6月17日(土)
【J2第19節】(鳴門大塚)
徳島 3-0(前半2-0)熊本
<得点者>
[徳]馬渡和彰(8分)、山崎凌吾(18分)、渡大生(90分+1)
<警告>
[徳]大崎玲央(69分)
[熊]安柄俊(78分)
観衆:3,873人
主審:西山貴生


20170617徳島

「まだまだ課題が多い」(DAZN)「今日は徳島の圧力に圧倒されたゲームだった」(公式)。監督就任初戦、3失点の大敗という結果を受けて池谷監督は、そうインタビューに答えました。

「組織としてどう守るのかが課題」(DAZN)と指揮官は言う。確かに徳島のハイプレスの前に剥がされて、シュートに耐え切れず失点というパターンは、DFラインの前の部分でMFの守備に問題があり、さらにいえば前線からの守備にも問題があるのではあるが・・・。それにしても最後のところ、GKとDFの連携の部分に目が行ってしまわざるを得ません。

1点目も2点目も、GK野村のパンチングが相手へのプレゼントパスのように転がる。澤村GKコーチは試合後twitterにこうつぶやきました。「弾いた球が仲間に行くか 相手に行くか サッカーはこのどちらかなんだ この差が今季の結果に反映している 」。要はGKの弾く方向とDFとの連携ということなのでしょうが、しかし、徳島GK長谷川のプレーを引くまでもなく、もう少し”弾かない”というプレー選択はないのかとも思います。

失点の場面で選手個々のミスにフォーカスするのはよくないのですが、その前のことを言うと、1点目は徳島のDFラインから押し込まれたハイボールの園田の処理が中途半端で、それを植田がさらにクリアミスして奪われた。2失点目は、中盤で上村が奪われ、そこから持ち込まれて撃たれた。正面にこぼすようにパンチングし、相手に押し込まれた野村が怒っているのは、自身のプレーのふがいなさに対するものなのか、それともカバーしきれないCBへの怒りなのか。

いずれも徳島のプレスが上回ってのこととはいえ、その後も園田や植田が相手に交わされゴールを脅かされるシーンが頻出。それに野村の不安定さが合間って、見ているこちらも不安になる。

何が言いたいかというと、この3人の連携という信頼関係が機能しているのかという心配です。

佐藤の怪我によって、4月29日の横浜FC戦から急遽スタメンとなった野村。あの急造守備ラインを見て、われわれは「野村と畑。ふたりのGKで、もう一度守備ラインを構築しなおすしかない。」と書きました。あれから1ヵ月半。全く安定しない守備は、清川監督解任の”遠因”とも言えましょう。

なかなか勝ちきる試合の少ない徳島も、決して本調子のチーム状態ではなかった。熊本の縦に速いカウンターを警戒しながらも、しかし、このゲームでは3バックで前に人数を掛け、ある意味リスクをしょって仕掛けてきたリカルド・ロドリゲス監督。その術中にはまってしまった熊本。「相手のシステムとこちらのシステムのなかでマッチングできていなかったなかで混乱がおきて、早い時間に失点をしてしまった」(公式・池谷監督)。

後半からは米原を公式戦デビューさせ、3バックに変更。随分ボールが動かせるようになったものの反撃までには至らず。試合終了間際には3点目を献上して、徳島に快勝といわしめるゲームになりました。

「自信を失っていることでプレッシャーがあるとボールが動かせない、イージーなミスも多々ありましたし、ここがチームを改善する大きなポイントになると思っています」(公式)と言う新指揮官。就任からこの試合まで時間もない状態でしたが、ゲーム形式の練習のなかで何度も止め、「ポジショニングもあの辺、この辺ではなく」あいまいさを徹底して修正していたという。

ただ、就任会見ではこうも続けました。「でも最後は個の戦いになるので、どんなに良いポジションを取っても最後は個にやられる、でもそれはすぐに改善できることではありませんが、そこまで突き詰めていこうという話をしました」(公式)。

簡単に変わる、変えられるものでもないことはわかっていたものの。まだまだ、いましばらく辛抱が必要なことがわかった試合でした。

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