8月27日(日)
【J2第30節】(えがおS)
熊本 0-1(前半0-1)岡山
<得点者>
[岡]オルシーニ(45分+1)
<警告>
[熊]木村祐志(38分)、植田龍仁朗(73分)、安柄俊(83分)、モルベッキ(90分+4)
[岡]オルシーニ(69分)
観衆:4,517人
主審:窪田陽輔


前節のエントリーでは、勝ち負けや点差の結果だけでは内容は計り知れない。という意味のことを書きましたが、今節翌日の熊日は「スコアは0-1。しかし、それ以上に力の差を見せつけられた」と書き出してありました。惜敗、とも見えるような点差ですが、この岡山戦の評価については、全くの同感でした。

次節の町田戦も見据え、『ここで2つ(連勝)取れるとだいぶ状況が変わって、目標値をクリアできればおのずと次も見えてくる』(熊本蹴球通信)と戦前、指揮官も意気込んで臨んだ試合でした。練習でも、相手のスカウティングの上、「守備陣はロングボール対応とセカンドボール回収、そしてそこからの切り替えにフォーカスしたメニューに取り組んで」いました(同)。井芹さんも、「入りから流れを引き寄せる」ことを課題として、見出しを付けられました。しかし…。

20170827岡山

開始早々、先手を取ったのは岡山でした。選手入場から整列した段階から「でかいな」と思っていたのですが、故障しているらしい赤嶺に代わって前線を張るFW・オルシーニを目がけたロングボールが収まり、DFラインを押し下げる。シャドーの豊川の出来はいまいちにも見えましたが、それでも変幻自在な動きは、捕まえきれないことこのうえない。

『攻撃のところはイージーなミスがかなり多かった』(熊本蹴球通信)と池谷監督は試合後の会見で述べていますが、これは岡山が周到なスカウティングから戦術を徹底し、“はめて”きたせいも大きいかと。『試合を通じてボールの失い方が良くなかった』(熊日・監督談話)とも言うように、ボランチの二人に前を向かせず、サイドに逃げるとそこからの長いグラウンダーパスもことごく奪われ、鋭いカウンターを食らいます。

もちろん岡山の各選手のポジショニングも、ボールへの出足も良かった。球際も強かった。熊本の選手たちは、出しどころが見つからずミスを犯していったかという印象。それに加えると、プレスをかいくぐるようなワンタッチパスのテンポも出ませんでした。終始、ツータッチで出しどころを探していました。

前半は全くと言っていいほど攻撃の形が作れず。連続したCKも耐え続け、後半巻き返しを、と思った前半も終了間際でした。スローインを貰った喜山がドリブルで中に運ぶとオルシーニにパス。オルシーニは貰ってターンするとDFラインの前ですかさず足を振った。これがゴール左隅に突き刺さりました。痛い失点。

後半も開始から岡山の攻勢。モルベッキが出てからすぐ、大きなサイドチェンジパスに片山が左サイドえぐってクロスを入れるチャンスシーンが2度ほど見られましたが、あとはまた岡山に対処されていきます。

小谷を下げてグスタボを入れ、システムも4-3-3にしたあたりから勢いも出てきましたが、遅きに失しました。指揮官も「もう少し早く動いても良かったかなとは思います」(熊本蹴球通信)と言う。

上里の出場停止もあって、先日加入したばかりの木村がシャドーで初先発を図りましたが、彼が活きるようなシーン、展開はなく、残念な熊本デビュー戦となりました。今季出場回数が減り、試合勘がまだ取り戻せていないのかも知れません。

前日に讃岐が5連勝を飾り、一気に抜かれていたので、今日はどうしても勝って抜き返さなければいけない試合でしたが、落としてしまいました。20位に転落。熊日が書くように「残留争い抜け出せず」。

それより何より、今季のワーストゲームと言いたくなる内容でした。

直近4試合、勝利がなかった岡山は、この勝ち点3で9位に上昇。まだまだPO圏内への望みを残しました。その長澤監督の、『(リーグ戦は)最終コーナーを回った』(熊日)という試合後のコメントが、同じく4試合勝利無しになったわれわれに、重くのしかかるように感じられます。

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