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7月29日(日)
【J2第26節】(NACK)
大宮 2-1(前半0-1)熊本
<得点者>
[大]酒井宣福(67分)、大前元紀(70分)
[熊]伊東俊(10分)
<警告>
[大]マテウス(27分)、河本裕之(90分+1)
[熊]植田龍仁朗(65分)
観衆:7,278人
主審:佐藤誠和


20180729大宮

熊本はこの試合も入りよく、10分には素早いパス回しから伊東の初ゴールで先制する。しかし後半、攻勢を強めた大宮に耐え切れず、セットプレーの流れから酒井のバイシクルシュートで同点にされると、すぐあとにはカウンターから大前に決められ、逆転負けを喫した。

7月25日(水)
【J2第25節】(えがおS)
熊本 2-2(前半1-2)山口
<得点者>
[熊]安柄俊(17分)、皆川佑介(63分)
[山]小野瀬康介2(42分、45分+1)
<退場>
[山]前貴之(78分)
<警告>
[山]前貴之2(66分、78分)
観衆:3,576人
主審:高山啓義


安の出場停止が解けて皆川との2トップに戻した熊本。開始早々の失点という悪癖は、前節から解消されて、この日もアグレッシブに入った。開幕戦で大敗したときは、後ろからの組み立てを山口得意のハイプレスで奪われ続けましたが、今日はその背後を突くパス回しも板についた。山口側が動かすパスにも厳しくプレスに行けていました。

20180725山口

先制点は17分。右サイド奥に送った長いパスに田中が追いつくと、ダイレクトでクロスを上げる。ファーサイドに突っ込んだ安がどんぴしゃで頭で押し込みました。

しかし、ここから前半を終えるまでの試合運びに難があった。確かに守勢に転じましたが、そこからどう打開し、自分たちの時間にしていくのか。同点にされたシーンは攻撃から守備に転じる際のマネジメントミス。山口のGK吉満から右サイドの高い位置で張っていた小野瀬への一発のロングキック。そこからPAに侵入されて対応できませんでした。

そのまま同点で終わるならまだしも、前半アディッショナルタイムには、バックパスのミスを見逃さなかった山口が、左サイドからの大きなクロスに大外から小野瀬のヘディング。全く着ききれていない。前半のうちに逆転されてしまいます。

「1点取って『やれるだろう』とか、いい攻撃ができているなという感覚からカウンターを受けて失点するとか、それで頭を下げて2点目を取られるとか。このところずっと負けているのはそういう“心”のところ」(熊本蹴球通信)とは、試合後の渋谷監督の談話。
ただ、前半のうちにFW山下を入れてきた山口・霜田采配に混乱した選手たちに対して、前半のうちに“修正”する手だては取れなかったものか。スタジアムの高い位置から俯瞰しているスタッフからの分析情報はベンチになかったのか。
「全体の中でコミュニケーションをとったり、僕自身も外から言わなきゃいけなかったかもしれませんけど、やっているところで改善していかないとなかなか難しいと思う」(同)と言うのは、ちょっと厳しい。

しかし、この人の頑固なまでにブレないチーム方針は、ようやくつぼみが開き始めたのではないかという気もします。あのコテンパンにやられた開幕戦を敵地まで行って目の当たりにした身にとっては。

ハーフタイムに相当激を飛ばしたようですが、それがカンフル剤になったのか、63分に安が右サイド奥に持ち込んでグラウンダーぎみのクロスを入れると、ニアに走り込んだ皆川が押し込み同点とする。DFの前に出るのではなく後ろから当てて押し込むゴールは、平繁の得意なプレーを思い起こさせました。

追加点を奪って勝ちたい熊本でしたが、このあと山口に退場者が出たことも幸運のようで不運でもありました。オナイウ阿道をひとり残して、あとはブロックを敷いた山口の守備をなかなか割れない。指揮官も「10人になった相手にボールを動かして仕留められるようなチーム作りができていないんだなと思います」(同)と自省する。

連敗を止めた引き分け勝ち点1でしたが、讃岐に抜かれてとうとう降格圏21位に落ちてしまいました。しかし、あまり悲観していません。これだけの不振を続けていて、この25節にきての21位。まだまだ上がっていける。そんなチームの小さくない進歩も感じた試合でした。


7月21日(土)
【J2第24節】(中銀スタ)
甲府 3-2(前半1-1)熊本
<得点者>
[甲]湯澤聖人(45分+1)、堀米勇輝(58分)、島川俊郎(65分)
[熊]坂本広大(14分)、巻誠一郎(84分)
<警告>
[熊]多々良敦斗(87分)
観衆:6,530人
主審:大坪博和


20180721甲府

試合開始からアグレッシブに入った熊本が、ワンタッチやダイレクトパスのカウンターで先制するも、その後は守勢にまわる。前半終了間際に同点にされると、後半はPK、ミドルシュートなどで追加点を与える。途中交代で入った水野からのクロスを巻がヘディングでゴール。しかし反撃もそこまで。4連敗となり順位は20位に後退した。


7月16日(月)
【J2第23節】(えがおS)
熊本 2-3(前半1-2)町田
<得点者>
[熊]安柄俊2(31分、47分)
[町]中島裕希2(9分、19分)、藤井航大(70分)
<退場>
[熊]安柄俊(76分)
<警告>
[熊]安柄俊2(12分、76分)、伊東俊(73分)
[町]井上裕大(39分)、福井光輝(84分)
観衆:3,571人
主審:池内明彦


20180716町田

ぐぬぬぬ・・・。なかなか勝てません。前半戦からのターンを挟んで、これで3連敗。順位こそ19位のままでしたが、下との差がジリジリと縮まってきました。ふーっ。

またしても開始早々の失点という悪癖。19分にも追加点献上。いずれも警戒すべきFW中島。このあたりまで町田に押され続け、熊本のシュートはゼロではなかったでしょうか。

これには試合後の渋谷監督も「残念ながら今日はスタートから、本当に戦いに挑んでいるのかなというような、選手たちがプレーをやめるというわけじゃないですけど、しないように見えるような、非常に残念な戦いでした」(熊本蹴球通信)とさすがに手厳しい。

この日の観衆3,571人のなかには、この時点でもう帰ってしまう人たちもいましたが、2点先取されたあと、ようやくこの日の狙いだった左CBの多々良からの大きなサイドチェンジのパスが右WBの田中に通り始めます。

そんな田中のクロスは大きく左に抜けますが、それを対局の黒木が拾って入れ直すと、ニアの伊東がフリック。安が持って回り込んで脚を振った。DFの股を抜いてゴールに突き刺さります。飛び上がって吠えるように喜んだスタンド。ファン、サポーターに勇気を与える安のゴールでした。

2-0は怖いスコア。それを文字通り体現するように、後半開始早々にも安の追加点で同点。後半から黒木に代わって入った坂本が俊足を飛ばして左サイド奥から入れたクロスを、ニアの皆川が落として、そこに安が飛び込んで来たカウンター攻撃でした。

しかし、「2−2になって、その後も勢いを持って取りに行くのか、2−2になったのでコントロールしてサッカーをやるのか、その部分ではベンチワークもあるかもしれません」(同)と指揮官が反省するように、同点にされても動じる様子のない町田は、サイドの杉森に代えてFW鈴木で押し込んでくる。

70分には再び右CKから藤井に決められ、突き放されてしまいました。

セットプレーに定評がある町田とはいえ、「なんでそこ“どフリー”なの?」と現地では思いました。DAZNで見直してみると、中島も藤井もうまく熊本のマーカーを外してますね。3点目のシーンなどスクリーンプレーのようでした。かなり研究している。

熊本はこの試合、3-4-3から再び3-5-2に戻し、安と皆川が距離間よくプレーし得点も取れた。ただし試合を通して感じたのは、セカンドボールの取れなさ。このシステムの難点なのか、それとも出足の問題なのか。

勝負強さをみせた町田は、一気に2位に躍り出ました。熊本は次節、得点源の安の出場停止を抱えるものの、鳥栖から期限付き移籍した水野が出場できるかも知れない。「悪くない」「今日はたまたま勝てなかった日」「熊本の日じゃなかった」などなど。自分を励ますようにそう思いながら、家路に着きました。

2018.07.08 徳島戦。連敗
7月7日(土)
【J2第22節】(鳴門大塚)
徳島 1-0(前半0-0)熊本
<得点者>
[徳]ブエノ(84分)
<警告>
[徳]藤原広太朗(70分)
[熊]田中達也(89分)
観衆:2,974人
主審:川俣秀


20180707徳島

西日本を襲った大雨で開催も危ぶまれたアウェー徳島戦は、後半戦の初戦でした。前節は引いた守りからのカウンターで、首位大分を3-0で下した徳島。この試合では、そこまで守備的でもなく、かといって攻撃的でもなく、その中間のような戦い方。お互いが堅い試合運びのなか、1点を争う展開になりましたが、後半熊本のDF小谷が痛んで交代する”虚”を突かれるように、その直前に交代で入っていた徳島DFブエノのパワープレーで失点。その1点をひっくり返すことができず、あえなく敗戦となりました。順位は19位に後退しました。

6月30日(土)
【J2第21節】(えがおS)
熊本 1-3(前半0-2)松本
<得点者>
[熊]皆川佑介(64分)
[松]前田大然(10分)、高崎寛之(13分)、前田直輝(63分)
観衆:10,194人
主審:家本政明


1万人越えのマイナビマッチデ―は、敗戦でした。

試合序盤の立て続けの失点がなんとも痛かったですね。

20180630松本

サッカーというゲームは連続した45分ハーフで行われるので、ゲームマネジメントのために時間帯を15分刻みでよく捉えられますが、まずこの開始早々の15分のうちに2失点というのは、その後のゲームプランを考えても“重い”と言わざるを得ません。

「最初の入りが相手のパワープレーの様な形で、そこで面食らった選手がいた」(熊本蹴球通信)と、試合後の渋谷監督は分析しますが、敵将・反町監督は「うちはそんなに入りが良かったわけではなかった」と言う(同・レビューコラム)。ただし、「先制点を決めた前田大然が『アップからもすごく暑かったし、早く点を取った方が勝つだろうなっていう試合だと思っていた』」(同)と言っていたそうです。

常々、熊本は開始20分頃まで自分たちのペースが掴めないことが多い。前々節の讃岐がそうだったように、今節もそんなスカウティングの上で、開始から飛ばす戦略かと想像したのですが、この日80%を超す激しい湿度も、松本の選手たちにそう考えさせた要因だったようです。

もうひとつ気になったのは、2点先取した松本が“省エネ”スタイルに転換したせいもありますが、熊本のボール回しに無暗やたらにプレスに行くのではなく、必ず通過する中盤からのバックパスを狙っているように見えました。横パスよりかは、一連のくさびのなかでのバックパス。これを奪うと一気に前方の視界が広がる。どのチームもそうスカウティングしてはいないかと…。

熊本にもチャンスがなかったわけではありません。松本を上回るボール支配率から、片山、田中の両WBを使ってサイドを崩す。しかし、今日はいかんせんクロスが精度に欠ける。上がっても、安や皆川どちらか単騎のヘディングでは、中を厚くした松本に競り負ける。競り勝った安のシュートも、このところGKの正面が多い。

「しっかりとしたビルドアップから前線の3人を上手く使うこと」という反町監督のハーフタイムの指示が、この試合を象徴していましたね。
後半も松本のブロックをなかなか割れないでいた熊本が、今季初めてベンチに入った上里を投入し打開しようとすると、その直後、ゴール前まで繋いだ松本は右の高崎へパス。これをクリアした片山でしたが、ボールは逆サイドへ流れる。そこに前田直輝が走り込んで押し込むと3点目とします。

前田大然、高崎、前田直輝。前の3人が全員得点した松本。それに対して、熊本はその1分後に米原からのロングパスに裏を取った皆川のダイレクトシュートで1点を返すのみ。あえなく終戦となりました。

3-4-3の布陣に変更して水戸に競り勝った試合で、われわれは「3トップの役割もこれからもっと整理されて、研ぎ澄まされてくるのではないか」と、期待を込めて書きました。まだまだその点では課題が残る。

課題という点では、指揮官はこうも表現している。「課題を持ってトレーニングに取り組んでいますが、それを1つ消せばまた(次の課題が)出てきて、という感じ」(同)。確かにそう感じる。

この松本戦で、リーグ前半の対戦を全て終えました。序盤の10試合で好スタートしたものの、「残念ながらそれ以降は、我々が力を出しても、相手がそれを上回るプレーをしてきた」と渋谷監督は振り返る。

6勝4分11敗。勝ち点22。順位は18位のまま。これから後半戦は、もっともっと研究され、対応されるでしょう。しかし今度は、われわれがそれを上回るプレー、上回るスカウティングで、すこしずつでも順位を上げていきたいものです。