【J2第1節】(笠松)
水戸 0-0(前半0-0)熊本
<退場>
[水]石神幸征(90分)
<警告>
[水]石神幸征2(43分、90分)

観衆:4,787人
主審:岡宏道
副審:高橋佳久、大西保


20150308水戸

開幕戦はアウェー。笠松には冷たい(冷たそうな)雨が降っていました。スタメンには、GK原を始め、DFクォン・ハンジン、大谷、FW常盤、平繁と、移籍組が5人。大きく入れ替わった2015年の新・熊本の布陣でした。

このゲーム、水戸にとってのホームアドバンテージはふたつありました。ひとつは、もちろんですが待ちに待った開幕戦に湧き上がるホームサポーターの声の後押し。実際、熊本の選手は固かった。緊張が伝わってきました。

そしてもうひとつは今日のピッチ。中継画面が目に入った瞬間、“何だこれは?”と思われた方も多かったのではないでしょうか。最近はあまり見かけない枯芝のグラウンド。デコボコなのか、堅いのか。画面で見ていてもバウンドが不規則。選手たちも足許が覚束ないのか恐る恐るのボールコントロール。明らかに窮屈なゲーム運びを強いられます。

小野監督のハーフタイムのコメントも、「ボールをつなぐところ、スペースの使い分けをし、ピッチを味方につけよう。」でした。

パスミス、コントロールミスから何度も相手のカウンターにさらされ、ジリジリと下がる熊本。選手同士の距離が遠くなる。前線からのプレスがはまらない。縦パスが難なくカットされ、熊本らしい攻撃の起点が作れない。まさに悪循環。

そうして、監督も言うとおり「トレーニングしてきたのとは様相が違う試合」になってしまいました。

「こういうピッチの中でどうやって相手に対して圧力をかけて相手の嫌がるプレーをするか、そこへの対応が遅れてしまいました。」と指揮官は、反省の弁を述べる。

なかなかボールを引き出せなかったFW平繁も、「こういうグラウンドのときの戦い方もやっていった方がいいのかなと思います」と。やられても不思議でないゲームでした。

そのなかで活躍したのはGK原。前半も再三のピンチを救いました。後半は、ゴールマウスで片山が掻き出す場面も。79分、途中から入った水戸のFW三島にファーサイドから高い打点のヘディングでゴールを割られる。万事休したかに思われましたが、これはファールで事なきを得ました。

しかし原。数々のピンチを防いだスーパーセーブでしたが、それより印象に残ったのはその落ち着いたプレーぶり。ピンチの後にも見せるのは笑顔。決して仲間を怒鳴ったり、怒ったりしない。そういえば、原に限らず熊本のGKは、皆同じような振る舞いのような気もします。これも監督の教えなのでしょうか。ネガティブな声を発しても仕様がないとでも言うような…。

そんなGKの落ち着きがチーム全体の集中力に結び付いたのでしょうか…。ニューイヤーカップの浦和戦を思わせる(いやそれ以上かも知れない)ような、凌ぎきるゲームになりました。運も幾分か味方したとはいえ、決定的な場面にも、誰も諦めず、そこに誰かがカバーに入っていたことは事実です。こんな流れになってしまったゲームで、それでも得た勝ち点1は、十分に胸を張っていい結果のように思います。

来週はいよいよホーム開幕戦。あいにく現在、雨の予報ですが、それでも水前寺では、今度こそトレーニングどおりのゲームを見せてくれるものと思います。

TrackBackURL
→http://sckumamoto.blog79.fc2.com/tb.php/499-8cb3d783