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10月6日(日)
【J3第25節】(生目の杜)
F東23 2-0(前半1-0)熊本

<得点者>
[F]田川亨介(15分)、ユ・インス(47分)
観衆:1,660人
主審:大原謙哉


「ふの悪か」。そんな熊本弁が浮かんでしまいました。

こちらもラグビーW杯のおかげで東京近郊のスタジアムが確保できないFC東京U23は、キャンプで縁のある宮崎県宮崎市の生目の杜陸上競技場をホーム会場としました。それは、前日のJ1鳥栖戦から移動する距離も近いという考えもあったでしょう。そして、U23のスタメンには、前日ベンチ入りはしていたものの出場機会のなかった、内田、アルトゥール・シルバ、田川の姿がありました。

20191006FC東京U23

全体的に見ても体格で見劣りする熊本。そのうえで東京の激しいプレスとテクニックに手を焼きます。特にシルバには、熊本でも体格のいい三島でさえ縦パスを入れても後ろから潰される。

長澤監督の戦術も徹底していました。15分、片山サイドを破られるとエンドラインぎりぎりからマイナスで入れられる。エンドを割ったとセルフジャッジしてしまった熊本の守備陣が一斉に手を上げましたが、ニアから田川に鋭く決められました。

切り替えて向かおうとした後半早々、今度は東京の強烈なシュートをGK山本がブロックしましたが、そのこぼれ球にユ・インスが詰める。慌てて山本が伸ばした足に引っかかって倒されたと「際どい判定」(7日付・熊日)でPK。これも、一旦は山本がブロックしましたが、ユ・インスに押し込まれて2点目を献上。

熊本は片山に代えて高瀬、三島に代えて原など攻勢を強めます。一方の東京はブロックを敷いてカウンター狙いに戦術変更。オープンな展開のなか、熊本にもチャンスがありましたが、枠の左など精度を欠き、あえなく無得点で敗戦となりました。

今節は、群馬と藤枝が引き分け、北九州が敗れるなど、2位を狙える好機でしたが、逸してしまい4位のまま。首位・群馬との勝ち点は3に開きました。

次節も5連勝中の富山が相手だけに侮れませんが、連敗は許されません。

6月15日(土)
【J3第12節】(えがおS)
熊本 1-2(前半0-0)F東23

<得点者>
[熊]岡本知剛(59分)
[F]原大智(73分)、久保征一郎(76分)
<警告>
[熊]上村周平(89分)
[F]森田慎吾(11分)
観衆:4,161人
主審:宇田賢史


どうも巷に「最下位相手に負けてしまって・・・」という人が多すぎる。熊日の翌日紙面も、ちょっとその傾向がありましたね。

われわれは常々、同一カテゴリーでもそうでなくても、勝って当然の相手などいないと思っているし、そのうえで絶対勝ちたいとも思っている。ただ残念だったのは連勝がストップしたことと、その試合ぶりに関してだけです。

20190615FC東京U23

岡本の初ゴールはみごとでした。後半14分、右サイドに中原を走らせると、いつもどおりに上がって来た岡本にパス。岡本はPエリア前を左に流れながら、飛び出してきたGKを見切って、その頭を越えるループシュートを選択しました。先制点!

ただ、いつもなら飛び上がって喜ぶわれわれが、この日ばかりは違いました。「この1点では心もとない」。平均年齢17.91歳のこの日のFC東京。ユースの選手たちも混じっているものの、年代別代表のGK野澤は当たっていたし、高いラインの裏を狙ったロングボールをことごとく跳ね返すDFたちもさすがでした。それにも増して、前半のうちからややオープンな展開になって、FC東京の攻撃にも鋭さが随所に見られたからです。

それが先制されたあと、火が点いたようにさらに激しくなりました。熊本がこの1点を守り切ると決断するには、まだ早い時間。しかし、FC東京の若い迫力に押されて、自陣に押し込まれる。ミスも目立つ。

ピンチの連続。ここを組織的に建て直せなかったですね。

相手に持たせすぎると、FC東京は右からFW原に着けた。原がドリブルで持ち込みPアーク付近から強烈シュートでまず同点。

すぐあとにはCKからフリーを作られ、久保にヘッドで決められ逆転されてしまいました。

「FC東京さんは人についてくる印象だったんですけど、今日はしっかりとしたゾーンで」(熊本蹴球通信)。入りの悪さについて、予想と違った点で戸惑いがあったと渋谷監督は話す。そして、「相手にはユースの選手が半分いる中で、気持ち的には、こういうチームに負けちゃいけない、最下位のチームに負けちゃいけない、若い選手に負けちゃいけないという気持ちが、勇気を持ってやれなかった部分もあるのかもしれない」(同)という硬さの面も。

一方、今年から指揮をとる長澤監督は、入念に熊本をスカウティングしていたように思われる。そのうえで、なかなか固定できない自チームの“駒”を、いつ、どのように使うと有効かという戦術をうまく建てていたように感じます。

どのチームもしっかりとスカウティングしてきます。一巡すればなおさらそれが高まるでしょう。

それを上回るには、毎日の練習で積み上げを図るしかないでしょう。本当に強いチームになるためには、まだまだ足りないものがあったと反省したい。

翌日、北九州が福島を下したため、首位の座を明け渡し、2位になりました。