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7月25日(水)
【J2第25節】(えがおS)
熊本 2-2(前半1-2)山口
<得点者>
[熊]安柄俊(17分)、皆川佑介(63分)
[山]小野瀬康介2(42分、45分+1)
<退場>
[山]前貴之(78分)
<警告>
[山]前貴之2(66分、78分)
観衆:3,576人
主審:高山啓義


安の出場停止が解けて皆川との2トップに戻した熊本。開始早々の失点という悪癖は、前節から解消されて、この日もアグレッシブに入った。開幕戦で大敗したときは、後ろからの組み立てを山口得意のハイプレスで奪われ続けましたが、今日はその背後を突くパス回しも板についた。山口側が動かすパスにも厳しくプレスに行けていました。

20180725山口

先制点は17分。右サイド奥に送った長いパスに田中が追いつくと、ダイレクトでクロスを上げる。ファーサイドに突っ込んだ安がどんぴしゃで頭で押し込みました。

しかし、ここから前半を終えるまでの試合運びに難があった。確かに守勢に転じましたが、そこからどう打開し、自分たちの時間にしていくのか。同点にされたシーンは攻撃から守備に転じる際のマネジメントミス。山口のGK吉満から右サイドの高い位置で張っていた小野瀬への一発のロングキック。そこからPAに侵入されて対応できませんでした。

そのまま同点で終わるならまだしも、前半アディッショナルタイムには、バックパスのミスを見逃さなかった山口が、左サイドからの大きなクロスに大外から小野瀬のヘディング。全く着ききれていない。前半のうちに逆転されてしまいます。

「1点取って『やれるだろう』とか、いい攻撃ができているなという感覚からカウンターを受けて失点するとか、それで頭を下げて2点目を取られるとか。このところずっと負けているのはそういう“心”のところ」(熊本蹴球通信)とは、試合後の渋谷監督の談話。
ただ、前半のうちにFW山下を入れてきた山口・霜田采配に混乱した選手たちに対して、前半のうちに“修正”する手だては取れなかったものか。スタジアムの高い位置から俯瞰しているスタッフからの分析情報はベンチになかったのか。
「全体の中でコミュニケーションをとったり、僕自身も外から言わなきゃいけなかったかもしれませんけど、やっているところで改善していかないとなかなか難しいと思う」(同)と言うのは、ちょっと厳しい。

しかし、この人の頑固なまでにブレないチーム方針は、ようやくつぼみが開き始めたのではないかという気もします。あのコテンパンにやられた開幕戦を敵地まで行って目の当たりにした身にとっては。

ハーフタイムに相当激を飛ばしたようですが、それがカンフル剤になったのか、63分に安が右サイド奥に持ち込んでグラウンダーぎみのクロスを入れると、ニアに走り込んだ皆川が押し込み同点とする。DFの前に出るのではなく後ろから当てて押し込むゴールは、平繁の得意なプレーを思い起こさせました。

追加点を奪って勝ちたい熊本でしたが、このあと山口に退場者が出たことも幸運のようで不運でもありました。オナイウ阿道をひとり残して、あとはブロックを敷いた山口の守備をなかなか割れない。指揮官も「10人になった相手にボールを動かして仕留められるようなチーム作りができていないんだなと思います」(同)と自省する。

連敗を止めた引き分け勝ち点1でしたが、讃岐に抜かれてとうとう降格圏21位に落ちてしまいました。しかし、あまり悲観していません。これだけの不振を続けていて、この25節にきての21位。まだまだ上がっていける。そんなチームの小さくない進歩も感じた試合でした。


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