9月25日(日)
【J2第33節】(うまスタ)
熊本 0-0(前半0-0)山形
<警告>
[熊]清武功暉(36分)、キム・テヨン(48分)
[山]田代真一(80分)
観衆:4,341人
主審:池内明彦


前節岡山戦と同じスコアレスドロー。しかし、前節のような気分になれないのは、どうしてなんでしょうか。

上位に食い込んでいる岡山と違って、同勝ち点数でせめぎあっている相手だったからでしょうか。神戸と延長戦含め120分間戦って、中二日で試合を迎えた相手に対して、アドバンテージを見込んでいたからでしょうか。いや、前回対戦では4-1で大敗した相手。J1経験もある山形。リスペクトは十分にしていました。

問題は、明らかに疲れからかミスの多い相手に対して、そこで畳み掛けられないわがチームの不甲斐なさ。お付き合いをするようにミスをする試合内容。凡戦を見せられたようで、なんだかフラストレーションが溜まってしまいました。

山形に対し、「長いボールが入ってくるだろいうというところで、サイドバックが上がってきてのクロスも多くなると、後ろの4枚だけだと耐えられない時間も増えてくるかもしれないので、中を少し厚くした方が状況としてはいいかなと判断」(熊本蹴球通信)して、清川監督はこの試合も4-1-4-1のシステムで挑みます。

20160925山形

この日からナイトゲームのシーズンが終わりを告げ、キックオフは夕方の16時に。しかし、蒸し暑さの残るスタンドでは、あちらこちらでうちわで扇ぐファンの姿が・・・。

指揮官が、「攻撃に入った時には勇気を持って仕掛けるなり、ロングボールのセカンドに『ここに来るだろう』と信じて入り込んだり、そういうことを泥臭くやっていかないと、なかなか点が取れない」(清川監督)とも言うように、ボールはインサイドの中山や上村の頭の上を行き来するばかりのヘディングの応酬。マイボールにして落ち着かせても、「チャンスだと感じたらもっと前を追い越す動きも増やさないといけない」と上村が反省の弁を述べたように、攻撃のスウィッチを入れるタイミングが合わない。というよりも、ない。

テヨンは、「(清武)功暉が1人で苦しんでた場面が多かったので、前のボランチ2人をもう少し押し出して、攻撃の時にサポートができるようにしていかないといけない」と言う。空中戦に身体を張る清武でしたが、この日ボランチのひとりが高柳だったら、もっと追い越したり、押し込んでいけたり、前線に顔を出せたのではないかとも思わせました。

前半のシュートは、熊本4に対して山形が2。熊本は4分に右サイド上村のチェイスからクロス。清武のシュートにはDFが入る。12分のFKの場面。清武がゴールを狙いましたが、GK山岸が触ってポストに嫌われる。惜しい場面も演出しましたが、いずれの攻撃も単発でした。

後半は、山形の疲れもあって、互いにスペースができてオープンな展開になります。それを利用しようとするように、熊本は菅沼に代えてスピード勝負の齋藤。山形は、伊東に代えてテクニックのある汰木で打開を図る。

68分、中山のスルーパスに裏をうまくとった八久保。左足シュートはしかし枠の大きく上。

熊本は中山に代えて村上。山形はディエゴを諦め高木を入れる。

前節、怪我から復帰してシーズン初出場を果たした村上巧。ボランチの位置に入って、その能力を如何なく発揮します。1対1で奪って前を向く。85分、村上のターンから上村のシュートは枠のわずかに右外。前節も途中からの出場だった村上。まだ90分は無理なのか。それとも試合勘を養っているのか。

「奪ったボールを巻をターゲットにして当てて、そのこぼれをなんとか齋藤、八久保、清武のところで拾って攻撃を終わりたかった」(清川監督)指揮官は、終了間際に上村に代えて巻を投入しますが、時すでに遅しという感じでした。終了のホイッスルが鳴ると、多くの熊本の選手たちがピッチに倒れこむ姿が見られました。蒸し暑さは消耗を誘った。

決定機の多い試合ではありませんでした。終わってみれば熊本のシュート数8のうち枠内が4。山形に至ってはシュート数6のうち枠内はゼロ。確かに、山形に完全に崩されたシーン、危ないシーンはなかった。しかし、だからと言って、熊本が完全に崩しきったシーンもない。最後まで、どうも重心が後ろにかかっていたようで・・・。

山形の今のコンディションに”お付き合い”してしまったように感じるのはわれわれだけでしょうか。もっと”自分たちの試合”はできなかったのか。スカパー!の中継でも言っていましたが、まるで同勝ち点数の対戦相手に対して「相手を勝たせたくない」というだけの試合とでも言えるような。自分たちが”この試合は勝ちたい”という気迫のようなものが感じられなかった。

残り試合数が少なくなって、リーグ残留を意識し、今の戦力の現状、これからの対戦相手を考えての戦略なのでしょうか。このあたり。指揮官のコメントだけでなく、その選手選考とシステム、選手交代と戦術。なにか決意していることもあるのかも知れないとも思わないでもない試合。そう感じました。

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