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【J2第20節】(うまスタ)
熊本 0-1(前半0-0)讃岐
<得点者>
[讃]木島良輔(46分)
<退場>
[讃]永田亮太(90分+3)
<警告>
[讃]清水健太(73分)、永田亮太2(88分、90分+3)、高橋祐治(88分)
観衆:8,309人
主審:三上正一郎
副審:村田裕介、角田裕之


選手たちはよく頑張った。勝てなかったのは私のせい。というのは敗軍の将として小野監督がよく使う”常套句”ですが、今回は「結果に対して、自分が選んだメンバー、自分がこういう風にやっていこうということで、選手たちはやってくれたんで、その結果に対して責任を負うのは私です」と言っている。特に「自分が選んだメンバー、自分がこういう風にやっていこうということで、選手たちはやってくれたんで」という踏み込んだ表現は初めて。今日のゲーム。確かにそのとおり。われらが指揮官はいつにも増して負うべき敗戦の責めを痛感しているのではないでしょうか。

勝った試合の後は選手をイジらない。そういうセオリーはわが指揮官には当てはまらないとは思っていたんですが、今節は、先日加入発表があった岡崎をCBに先発起用。園田を一列上げてボランチの一角に据えてきました。この意図に関して、セットプレーでの高さの確保と、いざ問題があればボランチには藏川あたりを入れて園田をCBに下げ1枚のカードで2枚替えの効果を発揮させるつもりなのかも、などと想像を逞しくしていたのですが…。

20150628讃岐

その素人目にもハッキリと分かったように、岡崎が入った急造DFラインは見るからに落ち着きがなかった。讃岐も木島を使ってその不安定なところを意識的に突いていました。ただ、危ないなぁと思いながらも、木島だってそうそうフルタイムでは戦えないだろうし、熊本も幾度かの好機が作れていたし、替え時の判断も難しいなあ、という感じで前半が終わりました。

皮肉にも、ハーフタイムで「球際で負けないようにしよう」と監督が指示したばかりでした。後半もまだ1分もたたないうち。讃岐の自陣からのロングフィードが前線の木島のところへ。木島の特徴、ああいったボールへの”強さ”をよくよく知っているわれわれ熊本サポーターからすれば、思わず「そこ、しっかり!」と叫んだところでした。対峙した岡崎がまんまと体を入れ替えられ、あとはみごとな木島劇場。GKダニエルも倒れながらも手を出したのですが、それをも低い重心から切り返して交わすと、ゴールにきっちり流し込みます。

決められてはいけない相手、決められたくなかった一番の”相手”に、絵に描いたように決められ。

先制した讃岐は、完全にブロックを敷いて堅守速攻、カウンターで追加点を狙うのみ。あとは”マリーシア”よろしく、狡猾に時間を使い続ける。結局、フルタイムは無理だろうとわれわれが勝手に想像していた木島にしても、とうとう残り時間3分、我那覇にその座を譲るまで、熊本のDFラインを牽制するかのようにピッチに立ち続けました。

讃岐にとってはゲームプランどおりの快心の勝利。木島は今シーズン初ゴール。試合後の敵将・北野監督が「木島のためのゲームだったのかな」という言葉に、余計な真意を深読みする。
「DFラインが若い子かわからないけど、隙を与えてくれた」とヒーローインタビューの木島に言われてしまう。「声援を送ってくれた温かいロアッソサポーターにもありがとう」とも。

落胆する熊本のゴール裏。怒りに似た叱咤の声が選手たちに飛ぶ。この湧き上がる悔しさは何なんでしょう。前いた選手、あのころ一緒に戦った選手に、今のわが”熊本”が負かされるという屈辱のゲーム。

前節のエントリーの最後に、「色々な意味で次の讃岐戦が非常に重要なゲームになる」と書いたのには、それこそ”色々な意味”がありました。勝てば中位に手が届き、降格圏から一歩脱する”分水嶺”にも似た状況でもあり、苦手とする堅守速攻のチームであり、そしてわが熊本を”古巣”とする選手を多く抱えたチームとの対戦。そういう重要性でした。

もちろん、長いリーグ戦のなか、起用した選手のパフォーマンスも含め、なかなかうまくいかない試合があることも、われわれは経験上よく知っています。若い選手の一個のミスをあげつらうつもりも一切ない。あの時間帯での1失点を取り返せないチーム力のほうが問題なわけで。

それでも今日の敗戦のこの落胆の大きさ。前半戦を終える直前の20試合目という状況もありますが、単なる一敗では済まされない重要な意味を持った試合だっただけに…。そのパフォーマンスと結果に皆、ガッカリしているのだと思う。

この敗戦の反省をもとに、小野監督は次節・磐田戦に対して、どういうメンバーでどういう戦術を敷いてくるだろうか。ヴェルディ戦ではガッチリはまったスカウティング。その”本領”を発揮してくれないと困ります。

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