全北現代とのTMを観に行ってきました。新加入の石井が右SB、宇留野が右ウィングに位置し、もはや驚くこともなくなった小森田のワントップ。相手はKリーグ全北現代。2006年のACLチャンピオン。体躯の強さと縦への速さが際立つチームでした。

今年はポゼッションと流動性を求めているロアッソですが、正直なところ“まだまだ”という状態でした。コンビネーションのミスが目立ちます。1失点に抑え、幾度かバイタルエリアを脅かした場面があったことだけでも“良し”としましょう。今の段階では修正課題が見えてくればそれでいいのですから。

それと、後半から入った“熊本スピリッツ”の練習生。あの左足は高校の頃から魅力だったし、チームにとっても彼の経験値は大きなプラスになると思うのですが。なんとしても入ってほしいなぁ…。

さて、いよいよ開幕まで1ヵ月を切りました。この間、クラブからはシーズンチケットの発売、試合日程なども発表され、われわれのなかでもワクワク感が高まっています。それと同時に、また昨年と同じような“緊張感”や”不安感“も首をもたげてきています。
Jリーグ2年生になる熊本。来るべき長いシーズンに待ち受けているのは何か。どんな経験値を与えてくれるのか、2年目は果たして何が財産として残るのか…。そのための長く厳しいチャレンジがまた始まります。安易なマスコミの順位予想どおりにはいかないだろうし、逆にわれわれファンの思いどおりにもいかない厳しさが待ち受けているのでしょう。

今回、シーズンチケットには新しい試みが見られるようですね。30セット限定の「火の国シート」。カバー付きシートに軽食・飲料付きというVIP待遇。“お布施”代わりに思い切って買ってみようかとも思ったのですが、まあ、懐具合を勘案して、今年は幸運な30名の方々にその権利を譲ることにいたしました。

J昇格時の1年前のエントリーで、われわれは「シーズンチケットホルダーになることがチームを支えること」と呼びかけました。入場料収入が高まることが、スポンサー収入を高めることより何より基盤強化の優先順位だという意味を込めて…。その思いは今年も変わりません。池谷総監督・GMが現在の入場料収入が総収入に占める割合17%を30%にしたいと表明した、などという話もあるようです。

先月リーグから発表された「2008Jリーグスタジアム観戦者調査」報告書によると、チケット入手方法において「シーズンチケットを購入」して来場した人は、わが熊本では27.5%。見た目そこそこ高いような印象を持ちますが、J2のなかでは甲府の68.5%、横浜の67.6%などの上位陣にはまだまだ遠く及ばない数字です。そのシーズンチケットの「購入理由」は、どのチームでも「クラブへの愛着」が1位。熊本でも72.5%なのは言うまでもないことでしょう。

ところで、この調査でもうひとつ注目すべきは「観戦の動機やきっかけ」という項目。「好きなクラブの応援に」「好きな選手の応援に」など色々な動機がありますが、わが熊本は「クラブが地域貢献しているから(53.5%)」という項目で堂々2位にランクしています。1位は甲府。山形が熊本と同率2位。そのあと大分、川崎、鳥栖、新潟、草津などが上位に続き、東京Vや横浜FC、福岡などが下位に沈んでいる。

この点は旧来型のサッカークラブにはない“価値観”が現れているように感じます。地域貢献がクラブへのシンパシーになる時代。これこそ実はJリーグが理念としていた“地域密着”という姿なのでしょうが、その最重要項目でJ昇格初年度(調査時点)のわが熊本が2位を示していることが、何とも言えず嬉しくて仕様がないのです。

熊本を覆っていた閉塞感に対し、元気の源となるべく「県民運動」を母体として作られたクラブ“ロアッソ”。その地域密着の理念が巡り巡って、「ホームチームがある喜び」のもとにそのチケットを買ってスタジアムに足を運ぶわれわれにとっても、どこかでわれわれなりの“地域貢献”として繋がっている…。それはちょっと大げさな妄想と言われてしまうのかも知れませんが。

年に一度の地域貢献。ここはきちんとシーズンチケット“S”を入手。今年もホームスタジアムに足を運びたいと決意を新たにしています。

TrackBackURL
→http://sckumamoto.blog79.fc2.com/tb.php/168-cfc337aa