セレッソ大阪。いよいよです。タレントも揃っています。
このクラスのチームとの対戦になると、もはや同じカテゴリーで戦うこと自体に歓びを感じている自分に気づかされます。それじゃいけないと分かっているんですが。

開幕からの戦績と得点者
第1節○水戸0-2C大阪 MF香川2
第2節●C大阪1-3山形 FW古橋
第3節●鳥栖1-0C大阪
第4節○C大阪2-1仙台 MFアレー、MFジェルマーノ
第5節○C大阪1-0岐阜 MF酒本
第6節●甲府3-2C大阪 MFジェルマーノ、FWカレカ
第7節●広島4-1C大阪 オウンゴール

ということで、昇格候補チームの一角なのですが、今のところは負け越しています。特に前節、広島との負け方はまずかったですね。立ち上がりゲームを支配したのは大阪だったのですが、あれよあれよと言う間に広島にやられてしまいました。

セレッソ大阪 (前節の先発フォーメーション)
11 柿谷 18 カレカ
26 香川17 酒本
10 ジェルマーノ7 アレー
19 丹羽29 中山
2 羽田5 前田
 1 相澤 
上のような先発に、途中、森島康や熊本国府出身の藤本などを投入して打開しようとしたんですが、まったくいいところなく敗れました。クルピ監督は、次節大幅に先発を入れ替えると宣言しているらしいので、このフォーメーションも参考になりません。森島あたりが先発なのかも。

タレント揃いと書きましたが、今一番の売り出し中は、MFの香川。北京五輪代表候補で、先のアンゴラ戦でも途中出場。また今日はA代表合宿にも召集されることが発表されました。
さらにデカモリシことFWの森島康仁。各年代でも代表候補でしたね。それから期待を一身に集めるユース出身FW柿谷はまだ18歳。彼もまた次代を担う日本代表候補でしょう。
これに、アレーとジェルマーノという両外国人ボランチ、FWの一角には草津から移籍したカレカが絡むという豪華な布陣は、広島にも決して引けをとりませんね。

対する熊本。2試合連続得点を決めている中山にももちろん注目ですが、ここはやはり福王について語らないわけにはいかないでしょう。

あれは2005年4月。忘れもしない”ロッソ”熊本としてのデビュー戦。宮崎県運動公園サッカー場で行われた九州リーグ開幕戦。シャワールームはもちろん、ロッカールームもない、地域リーグとしてはごく普通の会場風景。選手も一般客も何の隔たりもないコンクリ造りのスタンドに、選手たちが気の向くままに置いた各々のスポーツバッグ。一瞬、福王のそれに付いているキーホルダーに目がいきました。ピンクとブルーの縦縞のユニフォーム型キーホルダー。おそらくC大阪時代の自身の背番号の入ったチームグッズだったのでしょう。

ユース時代は日本代表でも活躍した逸材。しかし、トップチーム昇格後は出場機会に恵まれず解雇されロッソのセレクションに参加。並み居る元Jリーガーのなかでも飛び抜けた才能だということは、誰の目にも明らかだったのですが、チームへの帯同はかなり遅れました。おそらくそれまでの経歴から考えれば、そのほかにも選択肢があったのだろうし、見ず知らずの遠い九州の地に赴くことへの不安や葛藤もあったのでしょう。

ご存知のように、その後の彼は熊本の不動のCBとして大活躍。初年度は九州リーグ最優秀選手賞に輝きます。そして今や欠くことのできない熊本の柱になりました。

セレッソ大阪。この対戦を一番心待ちにしていたのは、この男なのではないでしょうか。
能楽ワキ方福王流宗家の三男に生まれ、セレッソサポーターから今も「ぼっちゃん」の愛称で親しまれている福王。ジュニアユースから自分を育ててくれた古巣相手に、名残の桜の季節に故郷のハレの舞台で、彼がどんなプレーを演じるのか、福王ファンのわれわれとしては、ぜひこの目に焼き付けておきたいものです。

大阪行きのアウェー用バッグにはもはやあのキーホルダーの姿はないのではないかと思います。

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