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4月7日(日)
【J3第5節】(えがおS)
熊本 2-3(前半1-0)相模原

<得点者>
[熊]佐野翼(1分)、田村翔太(52分)
[相]上米良柊人2(55分、72分)、ジョン・ガブリエル(59分)
<警告>
[相]ジオヴァンニ(37分)
観衆:8,226人
主審:國吉真吾


20190407相模原

華麗な2点先取のあとの連続した3失点。ファン・サポーターは奈落の底に突き落とされました。

先制点は時間にして開始わずか40秒。熊本の最初の攻撃シーンからでした。左サイド坂本を走らせるとマイナスにグラウンダー気味のクロス。これをニアに走り込んだ佐野が、右足アウトでゴールに突き刺す。追加点は後半7分。岡本から縦のパスを原が落として、中山がダイレクトでDF裏のスルーパス。ダイアゴナルに右サイドから走り込んだ田村が2試合連続でゴールを決めます。

ただ、前半早い時点での得点のあとからも、一方的な相模原の攻勢。それを凌いでの後半追加点もあったものの、守備の”決壊”は時間の問題だったのかも知れません。

「0-1の時も0-2になってからも、1点入ればひっくり返せると思っていました」と、敵将・三浦監督は自信を持って言う。片や熊本は、「完全に2点目取ってから気が緩んでる。思考回路が停止してる。闘志が消えている」と、GK山本が自身のinstagramで言い、ボランチの岡本は「1失点目で死んだようになり、2失点目で完全に死んだ。3失点後は”お通夜”のようだった」(8日付・熊日)と表現する。

一体、ピッチ上で何が起こっていたのでしょうか。

昨季得点2位の長身FWガブリエルは、最初から警戒して鈴木が厳しく当たっていました。同じく警戒すべき長身DFのミルトンが前半のうちに痛んで退き、後半に至ってはもうひとりの外国人ジオヴァンニも交代という願ってもない展開と思っていたのです。ところが代わって入った上米良が一気にゲームを変えた。

入ってすぐ、中央でくさびのパスから上米良が抜け出してまず1点を返すと、続く59分には左サイド、中山がスライディングで交わされると、末吉のアーリークロス。ファーサイドのガブリエルがこれを逃さず頭で押し込み同点。

更には72分に、自陣で奪われると中央を上米良に抜けられてシュート。勝ち越し点を奪われます。

確かに上米良の”動き”に翻弄されたのはあるのですが・・・。

敵将・三浦監督は、「前半からゲームを握っていた」(DAZN)と豪語する。

一方で、渋谷監督は、2点先取したあとの”ゲームコントロール”を反省する。「得点を取るところではイメージ通りの形が出たので、それを続けること。そのあとのゲームコントロールで、しっかりとした守備のオーガナイズ、奪われたあとの切り替え、そういうところはもっと高めなければいけない」(熊本蹴球通信)と。

ただ、どうなんでしょう。前半の先制点の後から続いた一方的な守勢。相手に持たせて、慎重に試合を運んだようには決して見えません。

攻勢に至った理由を問われた敵将・三浦監督は言う。「日頃のトレーニングの積み重ねの中で、システム的にズレが出ているところを常に伝えながら、どこにスペースと時間があるかを伝えています。どこの選手には比較的時間があるから、そこをうまく使いながらゴールに迫るよと。そういうのを積み重ねていて、選手がわかってきた感じはしますし、ピッチで表現できつつあります」(相模原公式)と。

渋谷監督も、元来ポジショニングに重きを置くサッカースタイルですが、三浦監督も同じ。そして、それが相手に上回られたというのがわかる。同点にされたあと投入した田辺、中原に対してのポジショニングやプレー指示は、上米良の投入意図を上回るものだったのでしょうか。

「過去5年シーズンのJ3を見ると、J2昇格ラインの2位以内に入るには勝ち点61~71が必要。熊本が今季5試合で得た勝ち点はわずか5.残り29試合は倍以上のペースで勝ち点を稼がないと昇格できない計算になる」と、熊日の植山記者も書く。(8日付・熊日)

全く予想外のスタート。厳しいJ3シーズンの船出になりました。相手が熊本を上回ったというより、熊本がJ3のレベルに達していないようにも見えたゲーム。熊本地震復興支援マッチと銘打たれ来場した8千人以上のファン・サポーターを落胆させた。

「県民の皆さん、本当に申し訳ない!たった90分も集中出来ない選手は何を言われても文句は言えません。ケツ叩いてでもやらせます。おれも最後まで諦めず声出します!止めれるならば必死に止めます!今日は完全に相手ではなく自分たちの自覚の甘さです。反省して次に挑みます」。

冒頭の山本のinstagramの言葉が、唯一の救いに感じています。

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