【J2第8節】(西京極)
京都 1-1(前半0-0)熊本
<得点者>
[京]内田恭兵(64分)
[熊]清武功暉(68分)
<警告>
[京]石櫃洋祐(45分+1)、アンドレイ(74分)
[熊]上原拓郎(78分)
観衆:2,884人
主審:野田祐樹


「コンディション面であまり回復が間に合ってないような感じだったので、アンデルソンと巻をスタートでいって、少し前線も疲れてきた部分があったので、そこのタイミングで清武を入れて、そのワンチャンスが絶対来るなというのはあって、冷静に決めてくれたので良かったです」。

清川監督はベンチスタートから途中投入、そして期待どおりの働きをした清武について、試合後そう語りました。(公式

5連戦の2戦目は、震災後にスキップした5試合のうち4月16日のいわゆる本震翌日に行われる予定だった京都戦でした。ゴール裏に掲げられた「お待たせ」の横断幕は、京都サポーターに向けられたものでしょう。そうか、あれからもう2カ月半の時が過ぎ去ったのか。と、ちょっと感傷的になってしまいます。

ちなみに延期なっていたその他の試合の日程もおさらいしておきましょう。
4月23日第9節横浜FC戦→9月7日(水)H
4月29日第10節山形戦→7月6日(水)A
5月3日第11節愛媛戦→8月31日(水)H
5月7日第12節札幌戦→8月25日(木)A
いずれにしてもミッドウィークに入ってこざるを得ず、連戦は避けられません。

さて、過密日程とあって熊本は、前節から先発を5人も入れ替えてきました。DFに鈴木、黒木、中盤に上原、中山、前線2トップの一角には巻。そして布陣は3-5-2。テヨンを一列下げて、鈴木と園田との3バック。中盤の底には上原を置いて、最終ラインのスペースを消す。

しかしこの狭いところにも右SBの石櫃からエスクデロ目がけて長いボールが撃ち込まれてきて何度かヒヤリとする。渡ったら一気にピンチになるのが分かっている。

ヴェルディ、松本と連敗を喫していて、ここで3連敗するとPO圏内が危うくなる6位の京都も、この試合負けられない。

20160629京都

12分、京都の左CKはショートコーナー。クリアを拾った山瀬が45度の角度からシュート。これは佐藤がセーブ。逆に13分には熊本。藏川が右から上がってアンデルソンに預けると、ワンツーに見せかけボールはPA前の嶋田へ。そのまま思い切って嶋田がミドルで撃つが、GK菅野がクリアする。

スカパーの中継で示された意外?なデータは、熊本のワンタッチパス率が51%でリーグ1位であり、対する京都のそれは39%で22位(最下位)だということ。なるほど熊本はワンタッチパスで崩していくが、京都はボールが“持てる”ということだろう。そうこうしているうちに京都、右サイド奥からマイナスに送ると、上がってきた石櫃のダイレクトシュートは枠の左にそれて胸を撫で下ろします。

スコアレスで折り返した後半。「このまま前半のような入りでしっかり入ること」と指揮官が選手を送り出すと、アンデルソンが縦に入れたところに中山。しかしDFがクリア。熊本の攻撃の意識は揺るがない。

しかし京都も右サイドから崩すと、堀米がカットインしてシュート。ヒヤリとさせる。讃岐と対戦したときの仲間もそうでしたが、堀米も味方にすると頼もしいが、敵に回すと実に怖い存在。特に3年前より“線”が太くなったような印象を受ける。

拮抗した内容のなかで、試合を動かしたのは途中出場の選手たちでした。64分、京都の左CKを佐藤がパンチングで防ぐと、代わって入ったばかりの内田が拾ってミドルを打つ。アウトにかかった軌道はゴールの右上隅に突き刺さり先制点とします。自身J初ゴール。しかしここ最近、敵も味方も、なんでこんなにミドルの”ゴラッソ”が決まるのか。これは佐藤も止められない。

すかさず熊本は中山に代えて岡本。左サイドで得たFKのチャンスに、今度はアンデルソンを下げて清武を入れるとFKを蹴らせる。そのクリアのスローインからの流れで、68分、清武が巻に預けてワンツーで返してもらうと、ダイレクトで右足を振った。「狙っていた。上に浮かないことだけを考えて思い切り振り抜いた。ピッチが濡れててうまく転がってくれた」(スポニチアネックス)と言うシュートは、ニアの狭いところを抜いて同点弾となります。清武が入ってわずか1分あまりの出来事でした。

「勝負を決められる清武がサブにいるので怖い」と言っていたのは、後半開始時のスカパーの解説者・森岡氏でしたが、その言葉どおりになりました。森岡氏が言うように、今の熊本は“清武のチーム”かも知れない。

試合はその後も互いに譲らず、結局1対1のドローで勝ち点1を分け合いましたが、京都は6位からひとつ順位を上げ、熊本も11位から10位に上がりました。

スカパーを始めテレビ各局は、J2順位を左右二つに折って画面に収めることが多いのですが、それにしてもこの左側に居ることの素晴らしさ。しかもわれわれは消化試合数が他より4つも少ないし…。

さて、前節の岐阜戦から帰らずに、そのまま京都入りしたわがチーム。次節はいよいよ文字通り「うまスタ」に帰還します。関係各位の努力と支援があってようやく“本当の”ホームスタジアムでの戦いが実現します。5戦負けなしで帰ってきたチーム。迎えるは現在2位のC大阪。相手にとって不足なし。メインスタンドだけ開放。バックスタンド、ゴール裏は無人というという変則的なスタイル。収容人数は1万足らず(ちなみに昨年のホームセレッソ戦は入場者13000人でした)で、どんな状態になるのかちょっと心配ですが…。まあ、しかし、震災後は再びチームの雄姿を見ることができるんだろうかと、本当にこの日がくるんだろうかと思っていたわけで…。

さあ、いま一度の嬉しい、嬉しいホーム再開幕戦です。清武が言っていたというように、「真っ赤に染まるメインスタンド全員でカモン!ロッソ」といきましょう!

【J2第20節】(長良川)
岐阜 2-3(前半0-1)熊本
<得点者>
[岐]田代雅也(68分)、瀧谷亮(90分+3)
[熊]高柳一誠(43分)、藏川洋平(88分)、キム・テヨン(90分+5)
<警告>
[岐]岡根直哉(58分)
[熊]高柳一誠(23分)
観衆:4,507人


劇的な幕切れでしたね。まさにラストワンプレー。
「直前に審判が『残り15秒』と言っていたので、『最後だから』と思い切りよく蹴った」(熊日)とキム・テヨンは言う。「ゴール直前でうまく落ちてくれた」(同)ボールを、GK高木は一歩も動けず見送るしかない。そして同時に終了の笛。まるでバスケットで言うところの”ブザー・ビーター”のような結末でした。

接戦でした。熊本が先制すると同点にされ、勝ち越し点を挙げると追いつかれ…。

震災後、延期された試合が組み込まれ、これから5連戦の過密日程になる初戦でした。そのスケジュールを考慮したのか、熊本は前線に平繁ではなくアンデルソンを入れ、右SBを藏川にしてきた。

対する岐阜は勝ち点24で10位に位置する。得点力もあるが失点も多い。ラモス監督が率いるせいもあるのか、乗せると怖いが、非常に波があるような。南米っぽさを感じるチーム。警戒すべきは前節2得点で横浜を下した、前線のレオミネイロの個人技。

20160626岐阜

試合は開始から激しい主導権争い。ボールサイドに人数を掛ける岐阜に対して、サイドを広く使っていきたい熊本。画面越しにも両チームのタマ際のぶつかり合いの音が聞こえてきます。

11分。清武が岡本に預けると猛然とダッシュ。岡本からの後ろからのパスをPA内でスライディングで浮かせたシュート。飛び出してきたキーパーを越えて…、ボールはわずかに枠の上。これが熊本のファーストシュート。

対する岐阜のファーストシュートは、藏川が右サイド奥で磐瀬に入れ替わられマイナスパス。それをレオミネイロが一蹴するもサイドネット。

23分。中央での岐阜のFK。風間がGKとDFの間に送る。GK佐藤が迷ったのか、抜けてきたボールをなんとか足でクリア。続く29分には熊本のテンポのいいパス回しをカットした岐阜のカウンター。レオミネイロに渡るとジグザグドリブル。PA前からのシュートは、ポストに当たり助けられる。

熊本のアタッキングサードでのパス回しも岐阜の厚い壁に遮られ、逆に岐阜に押し込まれると、選手間が間延びする。スカパー解説者の森山氏が、そんな熊本の劣勢をグチグチと指摘し始めた時間帯でした。

43分。藏川のアーリークロスをアンデルソンがポストで落とす。拾った高柳と難しい体勢からのワンツー。DFの裏に抜け出した高柳の足元に渡ると、落ち着いてGKの逆を突いてゴール左隅に流し込む。高柳の移籍後初ゴールで、熊本がいい時間帯に先制します。

1点ビハインドの岐阜は後半から難波に代えて瀧谷を投入。苦手の難波を下げてくれて、少々ホッとする。

後半の入りは少々岐阜に持っていかれましたが、15分過ぎたころには持ち直して熊本の時間帯。しかし、CKの場面で園田がフリーにも係わらず連続でふかし、好機を逸すると、勝利の女神がそっぽを向いた。68分、リスタートから岐阜の水野がアーリークロス。ファーで阿部が粘って、同サイドにいた田代が角度のないところから撃つ。GK佐藤が動けずゴールに転がる。同点。

勢いづいた岐阜の時間帯。リオミネイロが持つと止められない。ここからベンチワークが忙しくなる。熊本は嶋田に代えて中山を投入。岐阜が風間に代えて田中パウロ淳一を入れると、熊本は岡本を下げて薗田を投入。今日のこの交代は、守り切るためではなく、藏川、片山を一列上げて追加点を狙うため。

その交代カードが奏功します。88分、右サイド中山からのサイドチェンジぎみのクロス。ゴール左45度でワントラップした藏川がシュート。ゴールに突き刺します。しかし、この場面、なぜ藏川がこのポジションにいたのか?そして、熊本はこの終了間際のいい時間帯に勝ち越し。これで完全に勝ったと思ったのです。多分、誰もが。

示されたアディッショナルタイムは4分。妥当と思える時間でした。しかし岐阜のFKが続く。キッカーは曲者の高地。最初のキックはファーでGK佐藤が抑える。しかし続く2本目のキックは佐藤が飛び出してパンチング。それが丁度ファーサイドの選手に納まると折り返す。中央でマイナスに切り返されると、PA外から走り込んだ瀧谷にシュートされてゴールネットが揺れる。土壇場での再同点弾。がっくりとピッチに倒れこむ熊本の選手たち。

実質、画面に表示された時間は4分を過ぎていました。もう駄目だなと思ってしまいました。岐阜もよく粘った。すごいな。引き分けかと。

しかし、それからが冒頭のシーン。自陣ハーフウェイライン付近からのリスタート。岐阜のDF岡根が撥ね返したところをテヨンが拾って思い切って撃つ。それは無回転だったのでしょうか。右ゴール上隅に突き刺さる。GK高木は一歩も動けず。ボールの軌道を目で見送った後の唖然とした表情。膝から崩れ落ちる。

決勝点を決めたテヨンは、大の字に寝そべったあと、仲間に手荒い祝福を受けると、今度はピッチに顔を埋めて突っ伏した。喜びを最大限表現しました。

思えば。アディッショナルタイムで追いつかれたことは過去幾度かあったように思いますが、終了間際に勝ち越し点を上げて逃げ切ったことは過去にあったでしょうか。覚えがありません。こんな劇的な勝利は、できれば熊本で多くのファンの前で見たかった気もします。

それにしても先発にしたアンデルソンが高柳のシュートのアシストになり、同じく藏川が、交代カードの中山のアシストからゴールを決めるなど、清川采配がみごと的中。“後ろ”の選手が追い越して点を取る。今の熊本。誰が出ても、同じチームコンセプトが描けるということなのか。これはこれから続く連戦のなかで、大きな強みに感じます。

熊本はこの勝利で、他チームより5試合未消化ながら、暫定順位を11位にしました。

震災後4連敗。その後は3勝1分。そして今節「5連戦の最初を勝てたことは大事」。この日のヒーロー、キム・テヨンはそう言います。各年代の韓国代表を経験。Jの5チーム、そして中国、韓国を渡り歩き、熊本には練習生からの契約。途中加入の直後に地震に見舞われたわけで…。苦労人。それにしても、あの状況下で審判の日本語をよく聴き取り、ラストワンプレーを選択したんだなあと。こんなプロフェッショナルがチームにいることを改めて心強く思います。難敵待ち構える連戦に向かうエネルギーが一段と高まってきましたね。

【J2第19節】(ベアスタ)
熊本 2-0(前半2-0)讃岐
<得点者>
[熊]清武功暉(34分)、嶋田慎太郎(42分)
<警告>
[熊]キム・テヨン(31分)、植田龍仁朗(87分)
[讃]藤井航大(50分)
観衆:5,191人


前々節のリーグ復帰後初勝利は、ようやくホッとしたというのが正直な感想でしたが、長崎戦以来9試合ぶりになる今節の無失点試合は、それ以上の嬉しさがありました。「長くはがゆい思いをしていたし、守備陣で頑張っても結果が全てなので、今日は結果が出て(無失点)良かった」(公式)と言うのはGK佐藤。試合しょっぱな、讃岐のカウンターから木島のクロスに中央で仲間に合わせられますが、それをファインクリア。先制点の機会を阻止した守護神のこのプレーが、勝利を大きく手繰り寄せました。

20160619讃岐

10分以降は熊本の時間帯。左サイド片山からマイナスに嶋田に送ると嶋田が撃つ。強烈な枠内シュートは、GK清水がクリア。続いても片山から受けた清武がDFを背負いながらマイナス。平繁のダイレクトシュートは枠の左。すぐあと、中盤で潰されるがアドバンテージ。岡本が左から上がった清武に。エリア内からのシュートはGKはじく。こぼれ球はエブソンがすかさずゴールライン外に出す。そのあとのCKは、ニアの平繁がバックヘッドで流すも枠の外。

押せ押せの熊本。「サイドを大きく使って」という清川監督の指示を受けて、さらにワンタッチプレーを交えて讃岐ゴールを脅かす。

ただ、しかしゴールが割れない。この好機を逸していると”流れ”が変わらないかなぁ。などと心配していた時間帯でした。

34分。アタッキングサードで左右幅を使って讃岐を揺さぶっていた熊本。讃岐の馬場にボールを奪われるも、それを猛烈なプレッシングで奪い返したのは清武。高い位置とはいえどもまだゴールまでは35メートルの距離。しかし、「アップのときからいいシュート感触だった」という清武は、その距離から思いっきり右足を振りぬいた。ボールは無回転で飛び出すと、ゴールマウスの直前で落ちるように伸びて、名手清水の指先をかすめ、ゴールネットに突き刺さります。

スタジアムももちろん、テレビで観ていた人も含めて誰もがまず感嘆のため息をもらすようなスーパーゴール。そしてその後に歓喜の雄叫びが待っていました。

その後も讃岐ゴールを脅かし続ける熊本。追加点は42分でした。最終ラインから送られたフィードに右サイドで清武がエブソンに競り勝ってゴールラインぎりぎりからマイナスの折り返し。しかしエリア内ニアの平繁には合わず。拾った讃岐SB韓が、岡本のチェックに慌てたのか左足アウトで逃げるようにクリアするがいかにも小さい。それは詰めて来ていた嶋田へのちょうどいいプレゼントパスになって。これは嶋田も利き足ではない右足で、落ち着いて押し込む。実にいい時間帯で追加点を取りました。

ただ、前半アディッショナルタイムに高い位置で仲間に奪われ、シュートまで持っていかれたように、讃岐にチャンスがなかったわけではない。2-0は一番危ないスコアと言われるように、次の1点がどちらに転ぶかによって、戦況はわからないもの。清川監督はハーフタイム、「後半の入りもすごく大事!」と選手たちを送り出します。

それを受けて後半開始早々も熊本の攻勢が続く。讃岐のCKからのカウンター。清武が持ち上がってからのスルーパスはわずかに平繁がオフサイド。続く清武のFKは、またも無回転のブレ球ながら、GK清水が横っ飛びで防ぐ。今度は右サイドを崩すと、岡本が得意の低く速いクロス。讃岐のDFがあわやオウンゴールかと思われるがクリアする。

「下がり過ぎるな」という指揮官の指示もありましたが、攻撃が最大の防御とばかりに、追加点を狙いにいく熊本の姿勢が見えました。

ただ、60分を過ぎた頃でしょうか。讃岐がギアを上げて、球際を厳しくしてきたのでしょうか。熊本のファールが増えて讃岐のFKが多くなる。同時に徐々にアタッキングサードを脅かされ始めると、指揮官はきっぱりと嶋田に代えて薗田、平繁に代えて巻と2枚替え。3-4-2-1(あるいは5-4-1)のシフトに変更します。このあたりの見切りはいつもどおり。

前節のワントップはアンデルソン。うまく凌げなかったのは、書いたとおり。そして残り時間15分に強いのが讃岐でした。讃岐のカウンター。熊本のDFラインはスクランブルのように下がるのみ。しかし木島のシュートは枠を反れてくれて胸をなでおろす。

熊本は清武に代えて上村を2列目左サイドに入れる。「練習でもしたことがないポジションでびっくりした」(熊日)と言う上村。「(守備で)いつ行けばいいか分からず、迷っていたせいでプレシャーに行くのが遅れてしまった」と反省の弁ですが、今の熊本、このベンチメンバーで、前線からのディフェンスを維持するためには、この選択しかなかったのは頷けます。

「下がり過ぎるな!」と叫ぶベンチ。巻は前線で競ると潰されてファールを貰う。役割を分かっている。アディショナルタイムは3分。敵陣でなるだけボールを進め、前線で巻と上村がプレスしてパスミスを誘う。讃岐の仲間からのアーリークロスに藤井のヘッドはドンピシャでしたが、枠の左に反れ、その瞬間熊本の完封勝利の笛が吹かれました。

清武のスーパーゴールがあるまでは、前節と同じような展開だと感じていました。追加点を得てからも、後半押し込まれることを心配していましたね。

セオリーならば、後半守りに入り、讃岐に前に出てこさせて奪ってカウンターで更に追加点を狙うということなのですが、指揮官は真っ当に攻めて追加点を狙うことを選びました。

まあ、それは成りませんでしたが、逃げ切りにはうまく成功しました。守備陣は最後まで慌てる様子がなく、自信を持ったプレーぶりだったのはもちろんですが、やはりGK佐藤の、ファインセーブ3本! それとそのポジショニングの巧みさが光りました。いよいよ頼もしい守護神だということが実証されたゲームでした。

さぁ、熊本は勝ち点を積み上げて20。順位は暫定ながら15位になりました。

それにしてもこの鳥栖のホーム、ベアスタでの不敗神話が続いています。というよりも、復帰後の初勝利も、そして2勝目であり完封勝利もこの鳥栖スタジアム。「このスタジアムでは負けない」。そんな験のいいスタジアムを貸していただいたということ。

更に言えば(前日は鳥栖戦だったにも係わらず)スタジアム運営をしていただき、スポンサー・サイゲームスとクラブには破格の招待企画をして頂いた。熊本の応援もしていていただき、勝利後の儀式「カモン!ロッソ」の真っ赤なゴール裏には、気付けばところどころにサガンブルーのユニの姿もありました。それもありがたく。

そして、最後に鳥栖のサポーターから掲げられた横断幕の言葉はいきなりで、もう泣くまいと誓っていたこの年寄りの涙腺をまた崩壊させます。

「友よ、次は約束の地で逢おう」。

それはお互いだけに通じる、シンプルなメッセージでした。そう、次にこのスタジアムに来るときは、カテゴリーがJ1でなければいけない。それが約束なのです。

サガン鳥栖の皆さんありがとうございます。あのあなた方をJ1へ送った試合だけでなく、この震災を経験して、”友”のありがたみが痛いほどわかったのが、特に鳥栖の皆さんでした。このご恩は熊本のファンたちが次の世代に語り継いでいくでしょう。

そして、熊本は夢にまで見た“ホーム”に7月から帰ります。厳しい日程が待っていますが、だれもそんなことを言い訳にはしないでしょう。

【J2第18節】(正田スタ)
群馬 1-1(前半0-0)熊本
<得点者>
[群]小林竜樹(90分+2)
[熊]黒木晃平(52分)
<警告>
[熊]園田拓也(61分)、キム・テヨン(74分)、アンデルソン(84分)
観衆:4,710人


サッカー、というか勝負事っていうのは、本当に難しいものですねぇ。あの時間帯、あのシーンで、いくら名手の松下といえども、162センチの小林の頭をピンポイントで狙ったとは思えないのですが…。ニアでつぶれた“長身”の永井の頭を越えたクロスボールは、その小林がうまくとらえて、ゴール左隅に流し込むと、熊本の手から勝ち点2がするりとこぼれ落ちました。

「攻撃陣のコンディションは上がってきた」(スカパー)と清川監督が戦前言うように、前節の勝利で暫定17位に浮上した熊本は、その勢いで20位に沈む群馬を相手に連勝をもくろむ試合でした。群馬もまた3連敗のあと、前節北九州を3-0で下し、連勝を目指す。警戒すべきはその試合でハットトリックを達成した大卒ルーキーのFW瀬川。

中3日の連戦ながら、熊本は先発メンバーをいじらない。試合開始早々からボールポゼッションは熊本。対する群馬は、「相手に持たれる時間があってもいい」(松下)というように、奪ってからのショートカウンターが狙いのようでした。

20160612群馬

23分には清武がドリブルで持ち上がってのミドルシュート。GK横っ飛びも触れませんが、これはポストに跳ね返される。続く24分にも、高柳、平繁のバイタルでの短いパス交換から嶋田が左足一閃。しかし今度はクロスバーに嫌われる。実に惜しい。

片山と黒木の両SBを高い位置取りにさせた熊本は、小気味のいいパス回しで群馬の厳しいプレスをはいでいく。しかし、得点には至らぬまま前半を終えます。

群馬もこのまま手をこまねいているわけにはいきませんでした。ハーフタイムで「怖がってはいけない」「勇気を出して狙っていこう!点をとるぞ!」と服部監督が鼓舞すると、球際が激しくなり、熊本のパス回しから徐々にボールを奪うようになります。そして前線の瀬川に集める。

しかし52分、先制したのは熊本でした。群馬の攻撃を凌いで左サイドから持ち上がると、右にサイドチェンジ。もらった黒木が中にカットインするとシュートコースが見えた。豪快に左足を振りぬくと、ポストに当たるものの、今度はゴールに吸い込まれました。

熊本は先制した試合の勝率は100%。そんな嬉しいデータを試合前のスカパーが紹介していました。

しかし63分、平繁が痛んでアンデルソンに交代すると、群馬もFW小牟田に代えて小林。その小林が右サイドで粘ってドリブルで突っかけると、間に一人使って最後は中村がエリアに侵入。しかしシュートは右サイドネットで助かる。

群馬のポゼッションが増え始めると、左右に振られ守る時間が長くなってきた熊本。岡本を下げて薗田を入れ、3バックというより5-4-1の布陣。虎の子の1点を守り、0で凌ぐというメッセージは、この時間帯のこの攻防ならセオリーどおりだったでしょう。

だが、アンデルソンひとりの前線では、カウンター要員としては不十分。群馬が常盤を入れ、長身ドリブラー永井を投入した頃には守勢一辺倒。それでも凌ぎ、時間を使って、ようやくアディッショナルタイム3分に入って、連勝の喜びを今か今かと爆発させようとしていたとき。それが冒頭のシーンでした。

「連戦ということもあり、なかなか思った試合運びができなかったが、なんとか前半をしのいで、得点を取る機会を狙っていき、ああいう形で点が取れました」(公式サイト)。試合後の清川監督のコメントを読むと、前半を見る目が少しわれわれよりネガティヴだったのがわかる。ハーフタイムでも選手たちに「よく耐えている」と。

しかし「その後は少し守備的にして後ろの枚数を増やした。なんとか勝点3を熊本に持ち帰ろうとしたんですが、向こうの圧力もあって引き分けという形になってしまった」(清川監督)と。

われわれが見る以上に、連戦の中での選手たちのコンディションは苦しいものがあったのかも知れません。それでも指揮官は、3日前と同じ先発メンバーを選びました。また、残りの時間を考えても、あそこで守備的にしたのはセオリーどおりではあります。ベンチメンバーを見ても、そういう采配になるのも肯けるところです。

しかし。しかし、たったあと1分というところで凌ぎきれなかった。これはもう勝負の綾と言ってしまうほかないのか。

画面を通じてのわれわれの想像に過ぎませんが、どうもあの時間帯のワントップという戦術でアンデルソンが孤立したのかどうか、判定に対してすごく過敏になっていたような。イライラしていたような。最終盤、スカパーの実況によれば清川監督から“もっとお互いに話せ”といった指示がとんでいたようなピッチ内の状況。なんとなくそのイライラが全体に伝わって、チームのギリギリの集中力を削いでいたようにも見えました。

いや、個々の選手がどうこうではなく、勝負の綾はそんなところにあったんだと、納得したいだけです。

新人監督にとっての経験値が、またひとつ加わったことは間違いありません。言葉数の少ないコメントがその苦悩を物語っているような気がするのはわれわれだけでしょうか。「勝点1でしたが、持ち帰ることができたことはよかった」と言うのも、とても本心から出た言葉には聞こえず、悔しさに満ち溢れているように思えました。


【J2第17節】(ベアスタ)
熊本 5-2(前半5-0)金沢
<得点者>
[熊]平繁龍一2(1分、31分)、清武功暉(9分)、キム・テヨン(36分)、黒木晃平(44分)
[金]山藤健太(49分)、安柄俊(78分)
<警告>
[熊]高柳一誠(54分)、片山奨典(70分)、清武功暉(79分)
[金]可児壮隆(9分)、安柄俊(47分)、辻尾真二(71分)
観衆:2,638人
主審:清水勇人
副審:中井恒、中野卓


先制点がこの試合を決めたと言ってもいいでしょうね。胸のすくような得点でした。

キックオフからの流れ。ゴールラインぎりぎりで奪った嶋田の粘り。平繁がバックステップでDFの死角に入り直して右足一閃。開始からわずか20数秒のこの得点が、選手たちをいろんな呪縛から解き放って、ゴールラッシュの呼び水となりました。

9分にはPA左で得たFKを、清武が速い弾道で直接ニアに蹴り込む。31分には岡本の高速グラウンダークロスに、DFの後ろから滑り込んだ平繁が押し込む。36分にはCKからキム・テヨンのバックヘッドでゴール右に流し込む。圧巻だったのは前半終了間際、金沢のセットプレーを凌いでからのカウンター。嶋田が左サイドを駆け上がると、右サイドからは黒木が猛烈ダッシュ。ピンポイントで合わせて5点目とします。

その1点1点が、これまでの辛さや悔しさを吹き飛ばすようで。併せて、これまでお世話になった柏や神戸だけでなく、応援に駆けつけてくれた多くの他のJチームサポーターへの感謝のゴールのようでした。それにしても前半放った5本のシュートがすべてゴールに結びつくなんて…。

20160608金沢

この日の”ホーム”は鳥栖スタジアムを貸していただきました。この通称”ベアスタ”のピッチに立つのは実に2011年12月以来。あの「堅忍不抜」の横断幕で、鳥栖をJ1に見送って以来です。

あれから約束どおり鳥栖はJ1で待っていてくれている。この日、山口佐賀県知事は挨拶で「ロアッソとサガンの待ち合わせ場所はJ1です!」と言ってくれ、バックスタンドで赤い服をまとってくれていた鳥栖サポからは「友よ ようこそベアスタへ いつでも力になるばい」という横断幕が掲げられました。この温かさと絆は、鳥栖ならではです。そんな”ホーム”アドバンテージにも大いに助けられましたね。

そして試合前日の宿舎での夕飯後、GK佐藤の呼びかけで、選手たちだけでの話し合いをしたのだという。やはり「勝てなくて、内容も悪くて、チームの雰囲気も悪くなっていった。みんなどこか自信なくやっていて、迷いながらやっている感じだった」(サッカーキング)と岡本は言う。それは「ミーティングなんて大げさなものではないんですが、みんなで少しずつでもしゃべってもらった」。しかし、そのなかで「一人ひとりが『何とかしなきゃ』と思う中で、チームとして機能しなくなっていた。それぞれが一人でプレッシャーを感じていて、『みんなで戦う』ということがなくなっていたんだと気付けた」(岡本)のだという。メンタルを”整理”して共有する貴重な時間が取られたことは、この試合を迎えるにあたって重要なことでした。

「コンディションが良く、近いうちに点を取ると思っていた」(清川監督)と言う平繁の、実に平繁らしい2得点。清武本来の力を示したようなFKやドリブル。岡本や嶋田の視野の広いアシスト。けれど前線の選手だけが切れきれだったわけではなく、高柳やキム・テヨンが要所を締め、片山や黒木がサイド攻撃に加わり、DFの園田、植田からのフィードも効いていました。

さすがに後半、プレスが弱くなって2失点。PKの失点はともかく、CKの流れからの1失点目、あの角度から決められるのは、これまでの繰り返しのようで。課題が残ります。ただ、後半をどう凌ぐのかというこの課題は開幕以来のもの。その本来の課題に”戻ってきた”のだとも言えます。

震災以降の復帰戦で、「勝ち方を忘れていた」と巻は言いました。「どうすれば勝てるのか」と清武も悩んだ。選手たちは相当苦悩していたのではないかと。待ち望んだ勝利なのに、試合後の選手たちはまだどことなく固い。喜びを爆発させるということではない、とにかくまずホッとしたという表情。「ようやく勝利を納められた」。その正直な感想に、選手たちはそこまで追いこまれていたのかと。

佐賀大学時代、鳥栖の強化指定選手としてこのスタジアムでJデビューを果たした黒木は、インタビューで感極まって答えに詰まりました。「鳥栖でこんな形で試合ができて、ゴールまでできるとは思っていなかった」(熊日)と言いました。この震災での経験。色々な思いが交錯した涙でした。

チーム全体のメンタルコンディションを取り戻したともいえるこの試合。「ここからがスタート」と主将の岡本が言いました。次のアウェー群馬戦を踏ん張って、次のホーム戦も鳥栖ベアスタでの開催。また、鳥栖の方々の力を借りることになります。いつか我が家へ帰る日まで勝ち続けようじゃないか。決してひとりじゃないんだ。そんな気持ちにさせてくれる今日のスタジアム。選手だけではなく、われわれファンのメンタルも前に向いたような。今日の勝利と鳥栖の仲間たちの気持ちを力にして。

【J2第16節】(Cスタ)
岡山 2-1(前半1-0)熊本
<得点者>
[岡]田中奏一(24分)、矢島慎也(65分)
[熊]アンデルソン(51分)
<警告>
[岡]矢島慎也(59分)
観衆:7,308人
主審:清水修平
副審:伊東知哉、福岡靖人


なかなか勝てません。震災を挟んでついに6連敗。順位は暫定ながらも19位まで落ちてしまいました。

前節のエントリーで、わが熊本は「相手を圧倒する球際と、圧倒する切り替えと、圧倒する運動量があって初めて勝機が見いだせるんだ」と書きました。その点で言えば、今節のこの試合は、復帰直後の千葉戦は除くにしても、震災後一番の内容の悪さだったではなかったでしょうか。いやむしろ岡山が良すぎたのか。90分間ほぼ岡山に主導権を奪われた。そんななかでリーグ復帰後、ようやく初得点が生まれたことが、唯一の収穫と言えました。

ちょっと選手のメンタル面が気になっています。コンディションの面でいえば、ゲーム体力は戻ったように見える。しかし、メンタルのコンディションは、ちょっと戻っていないのかもと。いや、戻るというより、“調整”されていないかも知れないと。

清川監督は試合前、岡山のことを十分リスペクトしつつ、しかし「岡山のいいところをつぶしにかかるより、こちらが仕掛けることで先手を取りたい」(スカパー)と、ゲームプランを描いていましたが…。仕掛けて先手を取られたのは熊本の方でした。

20160604岡山

熊本の狙いは、岡山の3バックのサイドのスペースを使って揺さぶり、DFの間隔を空けることによって崩すということだったでしょう。岡山の特徴であり、弱点でもある部分。前監督の小野さんに言わせれば「砂をまぶして隠している」部分です。

そこをロングボールでアンデルソンや清武を走らせようともしましたし、黒木や片山の両SBが高い位置を取り、侵入することも狙っていました。しかしサイドは逆に岡山の両WBの速さに翻弄された。そのベースになっていたのは、岡山の組織的な守備、球際の強さ、攻守切り替えの早さ。それこそ本来熊本がやりたかったサッカーでした。

今季初先発となったアンデルソンには、3人掛かりで奪いに来る。奪ったらワンタッチパスで素早くバイタルを脅かす。ボランチの矢島が、前線の豊川目掛けて幾度もボールを出す。いずれもリオオリンピック代表を目指す選手同士のホットラインのように。

24分、またしても先制点を奪われてしまいます。熊本の右サイド。黒木が喰いついたところを交わされると、三村がそのスペースからゴール前を横切るようなグラウンダーのクロス。ファーには対角の田中が待ち構え、左足で巻くようにゴール左上隅に流し込む。前節町田戦の1点目のような崩され方でした。

「相手をこわがっている部分がある。負けてたら試合にならない」。ハーフタイム、指揮官はそう言って選手を鼓舞しました。

その言葉が効いたのか、雨の強まった後半、最終ラインからのロングフィードのこぼれたところを嶋田がPアーク前からシュート。これは岡山GK中林が横っ飛びでクリア。そのCKからの流れ。左サイドからの嶋田のクロスにアンデルソンのスライディングシュートは、惜しくも枠の上。

そんな熊本の勢いからの得点でした。51分、岡山の執拗な攻撃を守り切ると、自陣から縦に展開。アンデルソンが落として清武につなぐと、清武が猛スピードで持ち上がりクロスを入れる。ゴール前のDFが一度は触るものの、上がっていたアンデルソンがそれを奪って流し込んだ。同点!

復帰後初得点者はアンジー。FW2人で作った攻撃と得点と言ってもいい位のシーンでした。

しかし、喜びもつかの間でした。岡山の左右に振った波状攻撃。中盤も含めてボックス内で跳ね返していましたが、シュート体制に入った田中を、その殊勲のアンデルソンが後ろから倒してPKを与えてしまう。

キッカーは矢島。落ち着いて決めます。

熊本はこの失点の前から岡本を入れていましたが、失点後はテヨンを最終ラインに下げて3-4-3に。岡山の両WBに片山、黒木を対峙させます。そして前線には巻。最後は平繁も投入しますが、熊本の入れるクロス攻撃に岡山のゴール前は厚く、跳ね返され続けると、敗戦の笛を聞きました。

試合後、主審の横に整列した熊本の選手たちの誰もが、苦虫を噛み潰したような表情に見えたのは、“自分たちのサッカーが出来なかった”という悔しさではなかったでしょうか。「もっとやれるだろ!」というゴール裏の叱咤を、顔を上げて聞いている。選手たち自身が当然そう思っているのだろう…。

ただしかし、相手を上回れない。そういう“現実”と選手たちは立ち向かっているのだと思います。

ハーフタイムで清川監督が選手たちに指示したことで、あとの二つの言葉も気になります。「ボールを奪った後、あわてずにプレーしよう。反応は早く。」「1人で頑張るのはきついが、全体で頑張ればやれる」。いずれもメンタルに訴えている。

前節、自陣のゴール前の高いボール処理に躊躇してバウンドさせたように、水戸戦では消極的な横パスやバックパスに終始したように、あるいは今節全員が球際に強くいけなかったように。選手たちは「サッカーが出来る喜び」を感じつつも、「被災地に早く勝利を届けたい」という思いが強すぎて、しかし相手を上回るほどのコンディションや連携には届かないもどかしさのなかで、ボールを大事にしたいというネガティブさと、縦に急ぎたいというポジティブさに混乱してはいないだろうか。

冒頭書いた「メンタルコンディションが“調整”されていないのでは?」というのはそういう意味です。震災を挟んで、フィジカルコンディションの復活ばかりに目が行きがちでしたが、思えばこの震災で選手たちは得体のしれない重いものを抱え込んだわけで。この試合前に敵将・長澤監督が「熊本は、今一番、おそらくJ2だけでなくJ1のどのチームよりも戦う気持ちが強いはず」(スカパー)と言っていたように。

その震災後の難しいメンタルコンディションについて、ちょっとわれわれも含めて甘くみていたのではないかと。“調整”というより“整理”、場合によっては選手ひとり一人にカウンセリングやセラピーといった対処が必要なのかもという気さえします。

「これが今の現実だと思うので、受け入れてやっていかなければいけないと思う」。巻は試合後そうコメントしました。ただし「得点と勝点、勝利が欲しかったが、1ゴールを取れたことは前に進めたのかなと思う」とも。

そう、勝てはしなかったけれど、震災後初ゴールを決められたことは、半歩は前進できたということでないか。そう捉えて、一歩、二歩と前に進みたい。戦っていきたいと思います。

なんといっても次節は“隣町”鳥栖のベアスタを使用させていただいてホーム戦が開けます。この距離感は大きい。平日ではありますが、多くのファンがゴール裏から後押ししてくれることを期待したいと思います。