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6月23日(土)
【J2第20節】(石川西部)
金沢 0-0(前半0-0)熊本
<警告>
[金]藤村慶太(43分)
[熊]片山奨典(51分)
観衆:4,290人
主審:榎本一慶


20180623金沢

アウェー金沢戦。前半は決定機もありましたが決めきれず。後半、エース佐藤洸一を投入した金沢に防戦一方の熊本でしたが、こちらはGK佐藤昭大の好セーブの連発でなんとか無失点。スコアレスドローで勝ち点1を得ました。順位はそのまま18位。

6月16日(土)
【J2第19節】(えがおS)
熊本 1-1(前半0-1)讃岐
<得点者>
[熊]田中達也(71分)
[讃]重松健太郎(22分)
<警告>
[熊]村上巧(35分)、黒木晃平(61分)
[讃]武田有祐(85分)
観衆:3,740人
主審:岡宏道


このカテゴリーに戦う前から勝って当然の相手などいないし、その逆もまたしかりとわれわれは常日頃思っています。だから、現在は最下位に沈む讃岐とはいえ、いや8試合白星のない相手だからこそ、手負いの獅子よろしく向かってくるのではと恐れていました。特に熊本に対して“思うところ”のある北野監督だから。

案の定、井芹記者によると「試合前に言葉を交わした際、今シーズンのJ2の傾向を踏まえて堅守速攻のスタイルを採っていることを明かした一方で、『今日はちょっと、変えますけどね』と、北野監督は話していた」(熊本蹴球通信)。

引いて守ってカウンターとばかり予想していたわれわれも、開始早々からボールを保持して攻め上がる讃岐に少々面食らいます。渋谷監督は選手たちが「非常に固く入った」()とも言う。

20180616讃岐

讃岐の前線の4人、原、佐々木、西、重松がかなり前に張って裏を狙っている。対する熊本の3バックは米原、村上、黒木。故障なのか、とうとう本職のDFがいなくなりましたが、これはこれでボールを動かせるメンバー。渋谷監督好みのモビリティを重視した人選でもあるのかも知れない。

それを象徴するかのように、米原から田中、黒木から片山へ、大きなサイドチェンジのパスがぴたりと決まり、一気にチャンスになる場面も。

しかし心配していたとおり先に失点してしまう。22分、永田からのロングパスに抜け出そうとした佐々木。このボールは米原がクリア。だがそれが小さくて走り込んだ重松が思い切りよくミドルで蹴り込むと、ボールは左ポストに当たってゴールに転がり込みます。

先制した讃岐はそれでも引いて守ることはしませんでした。北野監督は「1点取って、前半に攻めれたので、ちょっと調子に乗って前に行ったところで、熊本さんの長いボールのセカンドを拾うのに苦労しました」(同)と打ち明ける。

中盤には大きなスペースのあるオープンな展開。皆川や安には、他のチームと同じようにファールぎりぎりのボディコンタクト。そこで指揮官は、二人とはタイプの違う佐野を投入。これが奏功するとカウンターが活き始める。

71分、安と皆川でカウンター。皆川が下げると追走してきた佐野がシュート。讃岐のブロックが右にこぼれたところを田中がダイレクトに振り抜くと、ゴール左隅に決まります。同点。

さらには79分頃、やはりカウンターから佐野が粘って右サイドの大きなスペースに出すと、田中がそれを俊足で運びGKと1対1。中の安を選ばず田中が撃つと、これはGKがブロック。再び拾った田中が下げると、中山が思いっきりよくミドル。これもGK正面でブロックされました。惜しかった。

このプレーで中山が足を攣ってしまう。これに先立って田辺に代えて上原を投入していた指揮官は、鈴木をCBに入れることで米原をボランチに上げる。村上も攣っていたので前線に残す。最後は黒木が中盤に居たのではないか?とにかく使える駒を使えるだけ使っての“死闘”でしたが、遂に追加点は奪えず。引き分けに終わりました。

すぐにスタジアムをあとにしたわれわれは気づかなかったのですが、試合後“事件”があったようですね。ゴール裏の“呼び出し”に応えて渋谷監督が出ていったのですか?

このことを「これは、私は当たり前だと思います」(同)と指揮官は言う。「言われた方は、いろんな方が思っている気持ちを代弁してくれて、逆に勇気ある話をしてくれたんじゃないかと思うので、その言葉をしっかりと肝に命じて、頑張っていきたい」と。こんな考えで、それを行動に移せる指導者を、少なくともわれわれは初めて見ました。

敵将・北野監督のコメントも考えさせられました。「9年前、僕がここを辞める時に、『熊本にサッカー文化というか、そういうのができたらいいですね』っていう話をしてここを辞めたわけなんですけど、今日の雰囲気であったり、サポーター、ファンの方達の雰囲気というのは、本当にロアッソの選手たちを後押ししていたと思います」(同)と言う。北野監督の“思うところ”。

果たしてあれからわれわれは熊本に“サッカー文化”を根付かせることができているのだろうか。土曜のナイトゲームに3740人。それでも一体となって応援できているのだろうか。自省を含め、考えさせられます。順位はなんとか18位に踏みとどまりました。

6月10日(日)
【J2第18節】(水前寺)
熊本 0-1(前半0-1)福岡
<得点者>
[福]森本貴幸(31分)
<警告>
[熊]米原秀亮(6分)
観衆:5,118人
主審:小屋幸栄


首位を争う福岡をずいぶん苦しめたのですが結果は敗戦。3連敗を喫し、順位もずるずると18位まで後退してしました。

熊本はミッドウィークに行われた天皇杯でのいい内容を踏まえて、そのエッセンスを加えたスタメンで臨みます。前3人は変わらないものの、左のWBに片山、ボランチの一角には田辺。そして試合の途中からのポジション変更はこれまでもあったものの、今節はスタートから黒木をCBの右に置いてきました。

20180610福岡

渋谷監督の黒木への信頼は相当厚いと前々から感じていましたが、この試合後のインタビューでも「常に相手にとって嫌なプレーを選べるしキックの技術もあるので、特に前半はチャンスもありましたし、後半のビッグチャンスが生まれる前も、彼のところからの発信が多く、彼から行って左サイドからクロスとか、そういう部分はたくさんあった」「狙い通りの攻撃がたくさん生まれていた」(熊本蹴球通信)と誉める。チームのキーマンでした。

オーソドックスな4-4-2の布陣の福岡に対し、3-4-3のミスマッチを作る熊本でした。あまり激しくプレスに来ない福岡でしたが、その代わり熊本のパスコースを読んでいるかのように中盤で奪われる。熊本側のパスのずれも見逃さない。

30分、中央のパス交換からドゥドゥが抜け出しPエリア侵入。右足アウトで素早くシュートしますが、これはGK佐藤が好セーブ。事なきを得ます。しかしすぐ後、ドゥドゥがドリブルで運ぶと右から追走してきた森本にパス。青木が対峙していましたが、股抜きシュートを恐れた青木が足を閉じた瞬間を狙ったように脇を抜く。技ありのシュートは佐藤の伸ばした手も届かず、ゴール左隅に転がり込む。

堅守を誇る井原・福岡は、ここから本領を発揮して守り抜きます。その立役者となったのは、大津高出身で、熊本の澤村GKコーチの教え子でもあるGK圍でしたね。

53分頃。片山のアーリークロスに皆川のヘディングシュート。これを片手一本でナイスクリア。64分頃には、片山から入ったグラウンダーパスをニアで受けた安がうまく反転してシュートするも圍がナイスセーブ。続いて右の田中から入れ直したクロスに安のヘディングでしたが、これもはじき返しました。

一度ナイスセーブしたGKが“当たってくる”という表現をしますが、やはりこの男を“当たらせて”しまった。

熊本も伊東、高瀬、池谷と入れて攻勢を掛けましたが、最後まで点には結びつけられませんでした。

「天皇杯と今日のゲーム、この2試合は本当に悔しい試合」(同)と渋谷監督は総括しました。内容に手応えがあっても、ゲームには勝てなかったことへの悔しさということでしょうか。「1つのミスが失点に結びつくんだということを今日も学んだので、こういうことを無くしていかなければ、勝つこと、自分たちが勝利を掴み取るということは難しい」と。

わずかな差のようで、それがこの節で首位に立った福岡との実は大きな“勝ち点差”なのかも知れません。「それはトレーニングでしか解決できない」と指揮官はきっぱりと言い切る。それは果てしない“作業”なのかも知れませんが、選手たちには「がんばれ!」と言うしかないところです。

天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会
6月6日(水)
【天皇杯2回戦】(松本)
松本 1-1(PK5-4)熊本
<得点者>
[松]永井龍(42分)
[熊]高瀬優孝(83分)
<警告>
[松]前田直輝(96分)
[熊]米原秀亮(103分)
観衆:4,243人
主審:谷本涼


先発
GK 1 畑実
DF 5 植田龍仁朗
(91分→MF 32 米原秀亮)
DF 13 多々良敦斗
DF 39 鈴木翔登
MF 7 片山奨典
MF 8 上村周平
MF 22 上原拓郎
MF 24 高瀬優孝
FW 17 佐野翼
(67分→MF 37 池谷友喜)
FW 18 巻誠一郎
(79分→MF 33 坂本広大)
FW 25 田辺圭佑
(82分→MF 14 田中達也)
控え
GK 30 佐藤昭大
MF 27 中山雄登
FW 9 安柄俊

天皇杯2回戦からの出場となった熊本は、アルウィンで松本山雅と対戦。日曜のリーグ戦から先発を総入れ替えして臨んだ。前半のうちに先制点を奪われるも後半、高瀬の同点弾が決まり延長突入。結局PK戦までもつれたが敗戦となった。試合の様子はわかりませんが、熊日の記事によれば「低迷するリーグ戦へ一筋の光が見えた。久々に起用された若手やベテランが躍動」とあります。

2018.06.04 連敗。大分戦
6月3日(日)
【J2第17節】(大銀ド)
大分 2-0(前半1-0)熊本
<得点者>
[大]馬場賢治(23分)、後藤優介(90分+1)
<警告>
[大]鈴木義宜(83分)
観衆:8,371人
主審:三上正一郎


20180603大分

大きな怪我から復帰した村上をCBの真ん中に据えた熊本でしたが、ブロックを敷いて喰いつかない大分の守備の前に手を焼きます。23分に失点。後半は相手のポジションとミスマッチを作るとボールが回り始めますが、決定機を外す。後半アディッショナルタイムに追加点を献上して敗戦となりました。順位は17位に後退。