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7月27日(土)
【J3第18節】(とりスタ)
鳥取 3-1(前半1-0)熊本
<得点者>
[鳥]三沢直人(30分)、井上黎生人(59分)、鈴木国友(76分)
[熊]小谷祐喜(74分)
観衆:2,857人
主審:佐藤誠和


20190727鳥取

4連勝中と好調の鳥取に対して敵地での戦いになった熊本。前半30分にフェルナンジーニョを起点とした攻撃で鳥取に先制を許すと、後半14分にもフェルナンジーニョに横幅を大きく使われるパスから、クロスに井上が飛び込み追加点を与える。
すぐあと、熊本は田村に中原、北村には佐野と2枚替えし攻勢を強めると、CKの作り直しから小谷がヘッドで押し込み1点差とするが、直後にカウンター攻撃を防ぎきれず、突き放されたまま敗戦となった。

同節で藤枝がFC東京U23を下し首位浮上。熊本は勝ち点差1で2位に後退した。

2019.07.22 敗戦。福島戦
7月21日(日)
【J3第17節】(とうスタ)
福島 1-0(前半1-0)熊本
<得点者>
[福]武颯(20分)
観衆:3,406人
主審:辛島宗烈


20190721福島

前半戦最後のカードとなった福島とのゲームは、雨でぬかるみ、水の浮いたピッチでの悪環境。熊本は自陣から細かく繋いでいく本来の戦術を捨て、浮き球を多用してシンプルに前線に放り込む。
しかし前半20分、福島の武がロングフィードに飛び出すと、相対していた黒木が足をすべらせ交わされる。武がゴール右隅に突き刺した。
熊本も、前線のターゲットとして三島、ロングパスの出せる田辺、最後はアグレッシブな北村を途中投入して攻めるが、福島の堅い守りを最後まで崩せず、5試合ぶりの敗戦となった。
前半戦を首位で折り返したものの、北九州、讃岐、群馬など上位陣が前日引き分けに終わっていたため、勝ち点差を広げるチャンスだったがそれは叶わず。藤枝が相模原を退け、3位に浮上した。

7月14日(日)
【J3第16節】(えがおS)
熊本 2-1(前半0-0)富山
<得点者>
[熊]伊東俊(71分)、中山雄登(77分)
[富]ルーカス・ダウベルマン(47分)
観衆:5,093人
主審:野堀桂佑


いやぁ、先制点を与えてしまうのは反省すべきですが、またまたそこからの5度目の逆転劇。試合後の“カモン!ロッソ”も大賑わいでしたね。

今節、北九州がセレッソU23に敗れたため、勝ち点差を4に広げることにもなりました。まだまだ首位固めというには早すぎますが、このまま勝ち点を積み上げていきたいものです。

富山とは5年ぶりの対戦。DAZNの実況アナも触れていましたが、あの年、富山には中島翔哉、うちには橋本拳人が居て対戦しています(2014.08.25 富山戦。巻初得点で完封勝利)。今では二人とも日本代表選手ですから感慨深いものがあります。

伊東、八久保、中原、村上。熊本は先発を4人入れ替えた新鮮な布陣。伊東は第3節以来の出場。

20190714富山

試合は、序盤から富山が迫力を持って攻撃を仕掛けてきました。全体的に高さもあるし、スピードもある。ワントップの田中が落として、シャドーの佐々木からのスルーパスに伊藤が抜け出しGK山本と1対1。これは反応良く山本が防いだが、危ないシーンでした。

一方、守るときは3バックの脇に中盤が下りて、5-4-1でスペースをつぶす。熊本はサイドへのロングフィードを狙うしかない。

「少し新しいことを守備ではトライしたので」(熊本蹴球通信・渋谷監督)、「前半は巧くんを左に落とす感じだった」(同・上村選手)と両者が言うように、ボールを持ったら高瀬を上げて、そのスペースを村上が埋める。そこを前節いいように使われたからの狙いだったのでしょうが、今度は上村の脇を相手ボランチに使われてピンチを招きます。

35分頃だったでしょうか。富山の田中が痛んで試合がストップしている間に、さかんに北嶋コーチが選手たちに指示を送っている姿がありましたが、この時点でポジショニングの修正があったのではないでしょうか、村上がアンカーぎみにプレーし始めます。「慣れている景色の方がいいんではないかということで」(同・渋谷監督)後半からはさらに立ち位置を元に戻したようです。

ただ、先制点は富山でした。後半開始早々のCKからの混戦をDFルーカス・ダウベルマンが押し込む。

しかし、熊本はこの後のベンチワークが冴えていました。「落ち着くところを作りたかった」(同・渋谷監督)と、北村に代えて中山を送り込み、伊東と八久保の2トップにすると、次は中原に代えて三島を投入し、伊東を右にスライドさせた。すると71分、高瀬からのアーリークロスを三島が落とすと、八久保のシュートはDFに当たってファーサイドに跳ね上がった。そこに入りこんだ伊東がダイレクトボレーで同点弾とします。

やっと、あの壮行会での約束を果たしてくれました(2019.02.22 出陣前)。

続く77分には、右で作って伊東がえぐると、グラウンダーのマイナスパス。Pエリア内の中山に通ると、落ち着いてゴールに突き刺し逆転。富山の守備の要、ルーカスの動きの逆を捉えた伊東のパス。ルーカスはニアの八久保へのパスと読んで、即座に詰めに行ったのかも知れませんが、ぽっかりとエリア内にスペースが空きました。

ベンチでは3枚目のカードを田辺で準備していたようでしたが、この追加点を得て、急遽小谷に変更。残りの時間を使い切り、逃げ切りました。

ポジショニング、交代カードを含め、試合中の修正が相手を苦しめ、勝利を手繰り寄せた。際どい勝負ではありましたが、痛快なゲームとも言えるでしょう。

試合前は、岡本の鳥栖移籍が噂され、そのためのフォーメーション変更と思っていましたが、試合後、公式サイトでは故障が報告されました。移籍であれ、長期離脱であれ、いずれにしても重要な“駒”を失うことには代わりなく。

そんななかで試された新しい戦術、新たな組み合わせ、戦列に復帰した選手・・・。

やがて折り返しを迎えるリーグ戦にあって、研究され、また首位相手に一泡吹かせてやろうと、がむしゃらに向かってくるだろうと今後も想像できる。そんななかで、さらに一歩進化していく。大事なことだと思いました。

7月7日(日)
【J3第15節】(ニッパツ)
YS横浜 2-2(前半1-1)熊本
<得点者>
[Y]進昂平(32分)、西山峻太(70分)
[熊]高瀬優孝(23分)、鈴木翔登(71分)
<警告>
[Y]宗近慧(82分)
[熊]上村周平(30分)、三島康平(81分)
観衆:1,373人
主審:堀格郎


20190707YS横浜

聞きしに勝るハイプレスでした。GK山本の保持するボールに対して、前線の3人がPエリアの中に入ってきそうなくらいプレッシャーを掛ける。それに合わせて中盤も最終ラインも上がってくる。その裏をなかなか突くパス回しができない。画面で見てもわかるくらいピッチも荒れていましたね。

ただ前半23分、左サイドを抜いた高瀬がダイレクトでアーリークロスぎみにゴールを狙うと、GKの伸ばした手も届かず、ゴール右に吸い込まれ先制に成功。

しかし、横浜はこの熊本の強みである高瀬の上りを逆に利用し、前半の32分に同点。さらには後半25分に逆転弾を決める。しかし、すぐあとの26分、CKからのこぼれ球を鈴木が押し込んで、なんとか同点にしました。

前日に北九州が引き分けで終わっていたので、引き離すチャンスでしたが、勝ち点差は1のまま。首位はキープ。黒星だった3位讃岐との差は5に広がりました。

7月3日(水)
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会
【2回戦】[駅スタ]

鳥栖 1-1(PK4-3)熊本

<得点者>
[熊]村上巧(62分)、[鳥]イバルボ(66分)
<ロアッソ先発>
GK 畑
DF 小谷・小笠原・村上・衛藤
MF 中原・田辺・上村・八久保
FW 三島・伊東
<選手交代>
80分三島→小島、88分衛藤→黒木、90分田辺→岡本、延長前半小谷→佐野

ミッドウィークの天皇杯2回戦はJ1鳥栖との対戦でしたが、残念ながら現地参戦できませんでした。しかし、twitterの反応や翌日の熊日を見ると、お互いターンオーバーぎみのメンバーだったとはいえ、熊本のカラーを出して戦い、善戦だったようです。
連勝のなかで固定的になってきている先発陣を、十分脅かすチーム力の底上げができてきているといえるのかも知れません。

それにしても鳥栖を見送ったあの感動的な試合から、もう8年も経ったのですね。あの“約束”をずっと鳥栖は守ってくれているのに、彼我の差はカテゴリー2つ開いてしまいました。われわれも頑張らねば。

6月30日(日)
【J3第14節】(えがおS)
熊本 2-1(前半1-1)群馬

<得点者>
[熊]北村知也2(34分、69分)
[群]高澤優也(9分)
<警告>
[熊]北村知也(47分)
[群]渡辺広大(50分)、飯野七聖(90分+1)、窪田良(試合終了後)
<退席>
[群]布啓一郎監督(試合終了後)
観衆:3,085人


例年より遅い梅雨入りでしたが、入梅したとたんに県内は避難勧告も出るほどの大雨。試合開催も危ぶまれましたが、さすがえがおスタの水捌けの良さ。群馬から来ていたサポーターに無駄足は踏ませませんでした。

ただ、試合序盤はスリッピーなピッチに少し手こずっている様子も。こういう時は「球際など基本的なことをきっちりやること」を指示したと群馬の布監督が試合前に言っていた。(DAZN)

群馬とは2年ぶりの対戦。あの年は21位で終わるも秋田のおかげで降格を免れた。舩津など見知った顔は今も健在。そしてなにより光永の姿がある。

20190630群馬

前半9分、自陣から縦パスでスイッチを入れると岡本がワンタッチではたいて佐野へ。佐野の強烈なシュートはGKがクリア。しかし「チャンスのあとにピンチあり」とは言うもので、クリアボールを拾ったジャスティンが、すぐさま右サイドを上がっていく加藤にロングパス。鈴木が対峙しますが、グラウンダーのクロスを入れさせると、小笠原の視界の後ろから走りこんだ高澤が楽々と押し込みました。

「今後においても絶対にやってはいけない失点」(熊本蹴球通信)と渋谷監督が嘆くように、カウンターとはいえ、ちょっと対応の甘さに唖然としました。

予想フォーメーションでは高澤のワントップになっているものの、群馬の守備は4枚4枚を2列にしっかり敷いて、加藤と高澤2人がプレスを掛ける。

なかなか得意の“疑似カウンター攻撃”を作れませんが、34分、左で作りながら中山のパスで高瀬が左サイドをえぐるとクロスを上げる。DFに当たったのはよくわかりませんでしたが、これをゴール前ニアに居た北村が“胸”で押し込み、前半のうちに同点に追いつきます。

「後半はどちらに転ぶかわからない展開」(同)と指揮官が振り返るように、ポゼッションはやや熊本ですが、群馬もカウンターやセットプレーからゴールに攻め込む。再三のピンチはGK山本が反応良く捌く。

すると69分、上村がひとり飛ばして右の田村へ。田村がすぐさま中央へ入れると、Pエリア内の北村が落ち着いて、ここしかないというコースに右足を振った。逆転弾を叩き込みます。

ここからはベンチワーク。「ボールを落ち着かせるために八久保」(同・渋谷監督)を入れ、さらに「三島を前でターゲットにしてボールを落ち着かせようとも思いましたけど」(同)、直前に「(高瀬)優孝が少し足を引きずっていたのと、あとはサイドから向こうが起点を作って、クロスからの攻防になっていたので」(同)小谷に変更。「最後は守りきるというのをはっきりと選手に伝えるために」(同)村上を入れて今季初の5バックにしました。

監督も言っているように、それでも決定的なピンチが幾度もありました。エリア内でよく足を出して掻き出し、身を挺して防ぎ、最後は山本がビッグセーブではねのける。その山本が終了の笛を聞いたとたん、「やったぞ!」と言わんばかりに、ひざまずいてピッチを叩く姿が印象的でした。まさにどちらに転んでもおかしくないゲームを紙一重の差でものにした。

殊勲の北村は、1点目も「優孝さんと一瞬目があったので」()、2点目も田村が「自分を見てくれていたので」と、出し手とのアイコンタクトを語っている。まあ、それでも好機をちゃんとモノに出来るのは、この人のフィニッシャーとして持っているもの、技量あってこそ。そう思います。

前日に北九州、讃岐、藤枝と上位陣が勝利していて、ちょっとプレッシャーの掛かる試合でしたが、連勝で首位の座をキープ。またもや安易に先制されたのはいただけませんが、その後の修正も効き、4位だった群馬との勝ち点差を8に広げたナイスゲームとなりました。