3月25日(日)13:00KKウィング
ロッソ熊本6-0FC琉球
得点者4分高橋(熊本)、6分高橋(熊本)、39分高橋(熊本)、49分小森田(熊本)、53分北川(熊本)、83分小林(熊本)

大勝。快勝。一気に首位奪取です。
第1節、第2節と薄氷のなか勝利を納めたロッソ。今節、中盤の修正が予想されましたが、ボランチに喜名を先発起用。この沖縄が産んだ初のJリーガーが故郷チーム相手に大奮闘。攻守に激しく動きまわり、小森田とのコンビネーションもかみ合って起点になります。高い位置でのディフェンス、奪ってからの組み立て。ようやく4-4-2のボランチらしい動きを見ました。なにより2人して90分走り切れることを証明してくれたことが最大の収穫でした。
対する琉球は、右サイドバックにおなじみ濱田、左サイドバックには佐藤という大津高同級生コンビ。しかしロッソの左サイド関、右サイド熊谷が、高い位置取りで、この2人に仕事をさせません。特に今日の関は、シャドーストライカー。高橋と何度もポジションチェンジし、敵DFを翻弄します。中央でDFを背にボールを収める北川、流動的に動き回る高橋と関、右サイドの熊谷を含め、ルーズボールを奪い、サイドチェンジやスルーパスから幾度もDFラインを抜け出しチャンスを作りました。今日はエース高橋デー。前半だけでハットトリックを達成。
後半早々、琉球の攻勢。佐藤をボランチに上げてポゼッションを上げようとしましたが、ここでも小森田、喜名が頑張り奪い返します。有村に代わって入った左SB森川も積極的に前線をうかがうため、浜ちゃんは防戦一方に。
CKから抜けてきたボールをファーサイドの小森田が押し込んで4点目。北川がGKに倒されて得たPKを自ら豪快に決めて5点目。琉球も小野弟などを投入し打開策を図りますが、北川に代えて小林陽介、熊谷に代えて吉井を入れたロッソは、決して守りを固めるわけではなく、関を1列目の右にチェンジさせ、まるで3ボランチ、3トップの布陣。最後はこのトップ3人がからみ小林が押し込んで6点目。FW3人がそれぞれ得点し、ロッソ大量得点の完封勝利となりました。

課題の組織的プレスが完全に改善されたかといえば、首を縦に振るのは難しいかも知れません。DFのミスも相手のシュートの精度のなさに助けられたし、もっと無心に走ってくる相手に対して、どう対処するのか、今後も慢心は許されません。琉球は元々相性の悪くない相手ですが、更に玉際もプレスも弱くなった感じがしました。元Hondaの吉澤監督が目指すサッカーには、まだまだ時間が掛かるのかと。
3月18日(日)13:00KKウィング
ロッソ熊本2-1流通経済大
得点者59分北川(ロッソ)、74分徐(流通経済大)、84分高橋(ロッソ)

いやぁー。とにかく開幕戦で勝ち点3を奪ったことをまずは喜びましょう。
開幕までの練習試合の数々で、徐々に不安に襲われネガティブになっていましたが、開幕後は一切忘れ、サポート一辺倒で行きたいと思います。

開幕の相手は流通経済大。前期16位の大学生チーム相手とあって、一般的に勝って当たり前のような前評判がありましたが、あなどるなかれと思っていました。このカテゴリーでは、格下、格上など決してない。結局、走り勝ったほうが勝つのだと。
案の定、開始早々、流経大のFKからフリーでヘッドされ、これは幸運にもロッソゴールのバーが遮ってくれます。その後も攻め込む流経大をファールで倒して、FKからピンチを招くこと数回。一方ロッソの攻撃は、形は作るもののゴールは遠いという感じ。開幕のプレッシャーからか、選手もサポーターもなんだか緊張感が漂い堅い、堅い。監督いわく「我慢の」印象で前半をスコアレスで折り返します。

後半の入り方も昨年を思い出させるように悪い。攻め込む流経大をなんとか凌ぐこと15分、ようやくロッソにチャンスが訪れます。攻め上がった左の有村から関にパス。関のセンタリングをファーサイドに走りこんだ松岡が折り返すと、重量FW北川がドスンとジャンプした。GKとDF二人をはねのけてボールは敵ゴールに押し込まれました。緊張の糸がほぐれたかのように喚起するサポーター。
その後はロッソペース。松岡に代わって入った喜名がボランチに、熊谷が右サイドハーフに上がります。

しかし、この時間、実は我々が願っていたことは追加点ではなく、無失点で凌ぐことでした。昨期後半からロッソ守備陣の失点が目立ちました。爆発的な得点力もないものの、堅守で無失点に抑え、最小得点で勝利をものにしてきたのがロッソだったのですが・・・。
しかし今日も願いかなわず、CKを防いだ流経大がカウンター。詳しくは書きませんが、センタリングをGK小林が弾いたところにFW徐が詰めて、同点にされてしまいます。
時間にして後半30分。一瞬、場内が静まりかえりました。

その後も互角勝負。ところが勝利の女神は最後にホームに降り立ちます。39分、高橋のセンタリングに飛び込んだ関を敵DFが倒してPKを得ると、これを高橋がGKの動きを見切ってきっちりと決める。いい時間帯に勝ち越したロッソがホーム開幕戦を勝利で飾りました。

辛勝のロッソでしたが、練習試合よりも攻撃の形は作れていたと思います。やはり市村、有村のサイドが絡んだときチャンスが生まれます。同点にされたあとの時間帯、敵DFがまだ揃わないうちの、有村のこれぞアーリークロスというキックは攻撃として見応えがありました。惜しくもFWに合いませんでしたが・・・。
松岡も途中交代しましたが、悪かったからではありません。牛若丸のような機敏な動きで、先制点を演出しました。
あとは今一歩の連携。裏が狙える瞬間にパスが出ない、逆サイドフリーなのにパスが出ない場面が数度ありました。課題です。

3200人の今日の観衆に不安視する向きもありますが、まぁ上々ではないでしょうか。後ろの席に「オフサイドってなぁに~?」っていう女の子二人がいましたが、それでも「奪え、奪え!」、「走れ、走れ!」と、始終叫んでいました。それがとても楽しそうで・・・。
イケメンを追いかけるギャルもいれば、冷ややかにウンチクを語りたがるオヤジもいれば、サインをねだりに走り回る子供もいれば、飛び跳ね鼓舞するアルデラスもいる。爆発的には増えませんが、それでも徐々に徐々に、スタジアムでの自分の居場所が見つかった人が増えればいいのかと。

21日はアウェーで佐川印刷。そして来週日曜もKKでFC琉球戦です。
土曜日の七城は小雨まじりの肌寒い天気。にもかかわらず、マスコミを始め沢山の観衆が見守るなか、開幕を1週間後に控えた我がロッソ熊本と、今季こそJFL昇格を目指す九州リーグのVファーレン長崎との練習試合が行われました。長崎には、首藤、鎌田、福嶋という馴染みの顔があることもファンの足を運ばせたに違いありません。アルエット戦士だった田尻の姿も健在でした。
試合前に顔見知りで言葉を交わす両チーム選手。そのなかで印象的だったのは、長崎の原田に駆け寄った嘉悦コーチ。往年の横浜フリューゲルスのチームメイトだったのですね・・・。

先発。ロッソは高橋、北川の2トップに右が松岡、左が関。ダブルボランチは熊谷、小森田。有村、上村、矢野、市村の4バックにGK太という、おそらく開幕を予想させる布陣。格下長崎を一ひねりしてほしいところだったのですが・・・。

序盤は確かにロッソのペース。攻め上がるなかでCKを何度も奪いチャンスを作るのですが、乱立する長崎のディフェンスを破れません。ようやく33分、ペナルティエリアすぐ外のFKを関が直接決めて先制。前半ロスタイムには、CKに小森田が低く頭で併せて2点目を決めましたが、いずれの得点もセットプレーからということになりました。
後半開始早々、長崎ボランチの原田にパスカットされ、すばやくDF裏にパスされると、跳びだしたのは首藤。太の動きを見て、上手にカーブのかかったシュートで得点。これがロッソを混乱させたのか、その後のロッソはいいところなし。攻められっぱなしの展開。吉井を投入して熊谷を右に上げたり、高橋と小林を交代させたり、喜名や森川を入れたりしましたが、流れが変わったとは言えませんでした。前半は厳しくコーチングの声を出していた上村も、後半は自身の守備でミスも多く、いっぱいいっぱい・・・。

長崎は、話題の熊本出身の監督が「狙え、狙え!」と始終叫んでいたとおり、前線から守備の意識が高く、中盤でのプレスも早かった。奪ったあとは足の速い前線に裏を狙わせるシンプルな攻撃。今年も九州リーグは問題なく勝ち抜けそうです。
ところで、なかなかユニークなこの監督。30年以上前、済々黌高が高校選手権に出場したときの”司令塔”だった人だそうで。
一方のロッソは、キーマンの原田を自由にさせただけでなく、DFがカットに入ったところを逆に裏に抜かれる場面が多く、危なっかしいことこのうえなし。攻撃に転じても全て足元から足元へのパスばかりで、すぐに守備を固められます。テクニックで上回るという慢心が、組織的な運動量に押された形か。SBの市村も有村も、サイドを上がっての有効な攻撃参加は皆無。前半、松岡、関と2トップのいい感じの連携がかいま見れたことが唯一の収穫でしょうか・・・。
それにしても、鳥栖につけ入る隙を感じなかったように、長崎にはカテゴリーの違いを示してほしかった我がロッソ。仕上がりに不安をのぞかせる内容でした。
Jリーグ開幕。先週あれほど仕上がりの良さを感じさせた鳥栖が、福岡の前に何もできずに0-5の完封負け。サッカーの世界は恐ろしい・・・。

さて、われらがロッソは開幕を2週間後に控え、昨日は宮崎県綾町でHondaFCと、今日は七城で九州リーグのニューウェーブ北九州とトレーニングマッチを行いました。
今日のNW北九州戦には、昨日出場しなかった控え組が出場。結果は3-0の完封勝ちだったものの、内容は詰めかけたサポーターを決して満足させるものではありませんでした。

去年まで琉球で指揮を執っていたジョージ与那城が率いる北九州は、玉際の強さは相変わらず。隙を見せられないのですが、細かいところのミスに助けられた感じ。一方、ロッソもミス多し。というか、視野と判断にまだまだ改善の余地が多く、妙なところでブレーキを踏んだり、せっかくのスペースを活かせなかったり・・・。
もちろん、決してターンオーバーの2軍なわけがなく、オプションも秘めた1.5軍なのですから、もっと修練してほしいところです。
では、とりあえず印象だけ。

小林。しなやかなバネのような身体が印象的。北川とは全く違うタイプのFWなのですが、まだまだうまく使われていないよう。
関。いつも開幕に間に合わないのは仕様なのか?しかし、キレはかなり戻ってきているし、今日はサイドをかなり走って活躍。
吉井。先日も感じたように、この人が攻撃に上がっていけるときはいい感じ。
河野、遠藤。まだまだ新しいポジションになじめていなくて危なっかしい。
山内。持ち前のスピードから、後半、裏に飛び出しワンゴール。前半もドリブルで粘ってワンアシスト。持ったらもっと早く撃てれば、もっとゴールが・・・。
2007.03.02 決算発表
本日の熊日朝刊、熊日運動部の陣立記者の記事。アスリートクラブ熊本の2006年12月~2007年11月の決算は3800万円の赤字ということでした。ただ、12月以降の収入で“赤字”は“解消”したとの前田社長のコメントも掲載されていましたが、決算の赤字が次期で解消するなどということはないわけで、資金繰りの話しをされたのでしょうか。ちょっとわかりにくい表現でしたが。
いずれにしろ、収入2億5000万円、支出2億9000万円。なかなかすごい数字になってきました。

収入合計・・・・・2億5000万円
・・協賛料・・・・・1億5100万円
・・入場料・・・・・・・・3600万円
・・グッズ・・・・・・・・・2100万円
・・その他・・・・・・・・4200万円


ところで、まったくの偶然ですが、同じく今日の朝日朝刊では岐阜の経営危機が報じられています。1、2月分の選手給料や遠征費が未払いとのこと。過去に同じような形で、資金がショートしていったクラブチームのケースを思い出します。

ちょっと考えればわかることですが、チームづくりや強化は、経営(収入)に先行して動くもので、思うように協賛獲得が進まない、あるいはメインスポンサーが落ちた、といった事態は、即、資金ショートにつながってしまいます。

まず、入場料収入を増やす、協賛料も薄く広くという方針で、リスクを抑えていければいいんですが、営業体制の問題もあって、このスタイルは徐々にしか進みません。1年目のチーム立ち上がり時期の特定のスポンサーに頼るスタイルから、少しづつ収益構造を変えていく時期としての、この2年目の決算と思います。

経営あってのチーム。こういった決算発表がこれだけはっきりと示されるのは初めてと思います。われわれファンもチームの事情や方針を現実のものとして理解できるチャンスと思いました。