2016.12.29 年末ご挨拶
2016年も暮れようとしています。恒例により、年末のご挨拶を申し上げます。

恒例とはいえ、今年はいつもと違ったご挨拶にならざるを得ません。クラブにとっても、皆さんにとっても、そしてわれわれにとっても、とても大変な年だったことは間違いないことですから・・・。

4月25日のエントリー「平成28年熊本地震」に書いたとおり、われわれのなかのひとりの住まいは益城町にあり、「自宅別棟が全壊、周囲の家々も軒並み壊滅状態。お隣では亡くなった方も」ありました。町は、まだまだ震災直後から変わらずといった状況もあり、塞いだ気持ちも晴れることがありません。また、別のひとりは、本震後の車中泊が祟ったのでしょうか、高齢の父親を昼夜問わず懸命の看病もむなしく、およそ二ヵ月後に看取りました。

震災は、多くのものを奪い去っていきましたね。この熊本の地で。

わがホームチームの苦悩の一年は、前エントリーで書いたとおりです。よくぞ、この悪条件のなかで、”残留”という資格を勝ち取ったものだと称えたい。われわれはそう思っています。

前エントリーでも紹介した「Jリーグサッカーキング」1月号「がまだせ熊本!」を読むと、巻のインタビュー、清川監督、清武の思い・・・。どのコンテンツも涙を禁じえないのですが、そこに共通していたのは、この震災を経験して熊本というクラブが間違いなくひとつランクアップしたのだということ。それはチームがこの逆境に対して”戦う”という一体感はもちろんですが、ファン、県民との”絆”が更に増したこと。いやそれ以上に、このクラブが、震災を経て、県民にとって”なくてはならない存在”としての認識(再認識ともいえますが)が広がったこと。ではないでしょうか。

震災で失ったものだけでなく、得られたものも確かにあった。そんな一年でした。

そしてもちろん、皆さんも一緒かも知れませんが、震災以外でも、辛いこと、嫌なこと、残念なことが色々あった一年でしたね。

多くのひとにとって忘れられない年になるかもしれない。2016年が暮れようとしています。

大晦日は久しぶりに近所の鐘衝堂に、除夜の鐘を衝きに行こうと思っています。百八つの”煩悩”を掃うのが除夜の鐘の慣わしですが、今年は少し趣きを変えて、心を鎮めるために鐘を衝き、色々なことに手を合わせたい。今年の色々な”災い”をお払いしたい。そして来るべき新年を新しい気持ちで迎えたい。そんな風に思っています。

来るべきシーズンは、わがチームも新たな戦力でいいシーズンになるように。

皆様、よいお年を。

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