4月15日(日)13:00布施陸上競技場
ガイナーレ鳥取3-1ロッソ熊本
得点者19分高橋(熊本)、29分釜田(鳥取)、68分(鶴見)、83分(西村)

弱い・・・。

アウェーでのテレビ中継。もちろん遠征先まで駆けつけるサポーターが一番コアと呼べるんですが、Jリーグになればスカパーで全試合完全生中継。ホームはスタジアム観戦、アウェーはテレビで、というJリーグ生活の疑似体験よろしくテレビの前に座っていました。

19分の先制点まではいつもどおりのロッソのペース。中盤で奪ったボールを左サイドからえぐった松岡がセンタリング。そこに飛び込んだ高橋がヘッドで前節のうっぷんを晴らすかのようなゴール。カウンター気味の展開、前線に人数が足りないときの、ここしかないというニヤサイドへのピンポイントのセンタリングと飛び込みで先制すると、今日はこのままのポゼッションで行けるかなと思わせたのですが・・・。
すぐ後、GK小林とDF上村の交錯から無人のゴールに蹴りこまれ失点。ゴールキーパーはどんなにいいプレーを連発しようと、一発のミスが帳消しにしてしまうポジション。飛び出したのなら確実にクリアしないと。この日、相手のGKが数々の好プレーを見せていただけに残念。すかさず同点にしてくる鳥取の「引分け力」を感じて前半終了。

問題は後半のグダグダな展開。解説の山野さんは「ボールの出しどころに迷いがある」と言っていましたが、向こうが引いて守っているのではなくて、まるで引くのを待って攻撃しているかのような有様。
思うに、サッカーに限らずアメフトにしろラグビーにしろ、同じフィールド内で同人数で戦う競技の場合、基本的な戦術は「いかに相手より数的有利な状況を作るか」ということ。今のロッソは、まるでバレーボールや野球のように、選手個々の能力の総体で力まかせに上回ろうとしているだけにしか見えません。

松岡が決まりごとのように途中交代。プレースキック以外そんなに悪くはないと思われるのですが、スタミナに難があるのか。しかし河野が入って展開が変わるわけでもなく、山口が入ってからは3-5-2にシステム変更。これによりそれまで明らかに攻撃の起点になっていた小森田を最後列に下げる結果に。その結果は、中盤でパスを奪われて、すばやく前線に運ばれて、DFがかわされ2失点。残された時間でひっくり返す、いや同点に追いつく展開力もいまのロッソにはありませんでした。

鳥取はこの試合まで引き分けこそあれ白星なし。その理由を納得させるほど技術的に劣りました。サイド奥まで持っていくがセンタリングが不正確だったり、フィニッシュに精度がなかったり・・・。それに助けられている間に、それに甘んじている間に勝負の神様に見放されたというほかありません。
鳥取のなかでひときわ異彩を放っていた湘南からレンタルの鶴見は、この10日にチームに合流したばかりとか。そんな一人の突出した選手の加入で劇的にチーム力が上がるわけではありませんが、彼にボールを集める戦術、そして初白星にかける意気込み、それをロッソ戦で達成するというモチベーションが点差に表れたのだと。前節のジェフリザーブズの喜びようを見ても何かを感じざるを得ません。
今のロッソは、佐川のようなけれん味のないスピードもなければ、Hondaのような恐ろしいまでの勝負強さも持ち合わせてはいない。
試合後のサポーターからの怒号に反論する必要はありません。しっかりフィールドのプレーで見返してほしい。
TrackBackURL
→http://sckumamoto.blog79.fc2.com/tb.php/27-1689a6f6