2017.03.29 大分戦。連敗
3月26日(日)
【J2第5節】(えがおS)
熊本 0-1(前半0-1)大分
<得点者>
[大]伊佐耕平(43分)
<警告>
[熊]上里一将(23分)、村上巧(63分)
観衆:10,056人
主審:西山貴生


晴天のホームえがおスタ。アウェーゲートの長い待機列は阿蘇の山並みを、ミルクロードを迂回しながら越えてきたサポーターたち。2000名を越えるという青いレプリカユニがゴール裏には入りきれないようにメインにも集団を作っている。そして辛いJ3生活を一年で乗り越えて、この隣県対決を迎える喜びに満ち溢れている。スタンドを真っ二つに分けた鮮やかな赤と青。連戦のバトルオブ九州…。

多分、そういう状況ではなかったでしょうか。すいません、実は現場に行けていません。不覚にも収束間近のインフルエンザに観戦、いえ感染してしまって。高熱との戦いに参戦しており、DAZNで観ていました(笑)。

試合は、対戦10試合負けなしという相性のいい大分相手に初黒星となりましたが、スクランブルなDF体制のなかで苦戦は必至だったものの、どちらかというと”ゴールへの遠さ”のほうに、ストレスを感じました。

CBの一角は前節同様SBが本職の光永。そして出場停止の右SB黒木の代わりには、なんとFW齋藤をコンバートしてきました。いいFWはいいクロッサーでもあり、コンバートの例は数多い。千葉にいて磐田にひとり昇格した中村太亮なんか好例のひとつです。スピードとスタミナに優れる齋藤も面白いと思いました。しかし、急造感は否めず、いいところ悪いところ半々でしたね。ただ、緊急避難的であったとはいえ、今後もオプションが出来たことは、チームとしても、本人にとっても少なくない収穫と思います。それは試合勘を積んで成長著しい光永もしかりでしょう。

前線の先発には巻。前節の受傷で口の中を10針以上縫っているという。顔の腫れはひいているとはいえこれはもう”鉄人”としか言いようがない。以前、クラブスタッフのS籐君が、「巻と清武は頑丈で、多少の打撲はものともしない。骨折以外は怪我ではない」などとは言っていましたが・・・。

20170326大分

ゲームは序盤から、ようやく取り戻した厳しい球際、組織的プレスで熊本がペースを掴みます。右サイド奥で奪ってPアーク前で嶋田が左足で撃つもゴールの右に反れていく。DF竹内のハンドをアピールするものの認められない。

その後も大分を前に向かせない守備。セカンドも拾い続けてバイタルまでは迫るのですが、フィニッシュまでには至らない。そうしているうちに、大分も徐々に守勢を撥ね返していきます。

このまま終えるなら両者互角の見応えのある試合だと思っていた前半も終わり間際でした。それまでもフィールドを大きく使いながら熊本を揺さぶっていた大分。主に最後は右サイド(熊本の左サイド)からゴールを突いてきていました。右サイドを抉ってのクロスにニアサイドからのヘディングはポストに当たり難を逃れますが、それを拾った大分、再び右サイドから松本がマイナスで入れると右45度の位置から後藤がダイレクトで撃つ。正面だったにも係わらず、これをGK佐藤が弾いてしまい、伊佐が詰めてゴールに押し込みます。名手・佐藤にしては痛恨のプレー。

「おそらく熊本さんは前から我々に対してアグレッシブにプレッシャーをかけてくると思っていました」と、試合後に言う敵将・片野坂監督。そのなかで「自分たちのサッカーにこだわ」りたいというのが狙いでしたが、熊本のプレスが少しずつ緩くなる機を逃さずDFラインを押し下げて攻め続けると、起点のボールホルダーへのチェックが甘くなる。そんなスカウティングがあったのかもと。佐藤がこぼす前の後藤のシュートのところに誰も行けていません。

ただ、後半一気に追加点を奪いに来た大分に対して、粘り強くそれに対応した熊本。今シーズンは先制されても気落ちせず大崩れしない我慢強さがいい。

52分には敵GKに平繁がプレスを掛けて奪おうとする。こぼれたボールを林が拾って撃ちますがGKがパンチング。拾って右から今度は巻がシュート。撥ね返されたのをまた回して中央から林が再び撃ちますがクリアされる。惜しい。しかし決めきれない。

その後、熊本は安、グスタボ、岡本と順次前線に投入して攻勢を強め、敵将に「追加点が入らなかったことで、少し苦しくなって熊本さんに最後まで勢いをもたらしてしまった」と言わしめた戦いをしたものの、「なかなかゴールには遠くて。向こうの体を張った守備でしのがれてしまった」(清川監督)。逆転はおろか同点弾のゴールも遠かった。

冒頭書いたように追加点を与えなかった守備より今日は攻撃のところに課題が見えた気がします。ラストパスのところ、クロスの精度、攻撃陣同士の呼吸。決め事というべきかアイデアというべきか…。

バトルオブ九州というより前に、ここでの連敗は避けたかった。順位を15位まで下げてしまいました。次節は黒木が使えるようになり、植田もベンチに戻ってきていますが・・・。

ただ、ベッドに横たわりながら聴いたRKKラジオ「VIVAロアッソRADIO」の最終回。人気コーナーヤスコの部屋で、岡本と黒木が今季の新加入選手12人をひとり一人紹介していく。野村、ヤン、イム、上里、グスタボ、モルベッキ、菅沼(昨季途中加入)、光永、安、林、三鬼、米原・・・。それぞれの特異な能力の紹介を交えながら。それを聴いていたらワクワクしてきました。実際の選手が感じている新加入選手の可能性。あとは監督がどう上塗りし、コーディネイトしていくか。

満身創痍なチームの印象が先立って、リーグ戦はまだまだ始まったばかりだということを忘れていました。次節はJ1降格組の名古屋戦。燃えてきたように感じるのは、これはまだ熱があるせいでしょうか(笑)。

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