土曜日の七城は小雨まじりの肌寒い天気。にもかかわらず、マスコミを始め沢山の観衆が見守るなか、開幕を1週間後に控えた我がロッソ熊本と、今季こそJFL昇格を目指す九州リーグのVファーレン長崎との練習試合が行われました。長崎には、首藤、鎌田、福嶋という馴染みの顔があることもファンの足を運ばせたに違いありません。アルエット戦士だった田尻の姿も健在でした。
試合前に顔見知りで言葉を交わす両チーム選手。そのなかで印象的だったのは、長崎の原田に駆け寄った嘉悦コーチ。往年の横浜フリューゲルスのチームメイトだったのですね・・・。

先発。ロッソは高橋、北川の2トップに右が松岡、左が関。ダブルボランチは熊谷、小森田。有村、上村、矢野、市村の4バックにGK太という、おそらく開幕を予想させる布陣。格下長崎を一ひねりしてほしいところだったのですが・・・。

序盤は確かにロッソのペース。攻め上がるなかでCKを何度も奪いチャンスを作るのですが、乱立する長崎のディフェンスを破れません。ようやく33分、ペナルティエリアすぐ外のFKを関が直接決めて先制。前半ロスタイムには、CKに小森田が低く頭で併せて2点目を決めましたが、いずれの得点もセットプレーからということになりました。
後半開始早々、長崎ボランチの原田にパスカットされ、すばやくDF裏にパスされると、跳びだしたのは首藤。太の動きを見て、上手にカーブのかかったシュートで得点。これがロッソを混乱させたのか、その後のロッソはいいところなし。攻められっぱなしの展開。吉井を投入して熊谷を右に上げたり、高橋と小林を交代させたり、喜名や森川を入れたりしましたが、流れが変わったとは言えませんでした。前半は厳しくコーチングの声を出していた上村も、後半は自身の守備でミスも多く、いっぱいいっぱい・・・。

長崎は、話題の熊本出身の監督が「狙え、狙え!」と始終叫んでいたとおり、前線から守備の意識が高く、中盤でのプレスも早かった。奪ったあとは足の速い前線に裏を狙わせるシンプルな攻撃。今年も九州リーグは問題なく勝ち抜けそうです。
ところで、なかなかユニークなこの監督。30年以上前、済々黌高が高校選手権に出場したときの”司令塔”だった人だそうで。
一方のロッソは、キーマンの原田を自由にさせただけでなく、DFがカットに入ったところを逆に裏に抜かれる場面が多く、危なっかしいことこのうえなし。攻撃に転じても全て足元から足元へのパスばかりで、すぐに守備を固められます。テクニックで上回るという慢心が、組織的な運動量に押された形か。SBの市村も有村も、サイドを上がっての有効な攻撃参加は皆無。前半、松岡、関と2トップのいい感じの連携がかいま見れたことが唯一の収穫でしょうか・・・。
それにしても、鳥栖につけ入る隙を感じなかったように、長崎にはカテゴリーの違いを示してほしかった我がロッソ。仕上がりに不安をのぞかせる内容でした。
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