4月1日(日)
【J2第7節】(えがおS)
熊本 3-1(前半2-0)新潟
<得点者>
[熊]安柄俊2(24分、26分)、八久保颯(55分)
[新]安田理大(73分)
<警告>
[熊]佐藤昭大(90分+2)
[新]磯村亮太(35分)
観衆:4,691人
主審:清水修平


強いぞ熊本!ホームでは前々節・大宮に続き、J1からの降格組・新潟に快勝とも呼べる勝利です。

新潟とは公式戦初の対戦。昔、ビッグスワンスタジアムで新潟vs浦和戦を観たことがあるんですが、決して足の便がいいとも言えない4万2300人収容のスタジアムがオレンジのレプユニで満杯に埋まっていた。同じ地方都市のJチームとして、お手本になる先輩と当時思ったものでした。

新潟は今節、それまでの4-4-2から3-4-2-1にシステムを変更してきました。「高さ対策のため」(DAZN)と鈴木監督は言いますが、がっちり守備でハメられた前節・栃木戦をスカウティングしてのこともあったのではと勘ぐるわれわれ。

20180401新潟

しかし、試合後(新潟のその陣形変更に関して)「慣れていない印象を受けた」(熊日)と渋谷監督が語ったように、同じシステムでも栃木戦よりスムーズにボールが動かせたように思えます。更にその違いは、「新潟にしろ大宮にしろ徳島にしろ、勝った相手は我々に対しての対策というよりは、相手チームさんが『自分たちのサッカーをしよう』というのがいちばん大きい」「負けた試合は、対熊本というのがすごく強くて、それを打ち破れなかった」(熊本蹴球通信)と指揮官が語るところにもあるようです。要するにナメてかかってくれていた部分が少なからずあったのではと。

序盤はさすがに押し込まれました。河田の強烈なミドルシュートはポストに当たって難を逃れる。前節・徳島を1発で沈めているこの男のミドルは脅威です。

しかしこの時間帯を粘り強く凌ぐと、24分、中盤で前を向いた米原がドリブルで上がりながら安の動き出しを待ってスルーパス。安は後ろからのボールをトラップ一発でうまくDFの裏に流し自分のシュートポジションにすると、すかさず右足を振った。横っ飛びのGK大谷も手が届かない際どいゴール隅に打ち込み先制点とします。

すると2分後には、CB小谷からの右サイド奥のスペースへのロングパスにWB田中が走ると、新潟のWB堀米は振り切られる。エンドラインぎりぎりからふわりと上げたクロスにファーサイドの安がフリーでヘディング。突き刺して2点目。ニアサイドには皆川が3人のCBを完全に引き付け、右WBの安田も戻り切れていませんでした。

前半だけで2点先取。しかし2-0が一番サッカーでは危ないスコアだと、ファンなら誰もが知っている。後半に入ってどちらに1点が入るかで勢いは変わってくる。

ただ、「やりきろうと思っていました」()と話す鈴木監督は、後半もフォーメーションを変える考えはありませんでした。ここにも熊本対策というより、「自分たちのサッカー」に徹しようという姿勢が見えた。

次の1点は熊本にこぼれます。55分、再び小谷がロングパスを送り田中を走らせると、これにも追いついた田中。やはりエンドラインぎりぎりからクロスを上げる。今度はファーから走り込んだ八久保が綺麗に左足でミートして流し込みました。

なんとなんと新潟相手に3点先取。

このあとさすがに新潟も堀米を下げ戸嶋を入れると、安田を逆サイドに変えて田中を抑えにかかります。ゴール前を襲われPKを献上し、クリーンシートこそ逃してしまいますが、最後まで熊本はDFラインを下げることなく戦い続ける。その後の追加点を与えることなく終了のホイッスルを聞きました。初春とはいえ、気温25度の下の熱い戦いでした。

エース安の2得点。プレースキッカーとして磨きがかかってきた八久保にも初ゴールが来た。しかし、皆川の献身的な前線での守備も見逃せなかったし、アンカー・米原のプレーの伸長も著しい。また、それを助けているのは、インサイドハーフの中山が絞り気味に入り、時にはダブルボランチのごとく米原との距離間を常に意識したポジションを取っているせいかと。中山から交代して入った上村もそうしていましたね。

「新潟に3-1 攻撃連動『大きな自信』」。熊日の翌日朝刊の見出しどおりでしょう。自分たちのサッカーをやり続けて結果が伴った。熊本はこの勝利で白星先行。勝ち点を12に積み上げ、順位を6位に上げました。

ただ、他会場の結果を見ても、今シーズンの特徴と言えるのか、どこがどこに勝ってもおかしくない状況。早くも大混戦の様相。

次節はここまで黒星のない2位・町田。初めての土を、われわれ熊本が付けさせたいものです。

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