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8月3日(日) 2014 J2リーグ戦 第25節
熊本 0 - 1 群馬 (19:03/うまスタ/4,870人)
得点者:50' ダニエルロビーニョ(群馬)


DFラインに片山と橋本が戻ってきた熊本は、前節デビューさせたキム・ビョンヨンを一列上げて中山とともにアンカーの位置に。2試合連続ゴール中の養父をより前線に押し出して、4-2-3-1のような布陣にしてきました。

20140803群馬

気温が高くて暑いというより、体をベタッと包み込むような生暖かい湿気が充満したような体感は、直前に雨が降ったせいかも知れません。水曜日のアウェイ戦で敗れ、コンディションも厳しい中で、立ち上がり、選手の動きも、重く、キレがありません。ちょっとした省エネの戦術なのか?と思うくらい。

それでも序盤は熊本が単発的なシュートチャンスを作り、群馬が受ける展開。しかし、徐々に群馬のダイレクトプレーがつながりはじめ、熊本のプレッシャーが効かなくなり、起点を失っていく。両者とも、あまり見せ場もないまま前半はスコアレス。

そして後半立ち上がりの重要な時間帯。またも失点、先制を許してしまいます。FKのクリアを拾った黄からの素早いスルーパス。右から裏に飛び出したロビーニョに流し込まれました。

もちろんこの時点ではまだまだ時間も十分に残されており、取り返すぞという気持ちがありありで、やっと目が覚めたような感じ。その言葉通り、慌てることなくじっくりと状況を見極めながら同点機を狙う熊本。

しかし、後半17分、キム・ビョンヨン→ファビオのカードを切ったその直後、ロングフィードに素早く反応し裏に抜け出そうという齊藤を、相手DF青木良太が競り合いのなかで倒してしまい一発退場。残りのほぼ30分を数的優位で戦うことに“なってしまい”ます。

11対10ということには、結果論としては色々と見方はあるかもしれません。会社の同僚いわく、このときスタンドの3分の2は手を叩いて喜び、残り3分の1は「この試合は難しくなった」と思ったのではないかと。われわれも、確かに得点機会を阻止するファウルではあるが、一発退場でなくても…と、一瞬思ったのは事実です。

最終ラインに5人も6人も。完全に引いてセンターを固める群馬ですが、マイボールになれば、ポンポンとボールがまわり、ポゼッションして時間を使う戦術。この気候条件のなかでは、いったん相手にボールがわたると、そうそうプレッシャーをかけて奪うということは、言うほど簡単ではないように見えました。時間は経過する、追いかけるスタミナも使う。

後半31分、群馬の出方がはっきりしたところで、養父→巻の交代。熊本は前線を厚く、さらにシンプルに行くべき時間帯。以降は、基本、ファビオ、巻をターゲットにサイドからボールを入れて、直接、あるいは落とし、折り返しでゴールを狙う。

あれだけ、ゴール前の密集のなかでボールが行き来すれば、確かにスペースはないけれど、アクシデントの確率も非常に高い。打てば何が起こるかわからない状態。これが延々15分以上続く。打ったシュートは後半だけで13本。

しかし、起こったアクシデントはいずれも相手にラッキーをもたらしたうようです。

「いいゲームをしても取りこぼしてしまうことがある。ただそれによって、本来進むべき方向にしっかり進んでいるのに、自分たちからそれを放棄してしまうということは避けて、次に向けてのステップを踏んでいくことが、いちばん重要かなという風に考えています」
「試合内容に関しては、1回の敗戦で崩れることなく、しっかりと次、さらに修正した形で選手達にはやっていってもらいたい。内容的には決して悲観する内容ではなかったと考えています」

終盤、ベンチで非常に厳しい表情を見せていた小野監督。しかし、もうその考え方や姿勢は十分にわかっているし、もういちいち監督が表現を替え、言葉を選んで説明する必要もない。

「1点取れれば全てが変わるという試合で、その1点が取れなかったかなと思う」「相手も必死にやっていたけど、それを上回る気迫とか執念とか、そういうのも含めて、相手を上回らないといけない」(片山奨典)

ファンの誰もが、かなりなストレスを感じたであろう今日のこのゲーム。片山のこのコメントがその原因を語ってくれているような気がしました。

「気迫、執念」。あのゴール前。汚いプレー、危険なプレーを望んでいるわけではありませんが、見方によっては綺麗すぎたような。もっともっと激しく、強引に行って欲しかった。やはりこれも球際ということでしょうが…。引いた相手をさらに体ごと押し込むような。相手の気力を削いでいくような。多分、そんなプレーを見たかったんだろうと思います。

さて、試合前日、土曜日の熊日朝刊、池谷社長のインタビュー。7000万円を目標としていた増資にほぼメドがつき、増資分だけで債務超過解消の見込みが立ったとのこと。記事にもあるように、Jリーグのチェックを通って、正式にライセンスが下りるまでは何が起こるかわかりませんが、ひとまず最大の危機は回避されたようです。対応の出遅れもあって、今回ばかりは、ダメかも…と正直心配していました。増資に応じていただいた出資者の方々、また関係者の頑張りにお礼を申し上げないといけません。