新体制発表を行いました。これまでだと、全体の初練習と同日だったと思うのですが、今年はちょっと趣きが違ったようで、各メディアの映像や記事では、新加入選手の自己紹介とインタビューが主になりました。

新加入選手のそのコメントは、熊本蹴球通信を見ていただくとして。

昨年末のエントリー(記事更新)からまず触れなければいけないのは、GK山本の残留でしょうか。岡本、伊東の残留は「非常に大きい」と書きましたが、昨シーズン全試合出場した”守護神”山本の残留は、とても”心配”していたからこそ、大いなる安堵を与えてくれました。山本が今思うところは、これも井芹さんがインタビューで掘り下げていて興味深い。ご覧下さい。

というわけで、新体制が発表されましたが、新たな加入で言えば、鳥栖から期限移籍の石川啓人選手は注目です。中盤はずいぶん競争が激しくなったのではないでしょうか。

コーチ陣は、北嶋ヘッドコーチの解任以外は補充、体制変更はありませんでしたね、大木進監督が特に招聘するコーチがいなかったということはちょっと意外ですが、監督が思うところの戦術指導に、特にコーチが必要ではないのかも知れない・・・。

【スタッフ】
監督:大木武(新任)
コーチ:藤本主税
コーチ:増嶋真也
GKコーチ:豊島幸一

【選手】
1 GK 野村政孝
2 MF 黒木晃平
3 DF 小笠原佳祐
4 DF 酒井崇一
5 DF 菅田真啓(←福岡大)
6 MF 河原創(←福岡大)
7 MF 中原輝
8 MF 上村周平
9 FW 谷口海斗(←岩手)
10 MF 伊東俊
11 FW 浅川隼人(←YS横浜)
13 FW 北村知也
14 MF 竹本雄飛(←立命館大)
15 MF 坂本広大
16 MF 田村翔太
17 MF 石川啓人(←鳥栖/期限付き移籍)
18 FW 高橋利樹(←国士舘大)
20 DF 衛藤幹弥
22 GK 山本海人
23 DF 小谷祐喜
25 MF 小島圭巽(←熊本ユース)
26 MF 田尻康晴(←熊本ユース)
27 FW 樋口叶(←熊本ユース)
31 MF 岡本知剛
35 GK 内山圭
39 DF 鈴木翔登

こうやって見ると、平均年齢を下げたとはいえ、要所にベテランも交えたバランスを得た布陣のように見えます。前線は”可能性”を秘めた能力を持った人材が揃いましたし、それを”生かす”中盤も多く控えている・・・。

新加入選手はこれで一区切りだという。「現時点ではこの26名でスタートするということですね。大木監督も今いる26名の選手の力を全て把握しているわけではありませんから、プレシーズンのトレーニングを積んで、あるいは開幕してから、もし、足らないというところがあれば、今いる選手たちでそこを補っていくのか、あるいは外から獲ってくるのかというところは、また改めて考えたいと思います」と、織田GMは言う。

ということで、このメンバーで2020年シーズンの熊本は始動します。バランスも考えたうえで、出来うる限りの新戦力を得た布陣を構えられたのではないかと思います。

早く試合が見たい。ファンにとっては、それがいつものこの時期の思いですが、チームとってはしっかりと作り上げなければいけない時期ではあります。熊本は新監督のもと、それに臨みます。

11日付の熊日がスクープし、追って公式サイトでも発表がありましたが、新監督に大木武氏の就任が決まりました。「大木氏はこれまで率いたチームで攻守において『自らアクションを起こすサッカー』を掲げた。ロアッソは、渋谷氏が2年間で築き上げた自陣から丁寧にパスをつなぐサッカーを継承できる人物として大木氏を選任したとみられる」(熊日)とあります。

過去、京都と岐阜の監督時代に対戦経験がありますが、ボールサイドに人数を集めて密集を作り、細かくパスをつないで打開していくといった印象があります。ただ、甲府や京都時代はともかく、岐阜での成績は振るわず、今シーズン途中で解任になっている。そのあたり、今季の岐阜の試合を見ていないのでなんともわかりかねますが、もうちょっと情報を探ってみたいと思います。

いずれにせよ、思ったより早い新監督の発表でした。織田GMが水面下で動いていたのでしょう。渋谷前監督は、織田さんのGM就任の前に決まっていましたから、今回の監督人選は、初めて織田GMの眼鏡に叶う人を選んだんだと理解していいのでしょうか。

言い方はきつくなりますが、いわば岐阜をJ3に落とした“戦犯”という意味では、渋谷氏と同じなのですが。来シーズン、大幅に若返る(若返ざるを得ない)わがチームにおいて、長期的視野で再構築を託す意図があるのかも知れないとちょっと思ったりもします。

さて、今シーズンの総括をしなければいけませんが、これもまた最終節を報じる10日付の熊日の紙面で、河北記者が書いていることに我が意を得たりなんですが、少しだけわれわれの意見も加味したいと思います。

「対戦2巡目の後半戦に入ると、自陣に引いて守りを固める各チームの対抗策に苦戦」(同・熊日)。そのとおりですが、加えて言うなら、第12節のFC東京U23戦で早くも敵将・長澤監督が、熊本との戦い方の“お手本”を見せていたと思います。

「自陣からの組み立てのミスを突かれるシーンが散見された」(同)。これも、全ての試合において、熊本対策のひとつであり、そういった敵のスカウティングを上回ることができませんでした。

折り返し前後の福島、鳥取との連敗。そしてここから得点力不足に陥りますが、前線にタイミングよく顔を出していたボランチの一角、岡本の故障、長期離脱が遠因だと思っています。(ただ、怪我をしなかったら鳥栖にシーズン途中で移籍していたのですから、どっちもどっちでしょうか)

ただ、24節讃岐に引き分けて4位に落ちても、勝ち点差で4チームが拮抗する混戦状態でしたから、終盤の直接対決で群馬に敗れ、藤枝、北九州と引き分けたのが、なんとも痛かった。結局、夏場の選手補強に成功した北九州と群馬が昇格を決め、戦術の浸透には時間がかかるとして補強しなかった熊本との明暗が分かれたとも言えるでしょう。

シーズントータルで6敗以内を目指していたにもかかわらず、9敗を喫した結果は、下位に取りこぼしたことも大きな要因でした。

一番の原因は、FC東京U23に2連敗したことですが、まったくこのJ3リーグのU23というチームは“魔物”だと思いました。年代別代表の試合でいない選手の穴をユースで帳尻を合わせるかと思えば、J1でベンチ入りし出番のなかった選手がいきなりスタメンで出てきたり。セレッソ戦では、調整中の柿谷が出てきたりとか。まったく得体が知れない(笑)。ガンバ戦で先制弾をくらった食野なんかは、その後海外移籍ですから、とんでもないポテンシャルを持った選手が出てくる。

このU23のリーグ参戦は来年までという話ですが、要警戒は解けません。

最終節後の記者会見で渋谷監督から色々引き出してくれていますが、ひとつだけ引っかかった反省の弁がありました。

「勝負にこだわって、結果を求めていかないと、難しいんだなと思ったので。いい形でサッカーを進めていても、結果が残らないと何も残らないというのを、私自身、今年1年戦って思いますので」(熊本蹴球通信)。
同じようなことを、昨年のシーズン終了時か今シーズンも任されたときに言っていたはず。ちょっとそこは突っ込みたくなりました(苦笑)。


2019.02.22 出陣前
今年もこの時期は公私ともに多忙で、練習試合どころか練習も全く見に行けていません。井芹さんの「熊本蹴球通信」を頼りに、様子を窺うくらい。というわけで、昨年同様、「ロアッソ2019シーズン壮行会」だけ覗いてきました。

熊日の記事によれば、参加者は約230名ということですから、昨年よりは30名ほど減った勘定になりますが、この会でしかお会いできない旧知の方々もいて、杯を酌み交わしてきました。

ステージ上の挨拶で印象に残ったのは、今年も平田機工様でしたね。今年は代読ではなく、直接平田社長がお見えになって話をされました。熊本地震の時から始まるそのお話しに、社長ご本人が感極まって声を詰まらせる部分もあり、会場は静まり返りました。

あの時、とにかく仕事で熊本にお金を落とせと社員に厳命したこと。社員たちも被災者だったが、懸命に働き、年間最高の売り上げを達成したこと。おかげで社員が一丸になった、と。震災を経験した選手、経験していない新しい選手たちも皆、神妙に聞き入っていました。

ステージイベントが終わったあとは、選手たちも交えた立食パーティになるんですが、シャイな私も今年は勇気を出して、何人かの選手に話しかけてみました。その一人、今年10番を背負う伊東選手からは「順調に仕上がっている」という言葉が聞け。さらに「今年入ってきた選手はみなうまくて」と言う。特に「原一樹選手」という名前を聞けました。

じゃあ、キラーパスでアシストお願いしますよ。と言うと、「いや自分がゴールを決めます」と、FWに入ることもある新10番は今年にかける意気込みを話してくれました。

早く新メンバーによるゲームが見たい。その気持ちは募るばかりですが、これから行われる練習試合は非公開ばかり。とうとう3月10日の開幕戦まで待たされることになりました。生半可な気持ちでは戦い抜けない、苦しいシーズンになるかも知れませんが、今年も応援していきます。昨年同様、ホーム戦は観戦レポート、アウェーは結果のみとなるかと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
ロアッソ熊本は18日、新体制発表と新加入の選手・スタッフの記者会見、19日はえがお健康スタジアアムで初練習、20日にはサポーターやスポンサーを招いて新体制の“お披露目”を行いました。

ただその前に、やはり触れておかなければいけないのは、15日に公式発表された巻誠一郎選手の引退でしょう。

「クラブは、巻選手との契約を更新するべく話し合いを続けてまいりましたが、巻選手から引退の申し出があり、その意志が固いことから現役引退を受諾することといたしました」(公式)。チーム最年長選手。いつかは来る日でしたが、この機会とは思ってもみませんでした。

翌日の記者会見で引退理由を問われ、「J3降格に終わった昨季を踏まえ『チームをまとめきれなかった』と述べ、リーダーの役割を果たせなくなった点」(熊日)を上げた巻。「自分の価値を還元できなくなった時はプロをやめようと思いながらプレーしてきた」と言う。

16年間のプロ生活のうち、5シーズンを熊本で共に戦いました。熊本出身で初のW杯戦士。その加入は、長いことわれわれ熊本側の“片思い”でしたが、あれは忘れもしない2014年の新体制発表会。最後に名前を呼ばれ、突然ステージに姿を現した巻。「今日契約を取り交わした」という池谷GM(当時)のコメント。と同時に、ロアッソの公式HP、全く時を同じくしてヴェルディのHPで移籍が発表されました。まさにサプライズでした。

この5年間。ピッチ上はもちろん、ピッチ外でも欠くべからざる選手でした。やはり思い出すのは、熊本地震後、チームが熊本に残ってやっていくことを発表した、クラブハウスでの涙の記者会見。練習後も自主的に避難所を精力的に訪問するその姿。その後、リーグ戦に復帰してすぐに連敗し、結果が伴わない悔しさもどかしさを吐露した試合後のインタビューでの涙。常に“熊本”を引っ張り続けたリーダーの姿でした。

「出場機会は少なかったけれど、わずかな時間に90分間のエネルギーを注いだ」(熊日)という。それは見ているこちらにも十分伝わってきた。決して満足のいく5年間ではなかったでしょう。けれど「このロアッソ熊本というクラブが僕の中で、もちろん誰にもそういう話はしてないんですけども、最後のクラブにしようという覚悟を持って(2014年に)帰ってきました」「やっぱり最後は、生まれ育った自分の街のクラブで引退できるのは幸せなこと」(熊本蹴球通信)と言ってくれた。

「新たなリーダーを育てる必要に迫られる」(熊日)と言う織田GMの言葉は正直な気持ちでしょう。ひるがえって、J3に舞台を代えて戦う新体制のわがチーム。1年でJ2復帰というミッションがあるなか、“降格組”“優勝候補”と目される熊本に対して相手チームもしゃかりきになって戦ってくるに違いありません。相当なプレッシャーが予想される。

そのとき、チームメイトを鼓舞するのは誰になるのか。もちろんピッチの外からは、われわれファン・サポーターに課せられた仕事にもなってくるでしょう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。