2008.04.21 惜敗。C大阪戦
4月20日(日) 2008 J2リーグ戦 第8節
C大阪 1 - 0 熊本 (13:04/長居/8,382人)
得点者:84' ジェルマーノ(C大阪)


2月の横浜FCとのTMの際、0-1の結果だけをして決して”惜敗”とは呼べないと書きました。点差以上に“力”に差があったためです。
しかし、昨日のこのセレッソ大阪との試合は、まぎれもなく”惜敗”。いや、今シーズン始まって以来のベスト・パフォーマンス・ゲームと言っていいかも知れません。

ただ、結果だけ見れば0-1の敗戦。勝ち点ゼロなのです・・・。

というわけで、先発のフォーメーションを記録しておきたいと思います。

ロアッソ (先発)
18 中山 11 高橋
24 チャ33 小森田
26 山本5 山口
16 矢野15 市村
19 上村3 河端
 21 小林 
山口と山本の両ボランチ。このボランチ“山山”コンビが汗かきプレーでよく働いた。これまで、いいときのロアッソのサッカーは、敵陣でのアタックによりショート・カウンターに持ち込むというもの。しかし、この日のロアッソは、少しリトリートした布陣から、両ボランチほかの執拗なチェックで何度もボールをインターセプト。そこから攻撃につなげていました。
ロングボールへの飛び出しは、いまだにコンビネーションが悪いものの、短いパス回しで崩していく形は、何度もシュートまでもっていけていました。
また右サイドに小森田という布陣も初めて。チャジホが突進する左はアタックサイド。小森田の右はよりワイドに動いてタメやスペースを演出するサイド。左右が役割も動きも異にしながら攻めの引き出しが増えたような。さらに運動量を増せば、まだまだこれからの大きな可能性を感じさせるフォーメーションだと思いました。

香川のキレのあるドリブルには確かに手を焼きましたが、アレーとシェルマーノの両ボランチのボール回しは甘く、そこから何度もボールを奪う。
「相手ボランチの両外国人はトラップの時にボールが甘くなる」(山本:21日付熊日)という事前のスカウティングが奏功した結果でした。

高さのある小松、森島の両FWにも決定的な仕事をさせることもなく、シュート数こそ多かったものの、撃たせてOKのものがほとんどで、観ていて安心感がありました。

スコアレスで前半を終了。唯一の心配は、「あぁ、今日もまた前半をいい感じで終わってしまった。」ということ。これまで常に後半で敵に”修正”され、それから“後手”を踏むように敗れてきた結果が頭をよぎりました。

確かにC大阪のクルピ監督は、高さの森島に代えて早さの白谷を投入してきました。しかし、いつもなら後半の入りの悪い熊本も、今ゲームではしっかりとモチベーションを維持して、運動量を落としません。
さすがに疲れがみえた小森田にはすかさず西森、傷んだチャジホに対しては喜名の投入でしのぐ・・・。いつもなら前と後ろが間延びするはずであろう後半20~30分以降も、チーム全体のアグレッシブさは見劣りせず、前半と同じ戦いを続けていきました。
スカパーの解説者もロアッソの陣形が“コンパクト”であることを何度も繰り返していたように、苦しい時間帯も前線の選手がしっかり戻って役割を果たしていました。ここはとても重要なところですね。

しかし、フィニッシュ”運”がない。チャンスは作れているのに。
大阪の決定的なシュートも今季初出場のGK小林がスーパーセーブで凌ぐこと、2度、3度・・・。
どちらに転んでもおかしくない展開。ここは初陣のアウェーチームとして、引き分けで御の字か、と思わせた残り5分という時間帯。直前の攻撃からそのままゴール前にたくさんの大阪選手が残っている只中にクロスが入り、ファーサイドからヘッドで折り返されたところにジェルマーノが飛び込み”痛恨”の失点。

調子のあがらないC大阪にとっては、格下相手との”互角”のゲームのなかで、どうしても欲しかった勝ち点3を得る。本当に効果的な時間帯での得点といえましたが、
「Jリーグ7戦目、確実によくなっている。」(池谷監督)。
「求められた勝利は挙げたが、物足りない内容。」(クルピ監督)
試合後の両司令官のコメントが、試合内容の全てを表わしていました。

せっかくの84分までの互角の展開が、最後は勝ち点3どころか1をも失う結果にはなりました。
しかし、求めている“質と量”の課題に対して、少しづつですが、着実に前進していることを示したロアッソ。先発で組んだ山本、山口のボランチコンビが新たなオプションとして計算できることを示したのも大きな収穫でしょう。単に気合で当たり負けしてないということでない、すごく冷静な激しい、厳しいプレーが目立ちました。またチームは強くなった、そんな手ごたえを感じています。

楽しみにしていた福王と古巣との対戦は、次のKKまで持ち越し。その際は、さらに進化した形でC大阪と対戦できることでしょう。

ただ、この日、草津が引き分けたことで、熊本が最下位に転落。まだまだ結果が伴うまでにはファンにとっても長い我慢の日々が続くのでしょう(そんなことは最初から覚悟していますよね)。
試合後、その覚悟を自分自身で再確認するように、ハヤカワに行ってレプリカユニを注文してきたのでした。
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