2008.09.01 大敗。甲府戦
8月30日(土) 2008 J2リーグ戦 第33節
熊本 1 - 5 甲府 (18:33/山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場/8,556人)
得点者:04' マラニョン(甲府)、37' 大西容平(甲府)、44' サーレス(甲府)、51' サーレス(甲府)、71' 羽地登志晃(甲府)、89' 斉藤紀由(熊本)


大敗。一矢報いるも、ある意味木っ端微塵の内容でしたね。
開幕当初は調子の上がらなかった甲府。特に深刻な決定力不足を補うために、ちょうど前回対戦の第26節、新外国人マラニョンとサーレスを入れて我が熊本に快勝。そこから徐々に上向いてきました。
一方の熊本も、この敗戦を踏まえてシステムを4-1-4-1に変更。指揮官いわく「甲府にされて嫌だったことを相手に試す」というシステム変更。そこからは湘南に1敗するものの引き分けを含めて負けなしという好成績を収めてきました。
その4-1-4-1の本家本元との対戦。どの程度通用するのか、しないのか。いやがうえにも力の入る試合でした。が…。

甲府 (先発フォーメーション)
 15サーレス 
36マラニョン9大西
7石原10藤田
 31林 
33輪湖32杉山
4山本2秋本
 22桜井 
立ち上がり早々、大西のクロスにマラニョンが左サイドから走りこんで先制点。大西のクロスの時点も、マラニョンへの走りこみへのマークもDFの甘さによるものでした。
その後は、熊本も少し好機を演出しましたが、同点には至らず。逆に吉井のゆるいバックパスを奪われ左サイドのマラニョンに出されると、追いかけた宮崎が痛恨のバックチャージで一発退場。しかも、このFKを大西に見事に決められます。これでこの試合の流れが全て決まってしまいました。もちろん一人少なくなったくらいで試合を諦めるわけにはいかないのですが、前半終了間際にCKからサーレスのヘッドで3点目を決められてしまいます。これもPA内で上村が競っていませんでした。

DFのマークの甘さばかりを責められません。この日は中盤のチェックも全く後手後手。「ある程度引いてボールを奪う」というこの日の戦術が、甲府のアタッキングゾーンと合致して、中盤の底の喜名のあたりでいいように数的優位を作られてしまいました。「プレスに行くかどうかが曖昧だった。ロングボールを使って相手のラインを下げさせようとしたが、意思統一が出来ていなかった。」と試合後、喜名がコメントするように混乱してしまいました。
後半も追加点を上げられるわけですが、斉藤が入ったあたりから熊本のアタッキングゾーンも高めに移行して、敵ゴールまでの距離が縮まり、ショートカウンターが出来るようになりましたね。最後に高橋からのスルーパスで斉藤のJ初ゴール。一矢報いる形となりました。

この敗戦。われわれも正直な気持ち、ショックを受けています。これまでも、厳しい敗戦にがっかりすることはありましたが、これほど気持ちの持って行き場のないことは初めてでした。「何もできなかった」「浮き足立ってしまった」というような試合後のコメントを見るにつけても、整理できない結果に、下を向くしかないのかと。

それだけに、まず高橋・斉藤のこの1点。試合の大勢は決してしまった後も、全く攻撃の手を緩めない甲府に対して、自分たちのゲームで押し返して奪った1点。最後の意地とプライドをつなぎとめたような。

しかし、この一方的なゲーム。どこかで見たような…。二点目の決定機をことごとく外してくれた福岡。試合開始早々、先制の決定機を外してくれた大阪。この引き分けの二試合、相手のフィニッシュの精度不足、あるいは幸運に恵まれた結果でもあることを思い出し、受け止める必要があるでしょう。この二試合の幸運の感覚がどこかで“ファーストディフェンス”や“グループでのチェック”を緩慢にしていたのではないでしょうか。トータルで見れば、ラッキーとアンラッキーのバランスは、必ず公平にもたらされるものなのだということも思い知らされます。

前節、大阪戦のエントリーで「上位チームにいい試合をしているという満足感」「勝ちきれないという悔しさ」「われわれにもごく自然な“欲”が出てきた」と書いていますが。…欲をかくにはまだ早い、われわれもまた幸運に恵まれたことを見失っていた、ということですね。

4-1-4-1の本家本元との対戦。どの程度通用するのか、しないのか。と言いましたが、同じシステムを謳っていても、「されて嫌だったこと」という意味では全く別次元のものでした。それを可能にするための技術とベースになるハードワークに大きな差があったということ。それが高橋のいう「止めて、蹴る基本技術が全然違う」という表現になるのでしょう。
なかなか受け入れがたい敗戦ですが、やはり徹底的に分析し、修正するかしかない、そう思います。

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