3月21日(土) 2009 J2リーグ戦 第3節
徳島 3 - 0 熊本 (13:04/鳴門大塚/3,181人)
得点者:4' 麦田和志(徳島)、70' 倉貫一毅(徳島)、85' 徳重隆明(徳島)


敵将・美濃部監督は、昨季「自分が監督就任するときには既にチームの選手補強は終わっていた」と嘆いていました。ころころと監督の首を挿げ替えてきた徳島にとって、3年連続の最下位に終わったとはいえ、美濃部監督の2年目に託し、今期は大胆な選手補強を敢行してきました。顔ぶれを見ると“京都色”が色濃いのも当然と思えます。

徳島 (先発フォーメーション)
10ファビオ 18羽地
7徳重25大島
6米田8倉貫
23築城17麦田
2三木20ペ・スンジン
 21上野 
J‘sゴールの記者は、プレビューでも「先手を取る積極性」をキーワードとしていました。第1クールの常ではありますが、どのチームも果敢に開始早々から飛ばしてくる。試合は、その勢いに早々と失点してしまった熊本が、それでも今年目指すポゼッションサッカーで徐々に押し戻そうとする。前線での身体を張った駆け引きは力技のようであり、その裏側では“心理戦”でもありましたね。押し戻し、拮抗してもやはり押し返されるような。木島や宇留野にいいボールが入っても、その度に、経験豊富な三木と、身体能力の高いぺ・スンジンにがっちり守られました。

それにしても徳島の2トップにいいようにタメを作られました。羽地には空中戦を制され、ファビオのチェイスに乱される。その間にサイドとボランチがしっかりと上がってくる。典型的な4-4-2のサッカーなのですが、しかしその根底にはホームのサポーターの力を後ろ盾にしたアグレッシブさがありました。

熊本の今期の戦い方は、どうしても最終ラインにリスクが生じます。SBが高く上がってCBの間にボランチ一人が下がる。明確なラインはなくギャップが生まれているので、押し下げられたり、サイドを破られるとそこに大きなバイタルエリアを提供することになってしまう。そこは中盤を中心にした全員の守備意識を高めるしかないのですが…。「CFへのプレッシャーが弱かったかもしれない。タメを作られるとその後展開されるので、大きく跳ね返す守備が必要だった」(J‘sゴール:試合後のインタビュー)と石井も振り返りました。

後半途中、徳島は明らかに足が止まりかけ、熊本に流れも傾きかけたのですが、前掛かりになったところのミスで徳重に駄目押し点を決められ、万事休しました。

先制点の取り合い。その後の押し合い。徳島の激しいプレス、アグレッシブさにも驚かされました。驚かされたのはわれわれファンだけでなく、選手もそうだったような。相手には十分に研究され、逆にこちらのスカウティングの内容、精度に疑問が残るようなお互いの戦いぶりだったのではないかと。さらに言えば、点差以上に90分間持続させるべき精神面でも敗れたという印象があります。しかし、下を向いている暇はない。いよいよ今週は平日開催という厳しい日程になってきます。課題修正もままならないゲーム間隔かも知れませんが、ここはひとつメンタル・コンディションに十分注意を払って、100%の能力をホームで出し切ってほしいと思います。

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