3月29日(日) 2009 J2リーグ戦 第5節
水戸 1 - 0 熊本 (13:04/笠松/2,037人)
得点者:35' 荒田智之(水戸)


水戸 (先発フォーメーション)
11高崎 9荒田
23遠藤8菊岡
19森村14キム テヨン
2小澤3保崎
32大和田4鈴木
 1本間 
前のエントリーでチョ・ソンジンを誉めすぎましたかねぇ。この試合ではその若さが逆の方向に出たということでしょうか。前節の水戸とV東京戦での荒田と高崎の2トップ、頭で完全に競り勝ち、落としたところにどちらかが必ず飛び込んでくるコンビネーションはとても脅威に映りました。その試合に比べれば、熊本の矢野、ソンジンの両CBは、水戸の二人を非常によく抑えていたと思います。しかし、あの失点の場面ではソンジンが何度も副審を振り返っているように、「自分の責任か?」という思いがその後、彼をナーバスにさせたのかも知れませんね。後半も運動量の落ちない相手FWに対しイライラを募らせていました。本当は相手の高崎のほうがイライラしていたんですが。残念です。こういうときにうまくコーチングしてあげられない「言葉の壁」ということでしょうか、そこはとても心配なのですが…。

もうひとつ水戸の特徴であるサイドの攻撃力も、4-3-3に戻したことでうまく押さえ込んでいたと思います。木島、中山、宇留野と個性的なFWが並んで、その操縦士に藤田が控えていると思えば、相手もそうそう飛び出してこられません。市村の上がりも積極的でした。

見た目、攻められてはいても、好調・水戸の勢いを“止めた”というところはしっかりと評価すべきと思います。しかし、攻撃時のアタッキングサードでの工夫には大いに不満が残ります。「もっとゴールの可能性があるプレーを選択する必要がある。変化のないサッカーになると厳しい。もっと緩急のあるサッカーをやりたい。」(J‘sゴール:試合後のインタビュー)と藤田が言っているのも、そこのところではないでしょうか。アタッキングサードに入ったところでのスピードアップが足りない。サイドのえぐりが足りない。駒数が足りない。速攻とカウンターは違うと思うのですが…。

それは、水戸に対する守備へのバランス意識のためかも知れません。しかし、今節は見るからに個々の選手のパフォーマンスも悪かった。基本的なコンディションに問題がある選手もあったように見えました。お互いのプレスも緩み始め、中盤で間隔が空き始めた後半10分以降も、あと一歩が出ない。ボールも納まらないが、自分の身体も止められない。視野が狭い。あまりにミスが目立つ…。いつもの自分たちとも、相手の水戸に対しても、その運動量の差は歴然でした。
どうにも不完全燃焼感の残る試合。水戸の勢いは止めたのに凌ぎきれず、4連勝を献上してしまいました。厳しい日程のせいにしてしまえばそれまでですが、チーム数が偶数になった今季、その条件はどこも同じ。そのなかで“凌ぎきる”力、そして特にこんな水戸のようなチームに伍する力がなければ、このリーグでの勝ち点は積み重ねられないのでしょう。時に一週間に2試合。すぐに次がやってくるリーグ日程。ファンにとっては嬉しい限りですが、チームとしての総合力(それはスタッフも含めて)が試されてくると思います。次節、札幌戦までは一週間。もう戦いは始まっていますね。

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