雨は止んだものの、寒波の空の下のKKウィングは寒い寒い。駐車場の感じで「あ、これは今日少ないな。」と思ったとおり、2000人強のPSMになりました。しかし、集まった人たちはさすがにコアな”ロッソ”ファン。新しく発売された写真サインブックに行列。開幕に向けてのプロジェクト、巨大ユニホームへのカンパにまた行列・・・。新たなスタグルメメニューも登場し、コンコースは大混雑でした。なんだか楽しい感じ。いよいよJの準公式戦なのです。

東京ベルディは昨季、FWフッキの爆発的な活躍もありJ2リーグ2位でJ1に昇格。今季はラモスから柱谷哲二監督にバトンタッチしたばかり。キャンプ地の宮崎から3時間かけて駆けつけました。スタメンは監督いわく「現在、コンディションのいいメンバーを選んだ」とはいうものの、主力とは遠い存在。知ってる名前はGK高木、DF荻村、MF広山、FW船越くらいか・・・。

一方のロアッソも高橋、市村、矢野などを故障で欠く布陣。しかしスタメンのフォーメーションを見て驚きました。初めてみる4-1-4-1。FW中山のワントップです。
スタメン
 18 中山 
25 西森7 松岡
33 小森田8 喜名
 6 福王 
23 有村14 河野
19 上村3 河端
 21 小林弘 
ところが、ふたを開けてみるとこれが面白い。特に福王のワンボランチは、ときとして喜名がカバーに入るにしても、DFラインからのつなぎ役、攻撃の起点、敵の攻撃の潰し役に収まっていて、大活躍。小森田が「攻守の切り替えがスムーズにいくように、あえて前の位置でプレーした。」(10日付熊日)というように、この3人の中盤でのパス回し、前半15分まではベルディを凌いで面白かった。
あと、この時間帯では、前線からの守備、というよりも2列目、3列目あたりで奪うという明確な意志が感じられました。リアクションではなく、いわゆるアクションサッカー。(ちょっと90分間は持ちませんでしたが・・・。)福王や上村が持った瞬間に、中山やサイドの選手も裏を狙う動きがありました。

しかし、右サイドの松岡と河野の連携が今ひとつで、ふん詰まってしまいます。市村のときもそうでしたが、どうしても松岡とはぶつかってしまうのかなぁ。これはやはりタメも、ディフェンスもできる熊谷とのコンビのほうがいいのかも知れません。
河野のディフェンスは、もちろん(?)危なっかしい。というか、ちょっとズルズル下がりすぎ。もっとはっきりタッチにクリアしたほうがいいと思います。慣れない頃の市村がそうであったように、そうした方が、ディフェンスにリズムが生まれると思う。
攻撃時も、一瞬の判断の遅さで潰されています。これは他のメンバーにも言えること。持ったらもっとオートマチックに前に繋がないとプレスの早いこのリーグでは厳しい。
けど、彼らしいいいプレーもありましたね。後半はかなり自信と落ち着きをとりもどし、いいロングフィードもありました。交代まぎわには山内のシュートに対して、河野もしっかりゴール前に詰めていました。これこれ。Jリーグらしい攻撃の片鱗でした。

河端も、やはり長期離脱で試合勘が薄れていたのか、ちょっと冷や冷やさせましたね。身長差のある船越をよくマークしていたんですが、競り勝てるまではいかなかった。失点のシーンも船越にナイーブに成りすぎて”かぶって”しまった結果なんですが、ほかにも何回か”かぶって”ました。まぁ、あれは本人も公式のインタビューで言っているとおり、河野がちゃんと飯尾をマークしとかなければいけません。ハーフタイムに上村から指導されていましたから、きっと修正してくると思います、河端。

1点ビハインドで後半に入りましたが、”ロッソ”イレブンの雰囲気は悪くなかったと思います。松岡に代わって山内が右アウトサイドに入るとまた活性化しました。山内の右アウトサイドいいですよ。面白い。ロアッソの宮崎光平になるかも知れない。この山内と左の西森という2年目選手、まったく臆することなく自分のプレーで果敢に向かっていく。この姿勢ならきっとJでも通用しそうな気がします。いや、今やうちの貴重な戦力です。

さて、これからはテストマッチらしく色々試されます。河野を下げて熊谷が入り右SH、山内がFW、福王が右SBに入って4-4-2にしましたが、少し”混沌”とした時間帯でした。
交代後
18 中山 30 山内
25 西森17 熊谷
33 小森田8 喜名
23 有村6 福王
19 上村3 河端
 1 吉田 
GK小林が退き、ルーキー吉田が入ると場内大拍手。早くも人気モノです。初初しいものの、危なげもない存在感。彼の特徴である鋭いキックに敵DFがのけぞる場面も。ここに走り込んだら1点モノだったのですが・・・。期待大です。

そしてFW中山が、北川に交代する直前にCKからヘッドで同点弾をゴン!。まだまだ身体のキレは100%とは見えなかったのですが、その能力をかい間みせてくれました。これも十分に期待大。

その後は、喜名に代わって山本、小森田に代わって小林陽介を見ることもできて・・・。試合はそのまま引き分けで終了。
確かにヴェルディもトップメンバーでもなく、トップコンディションでもなかったとはいえ、うちもしかり。そのなかで、このパフォーマンスはまずまずではないでしょうか。「やれてるところ、まだまだのところ」がわかった試合(監督談)。この調子ならJ2開幕を、いいコンディションで迎えられるのでは。
試合後、スタンドに挨拶に来る選手達を見て、またこのホームチームが大好きになりました。

と、ここまで書いて、本日島原で行われたTM、土曜日出ていなかった選手中心で戦った対山形戦は0-4の大敗とのこと。まだまだ、全体のレベルアップへの道は遠いですね。
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