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7月14日(日)
【J3第16節】(えがおS)
熊本 2-1(前半0-0)富山
<得点者>
[熊]伊東俊(71分)、中山雄登(77分)
[富]ルーカス・ダウベルマン(47分)
観衆:5,093人
主審:野堀桂佑


いやぁ、先制点を与えてしまうのは反省すべきですが、またまたそこからの5度目の逆転劇。試合後の“カモン!ロッソ”も大賑わいでしたね。

今節、北九州がセレッソU23に敗れたため、勝ち点差を4に広げることにもなりました。まだまだ首位固めというには早すぎますが、このまま勝ち点を積み上げていきたいものです。

富山とは5年ぶりの対戦。DAZNの実況アナも触れていましたが、あの年、富山には中島翔哉、うちには橋本拳人が居て対戦しています(2014.08.25 富山戦。巻初得点で完封勝利)。今では二人とも日本代表選手ですから感慨深いものがあります。

伊東、八久保、中原、村上。熊本は先発を4人入れ替えた新鮮な布陣。伊東は第3節以来の出場。

20190714富山

試合は、序盤から富山が迫力を持って攻撃を仕掛けてきました。全体的に高さもあるし、スピードもある。ワントップの田中が落として、シャドーの佐々木からのスルーパスに伊藤が抜け出しGK山本と1対1。これは反応良く山本が防いだが、危ないシーンでした。

一方、守るときは3バックの脇に中盤が下りて、5-4-1でスペースをつぶす。熊本はサイドへのロングフィードを狙うしかない。

「少し新しいことを守備ではトライしたので」(熊本蹴球通信・渋谷監督)、「前半は巧くんを左に落とす感じだった」(同・上村選手)と両者が言うように、ボールを持ったら高瀬を上げて、そのスペースを村上が埋める。そこを前節いいように使われたからの狙いだったのでしょうが、今度は上村の脇を相手ボランチに使われてピンチを招きます。

35分頃だったでしょうか。富山の田中が痛んで試合がストップしている間に、さかんに北嶋コーチが選手たちに指示を送っている姿がありましたが、この時点でポジショニングの修正があったのではないでしょうか、村上がアンカーぎみにプレーし始めます。「慣れている景色の方がいいんではないかということで」(同・渋谷監督)後半からはさらに立ち位置を元に戻したようです。

ただ、先制点は富山でした。後半開始早々のCKからの混戦をDFルーカス・ダウベルマンが押し込む。

しかし、熊本はこの後のベンチワークが冴えていました。「落ち着くところを作りたかった」(同・渋谷監督)と、北村に代えて中山を送り込み、伊東と八久保の2トップにすると、次は中原に代えて三島を投入し、伊東を右にスライドさせた。すると71分、高瀬からのアーリークロスを三島が落とすと、八久保のシュートはDFに当たってファーサイドに跳ね上がった。そこに入りこんだ伊東がダイレクトボレーで同点弾とします。

やっと、あの壮行会での約束を果たしてくれました(2019.02.22 出陣前)。

続く77分には、右で作って伊東がえぐると、グラウンダーのマイナスパス。Pエリア内の中山に通ると、落ち着いてゴールに突き刺し逆転。富山の守備の要、ルーカスの動きの逆を捉えた伊東のパス。ルーカスはニアの八久保へのパスと読んで、即座に詰めに行ったのかも知れませんが、ぽっかりとエリア内にスペースが空きました。

ベンチでは3枚目のカードを田辺で準備していたようでしたが、この追加点を得て、急遽小谷に変更。残りの時間を使い切り、逃げ切りました。

ポジショニング、交代カードを含め、試合中の修正が相手を苦しめ、勝利を手繰り寄せた。際どい勝負ではありましたが、痛快なゲームとも言えるでしょう。

試合前は、岡本の鳥栖移籍が噂され、そのためのフォーメーション変更と思っていましたが、試合後、公式サイトでは故障が報告されました。移籍であれ、長期離脱であれ、いずれにしても重要な“駒”を失うことには代わりなく。

そんななかで試された新しい戦術、新たな組み合わせ、戦列に復帰した選手・・・。

やがて折り返しを迎えるリーグ戦にあって、研究され、また首位相手に一泡吹かせてやろうと、がむしゃらに向かってくるだろうと今後も想像できる。そんななかで、さらに一歩進化していく。大事なことだと思いました。

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