2008.04.04
スカウティング。山形
題名にそぐわず、ほとんどチーム紹介レベルの内容になっているスカウティング・シリーズです。
特に今回は、われわれも愛読している“すんさん”のブログが、詳細にスカウティングしてくれていますので、お役ご免の感があります。ま、うちの場合は試合観戦の際の前知識、豆知識ぐらいの感じで読んでいただければ幸いです。
言い訳はこれぐらいにして、さて山形です。
湘南、鳥栖、山形とJ2中位チームとの対戦が続くわけですが、特にこの3チームに共通していることは、今季こそ上位を、そしてJ1昇格を狙っているということです。しかし山形、これまでの戦績は
第1節 鳥栖1−0山形
第2節 C大阪1−3山形
第3節 山形3−5岐阜
第5節 山形0−0甲府
なんだか波に乗れず、勝ち点はロアッソと同じ4点。順位も11位に甘んじています。前節の先発は次のとおりですが、後半から長谷川に代わって豊田が出場しています。
山形の注目は、何と言ってもこのU−23北京五輪代表のFW豊田でしょう。先の親善試合アンゴラ戦でも点を決めたこの高さに強引さを併せ持つ豊田と、往年の五輪代表のわがチームキャプテン上村のマッチアップが見物です。もう片方のFWは、FC東京から獲得したリチェーリですが、開幕からまだ得点はありません。スピードが武器と評されています。
それより注意すべきは、DFのレオナルドか。守備の堅さはもちろんですが、セットプレーではきっちりマークが必要ですね。
あとは熊本県産、鹿本高校出身のボランチ宮崎光平。福岡を解雇され、山形に取られてしまったこの”熊本スピリッツ”は、小柄ながらもスピードを活かした攻撃的選手。まさか地元KKでは活躍しないことを祈りたいですね。それからここ最近は途中交代で出てきているテクニシャン財前。湘南でいえば加藤望のように、試合の流れを変えられる嫌な存在です。
山形はいわゆるJ2がスタートしたときから在籍する”オリジナル10”のチームのひとつ。湘南や鳥栖と同じように、財政難の時代も長くありました。しかし、やはりこの2チームと同じく、コツコツとした地道な地域密着経営で立て直し、中位の実力を蓄え、今や虎視眈々と昇格を狙う立場に立っています。特に今年はJ監督経験の豊富な小林監督を迎えたところも、並々ならぬ意気込みを感じます。
前節の鳥栖戦、後半にエース高橋のヘッドで同点に追いつき貴重な勝ち点1を得ました。現在、J2得点ランク2位(はじまったばかりですけどね)。山形戦、高橋へのマークはさらに厳しくなるでしょう。
一方、相方の中山も点こそ決めていないものの、彼が前線で身体を張っているからこそ、高橋が敵マークを外し、動きまわれているとも言え、この二人でうまくマークを外し合うことで、お互いのシュートチャンスが生まれるであろうし、また2列目、3列目の選手のシュートチャンスも生まれてくるものと思われます。
このツートップでの5試合目になります。そろそろ面白い連携からの得点シーンも期待できるのではないでしょうか。
GKは怪我から復帰した小林になるのか。また、前節痛んだ車と福王が心配ですが、河端や有村、市村も健在ですから大丈夫でしょう。相手チームの状況もまだまだムラがあるようですから、なんとか接戦に持ち込んで、ホームの力で一泡ふかせたい。
なにより、開幕前の「がまだすリーグ」で、大敗している借りを返したいところです。
そして、予報はまたも雨。ロアッソにとっては3試合続けての雨。一方の山形はこれまで雨の試合は戦っていません。これもまた幾分かはロアッソに有利な材料かもしれないですね。
それと雨の試合ということで観客数が伸び悩むのではないかという心配もあります。しかし、先日の鳥栖と比べると、KKウィングの大屋根は実に大きく頼もしい。1万人くらいまでなら観客は濡れる心配もなく、快適に観戦できます。このあたりはもっとPRしてもいいのでは。
今日の熊日夕刊。「きょうの発言」欄(毎週金曜日)でAC熊本の上保毅彦事業・運営本部長の連載が始まりました。いろいろな裏話が聞けるといいな。これもまた注目ですね。
特に今回は、われわれも愛読している“すんさん”のブログが、詳細にスカウティングしてくれていますので、お役ご免の感があります。ま、うちの場合は試合観戦の際の前知識、豆知識ぐらいの感じで読んでいただければ幸いです。
言い訳はこれぐらいにして、さて山形です。
湘南、鳥栖、山形とJ2中位チームとの対戦が続くわけですが、特にこの3チームに共通していることは、今季こそ上位を、そしてJ1昇格を狙っているということです。しかし山形、これまでの戦績は
第1節 鳥栖1−0山形
第2節 C大阪1−3山形
第3節 山形3−5岐阜
第5節 山形0−0甲府
なんだか波に乗れず、勝ち点はロアッソと同じ4点。順位も11位に甘んじています。前節の先発は次のとおりですが、後半から長谷川に代わって豊田が出場しています。
山形 (前節の先発)
| 9 リチェーリ | 15 長谷川 | ||
| 7 宮沢 | 16 北村 | ||
| 5 渡辺 | 6 宮崎 | ||
| 18 木藤 | 14 宮本 | ||
| 4 小原 | 3 レオナルド | ||
| 1 清水 | |||
それより注意すべきは、DFのレオナルドか。守備の堅さはもちろんですが、セットプレーではきっちりマークが必要ですね。
あとは熊本県産、鹿本高校出身のボランチ宮崎光平。福岡を解雇され、山形に取られてしまったこの”熊本スピリッツ”は、小柄ながらもスピードを活かした攻撃的選手。まさか地元KKでは活躍しないことを祈りたいですね。それからここ最近は途中交代で出てきているテクニシャン財前。湘南でいえば加藤望のように、試合の流れを変えられる嫌な存在です。
山形はいわゆるJ2がスタートしたときから在籍する”オリジナル10”のチームのひとつ。湘南や鳥栖と同じように、財政難の時代も長くありました。しかし、やはりこの2チームと同じく、コツコツとした地道な地域密着経営で立て直し、中位の実力を蓄え、今や虎視眈々と昇格を狙う立場に立っています。特に今年はJ監督経験の豊富な小林監督を迎えたところも、並々ならぬ意気込みを感じます。
前節の鳥栖戦、後半にエース高橋のヘッドで同点に追いつき貴重な勝ち点1を得ました。現在、J2得点ランク2位(はじまったばかりですけどね)。山形戦、高橋へのマークはさらに厳しくなるでしょう。
一方、相方の中山も点こそ決めていないものの、彼が前線で身体を張っているからこそ、高橋が敵マークを外し、動きまわれているとも言え、この二人でうまくマークを外し合うことで、お互いのシュートチャンスが生まれるであろうし、また2列目、3列目の選手のシュートチャンスも生まれてくるものと思われます。
このツートップでの5試合目になります。そろそろ面白い連携からの得点シーンも期待できるのではないでしょうか。
GKは怪我から復帰した小林になるのか。また、前節痛んだ車と福王が心配ですが、河端や有村、市村も健在ですから大丈夫でしょう。相手チームの状況もまだまだムラがあるようですから、なんとか接戦に持ち込んで、ホームの力で一泡ふかせたい。
なにより、開幕前の「がまだすリーグ」で、大敗している借りを返したいところです。
そして、予報はまたも雨。ロアッソにとっては3試合続けての雨。一方の山形はこれまで雨の試合は戦っていません。これもまた幾分かはロアッソに有利な材料かもしれないですね。
それと雨の試合ということで観客数が伸び悩むのではないかという心配もあります。しかし、先日の鳥栖と比べると、KKウィングの大屋根は実に大きく頼もしい。1万人くらいまでなら観客は濡れる心配もなく、快適に観戦できます。このあたりはもっとPRしてもいいのでは。
今日の熊日夕刊。「きょうの発言」欄(毎週金曜日)でAC熊本の上保毅彦事業・運営本部長の連載が始まりました。いろいろな裏話が聞けるといいな。これもまた注目ですね。
2008.03.26
スカウティング。鳥栖
昨年、一番試合を観たチームが鳥栖なんですが、実をいうとあまりよくわからないのです。
強烈な個性を持った選手がいないのか、いつまでも名前を覚えられない。FWの一角を占めるキム・シンヨン、J2日本人得点王の藤田、FC琉球でも活躍していたSBの高地くらいか・・・。
昨季途中、C大阪から移籍してきたキム・シンヨンは、高さも強さも兼ね備えたタイプ。その怖さを知っているからか、移籍元のC大阪との試合には出場しないという珍しい契約条項が結ばれています。
高地は要注意選手。サイドからの起点になるだけでなく、スルスルと中にも顔を出す。この選手が上がってくるときはやっかいなときです。あとは、前々節でみごとなミドルを決めた19歳FWの谷口。思い切りよくシュートを狙ってきます。
昨年の開幕前のTMで1.5軍で対戦したロッソがチンチンにされたときの印象は、とにかく攻撃に移ったときのスピードが速いこと。ロングボールを放り込むのではなく、中盤やサイドを経由してワンタッチ、ツータッチぐらいで一気にゴール前まで走りこんできました。
有名選手に頼るでなく、若手中心でここまでのチームに仕立て上げたのは、現在GMを務める松本育夫さんの監督時代の改革があったからだと思われます。監督就任していきなりの体脂肪率測定など厳しい教育者的エピソードも事欠かない方ですね。4年前の選手の大量解雇は、まだ記憶に新しいところです。(そのおかげ?で、当時ロッソにも何人かの選手が来てくれたわけですが・・・)
一時は倒産の危機すらあった鳥栖を、ここまで復活させたクラブ運営についても、この人の功績が大きいのではないかと見ています。
現在指揮をとる岸野監督は熱血型。松本監督時代のヘッドコーチでしたから、方向性は継続しているのでしょう。悪戯小僧のように後ろ向きに被る赤いキャップがトレードマークですが、その赤い色は、わがチームカラーなんですけどね・・・。
さて、新・九州ダービーの初戦。これこそ待ちに待った一戦と言っても過言ではありません。クラブも、3チーム連携して、色々な企画で盛り上げてきています。オリジナルのタオルマフラーもいいですね。
思うに、J2初年度のわがチームにとって、どの対戦も”チャレンジ”には違いないのですが、この鳥栖と福岡との九州対決だけは、(チームもファンも)より高いモチベーションで戦っていきたいですね。今年J2で何位という目標はありませんが、鳥栖と福岡に勝ち越すことを目下の目標に設定したい。そうすることによって、自ずから順位という結果も付いてくるように思うのです。
J2の九州トップ・・・・。何かイメージ湧きそうな気がしませんか?
そのときおそらくJ1昇格も見えてくるのではないかと。そんな想いの九州ダービー。
わがチームは、前節で高橋が鼻骨骨折。どうやらフェイスガードも完成し、今日は練習にも参加していたそうですが、パフォーマンス的には問題があるでしょう。
ここはひとつ、山内あたりに活躍してもらいたい。丁度、敵チームでいえば藤田の穴を新進気鋭の谷口が埋めて、選手層の厚さを示したように・・・。
熊本からはJRでも自家用車でもおよそ1時間。一番近いアウェーです。鳥栖は今シーズン、山形に1−0、大阪に1−0、横浜に0−0とまだ無敗。あの羨ましいほどコンパクトな専用スタジアムも大いに盛り上がることでしょう。
さあみんなで大挙して応援にいきましょうや。「わが熊本も仲間入りしたんだよ」と示すためにも・・・。
強烈な個性を持った選手がいないのか、いつまでも名前を覚えられない。FWの一角を占めるキム・シンヨン、J2日本人得点王の藤田、FC琉球でも活躍していたSBの高地くらいか・・・。
鳥栖 (前節のスタメン)
| 9 キム・シンヨン | 31 谷口 | ||
| 18 野崎 | 24 清水 | ||
| 8 衛藤 | 10 高橋 | ||
| 6 高地 | 13 日高 | ||
| 3 加藤 | 2 柴小屋 | ||
| 1 赤星 | |||
昨季途中、C大阪から移籍してきたキム・シンヨンは、高さも強さも兼ね備えたタイプ。その怖さを知っているからか、移籍元のC大阪との試合には出場しないという珍しい契約条項が結ばれています。
高地は要注意選手。サイドからの起点になるだけでなく、スルスルと中にも顔を出す。この選手が上がってくるときはやっかいなときです。あとは、前々節でみごとなミドルを決めた19歳FWの谷口。思い切りよくシュートを狙ってきます。
昨年の開幕前のTMで1.5軍で対戦したロッソがチンチンにされたときの印象は、とにかく攻撃に移ったときのスピードが速いこと。ロングボールを放り込むのではなく、中盤やサイドを経由してワンタッチ、ツータッチぐらいで一気にゴール前まで走りこんできました。
有名選手に頼るでなく、若手中心でここまでのチームに仕立て上げたのは、現在GMを務める松本育夫さんの監督時代の改革があったからだと思われます。監督就任していきなりの体脂肪率測定など厳しい教育者的エピソードも事欠かない方ですね。4年前の選手の大量解雇は、まだ記憶に新しいところです。(そのおかげ?で、当時ロッソにも何人かの選手が来てくれたわけですが・・・)
一時は倒産の危機すらあった鳥栖を、ここまで復活させたクラブ運営についても、この人の功績が大きいのではないかと見ています。
現在指揮をとる岸野監督は熱血型。松本監督時代のヘッドコーチでしたから、方向性は継続しているのでしょう。悪戯小僧のように後ろ向きに被る赤いキャップがトレードマークですが、その赤い色は、わがチームカラーなんですけどね・・・。
さて、新・九州ダービーの初戦。これこそ待ちに待った一戦と言っても過言ではありません。クラブも、3チーム連携して、色々な企画で盛り上げてきています。オリジナルのタオルマフラーもいいですね。
思うに、J2初年度のわがチームにとって、どの対戦も”チャレンジ”には違いないのですが、この鳥栖と福岡との九州対決だけは、(チームもファンも)より高いモチベーションで戦っていきたいですね。今年J2で何位という目標はありませんが、鳥栖と福岡に勝ち越すことを目下の目標に設定したい。そうすることによって、自ずから順位という結果も付いてくるように思うのです。
J2の九州トップ・・・・。何かイメージ湧きそうな気がしませんか?
そのときおそらくJ1昇格も見えてくるのではないかと。そんな想いの九州ダービー。
わがチームは、前節で高橋が鼻骨骨折。どうやらフェイスガードも完成し、今日は練習にも参加していたそうですが、パフォーマンス的には問題があるでしょう。
ここはひとつ、山内あたりに活躍してもらいたい。丁度、敵チームでいえば藤田の穴を新進気鋭の谷口が埋めて、選手層の厚さを示したように・・・。
熊本からはJRでも自家用車でもおよそ1時間。一番近いアウェーです。鳥栖は今シーズン、山形に1−0、大阪に1−0、横浜に0−0とまだ無敗。あの羨ましいほどコンパクトな専用スタジアムも大いに盛り上がることでしょう。
さあみんなで大挙して応援にいきましょうや。「わが熊本も仲間入りしたんだよ」と示すためにも・・・。
2008.03.20
スカウティング。湘南
たくさんの拍手と、こちらも胸が熱くなるような”拍手コメント”をいつもありがとうございます。まだまだ始まったばかりですが、スカパーやBigを含め、すっかり“J2生活”を満喫しています。みなさんはいかがですか?
さて今日第3節は、わがホームチームはお休み。次節、日曜日はKKに湘南を迎えます。
旧名ベルマーレ平塚。ご存知のように94年からJリーグに在籍する古豪。天皇杯優勝の経験もあり、数多くの日本代表を輩出する実力でしたが、J2降格以降チーム力も低迷。ゼネコン不況によるフジタの撤退などもあり、迷走していた感もありましたが、近年は地域密着型の総合スポーツクラブとして立て直し、徐々に体力をつけてきています。
ちなみに胸スポンサーのロゴ「SANNO」は産業能率大学のことで、この地元の大学とタイアップしてスポーツマネジメントの共同講座を設けるという新しい試みは、Jリーグでも最初の取り組みであり注目されています。
昨季は最終6位で終わりましたが、昇格を目指す上位チームが足元をすくわれないようにとても用心しているチームが、ここと鳥栖、そして山形でした。
今季はさらに戦力を充実させ、「昇格候補」の呼び声高いチーム。
が・・・。開幕戦は仙台相手にジャーンの1点で辛勝。続く第2節は、好守斉藤が2PKも与え、横浜FCに敗戦。今日の第3節では悪天候のなか広島に完封負けを喫しました。
ちょっと、結果に恵まれていませんが、しかし、明らかにJ2でも上位の実力を持つチームといよいよの対戦です。
とにかくここはブラジル人3人組です。
DFのジャーンは高さに絶対の自信を持ち足元にも落ち着きがある。セットプレーでペナルティエリアに入って来られると危険な選手。右サイドのアジエルは上背はないものの、独特のリズムと切れ味鋭いドリブルで起点にもフィニッシャーにもなり得る。前線には福岡からFWリンコンが加わりました。
この3人だけでも怖い存在なのに、CBはもうひとり元日本代表の斉藤が守っているし、36歳の加藤望も第2節で途中交代からFKを決めているし、レッズからレンタルの大山もいやらしいキックを蹴ってくるし・・・。
ただし、この第3節ではリンコンが故障とかで、アジエルが2トップの一角を占めていました。
第3節湘南先発
GK25金
DF5臼井・3ジャーン・2斉藤・4三田
MF13鈴木・6田村・8坂本・14永里
FW10アジエル・11石原
基本的に堅守のチームといわれていますが、攻守の切り替え、アジエルを経由して前に持っていくスピードは、驚くほど速いです。「切り裂く」という表現が似合うほど。
うちはここを有村の狡猾さ、チャと福王の運動量で抑えられるかどうかがキーポイントかと・・・。調子に乗せたら止まることを知らないブラジル魂ですが、うまくいかなくなると自滅するのもその特徴です。“強さ”はある意味“弱点”でもあり・・・。
あとは無用にエリア前でFKを与えないこと。ジャーンをきっちりマークすることか。
ロアッソのGK小林、MF吉井の古巣ですが、どうやら二人は間に合いそうもないみたいですね。
これまでの2戦、先輩チーム相手に一歩も引かず、コンパクトな陣形から高い位置でのアグレッシブな守備を基本戦術にしてきたロアッソ。それでも初戦の愛媛戦でのあまりに無茶な追い回しを修正し、草津戦ではクレバーな読み、判断をベースにした守備へとシステムをまた一歩、進化させたように見えました。
さて湘南戦。これまでの2チームに比べ、戦力的には明らかに上のチームです。中盤の人数を増やし(3ボランチ?)、もう一段、守備的なシステムでスタートする考え方もありますが、おそらく池谷監督は戦い方を変えてこないでしょう。まずはこの戦い方がどのあたり(選手、チームでもあり、時間でもあり)まで通用するのか。長期的な視点で見て、この第1クールではそのあたりを見極めたいと考えているのではないでしょうか。
われわれの思いも同じです。PSM札幌戦からスタートしたこのメンバーと戦術が、ゲームを重ねるたびに修正が加えられ、熟成していくプロセスの途上ではなかろうかと。場当たり的に守備的にしたからといって、うまくいくはずもないでしょう。少しづつでもいいから、J2でのロアッソのサッカーが“スタイル”として見えてくるようになればいいなと(楽観的、理想的ではありますが)思っています。
しかし、そこは強豪ひしめく“J”です。これからの戦い、われわれファンにも、“それ相応”の覚悟が必要になってくるでしょうね。
では、今週日曜KKで・・・。
さて今日第3節は、わがホームチームはお休み。次節、日曜日はKKに湘南を迎えます。
旧名ベルマーレ平塚。ご存知のように94年からJリーグに在籍する古豪。天皇杯優勝の経験もあり、数多くの日本代表を輩出する実力でしたが、J2降格以降チーム力も低迷。ゼネコン不況によるフジタの撤退などもあり、迷走していた感もありましたが、近年は地域密着型の総合スポーツクラブとして立て直し、徐々に体力をつけてきています。
ちなみに胸スポンサーのロゴ「SANNO」は産業能率大学のことで、この地元の大学とタイアップしてスポーツマネジメントの共同講座を設けるという新しい試みは、Jリーグでも最初の取り組みであり注目されています。
昨季は最終6位で終わりましたが、昇格を目指す上位チームが足元をすくわれないようにとても用心しているチームが、ここと鳥栖、そして山形でした。
今季はさらに戦力を充実させ、「昇格候補」の呼び声高いチーム。
が・・・。開幕戦は仙台相手にジャーンの1点で辛勝。続く第2節は、好守斉藤が2PKも与え、横浜FCに敗戦。今日の第3節では悪天候のなか広島に完封負けを喫しました。
ちょっと、結果に恵まれていませんが、しかし、明らかにJ2でも上位の実力を持つチームといよいよの対戦です。
とにかくここはブラジル人3人組です。
DFのジャーンは高さに絶対の自信を持ち足元にも落ち着きがある。セットプレーでペナルティエリアに入って来られると危険な選手。右サイドのアジエルは上背はないものの、独特のリズムと切れ味鋭いドリブルで起点にもフィニッシャーにもなり得る。前線には福岡からFWリンコンが加わりました。
この3人だけでも怖い存在なのに、CBはもうひとり元日本代表の斉藤が守っているし、36歳の加藤望も第2節で途中交代からFKを決めているし、レッズからレンタルの大山もいやらしいキックを蹴ってくるし・・・。
ただし、この第3節ではリンコンが故障とかで、アジエルが2トップの一角を占めていました。
第3節湘南先発
GK25金
DF5臼井・3ジャーン・2斉藤・4三田
MF13鈴木・6田村・8坂本・14永里
FW10アジエル・11石原
基本的に堅守のチームといわれていますが、攻守の切り替え、アジエルを経由して前に持っていくスピードは、驚くほど速いです。「切り裂く」という表現が似合うほど。
うちはここを有村の狡猾さ、チャと福王の運動量で抑えられるかどうかがキーポイントかと・・・。調子に乗せたら止まることを知らないブラジル魂ですが、うまくいかなくなると自滅するのもその特徴です。“強さ”はある意味“弱点”でもあり・・・。
あとは無用にエリア前でFKを与えないこと。ジャーンをきっちりマークすることか。
ロアッソのGK小林、MF吉井の古巣ですが、どうやら二人は間に合いそうもないみたいですね。
これまでの2戦、先輩チーム相手に一歩も引かず、コンパクトな陣形から高い位置でのアグレッシブな守備を基本戦術にしてきたロアッソ。それでも初戦の愛媛戦でのあまりに無茶な追い回しを修正し、草津戦ではクレバーな読み、判断をベースにした守備へとシステムをまた一歩、進化させたように見えました。
さて湘南戦。これまでの2チームに比べ、戦力的には明らかに上のチームです。中盤の人数を増やし(3ボランチ?)、もう一段、守備的なシステムでスタートする考え方もありますが、おそらく池谷監督は戦い方を変えてこないでしょう。まずはこの戦い方がどのあたり(選手、チームでもあり、時間でもあり)まで通用するのか。長期的な視点で見て、この第1クールではそのあたりを見極めたいと考えているのではないでしょうか。
われわれの思いも同じです。PSM札幌戦からスタートしたこのメンバーと戦術が、ゲームを重ねるたびに修正が加えられ、熟成していくプロセスの途上ではなかろうかと。場当たり的に守備的にしたからといって、うまくいくはずもないでしょう。少しづつでもいいから、J2でのロアッソのサッカーが“スタイル”として見えてくるようになればいいなと(楽観的、理想的ではありますが)思っています。
しかし、そこは強豪ひしめく“J”です。これからの戦い、われわれファンにも、“それ相応”の覚悟が必要になってくるでしょうね。
では、今週日曜KKで・・・。
2008.03.14
スカウティング。草津
さぁ、ホーム開幕戦に向けて、“上げて”いきましょう。
初めて熊本に迎える対戦相手・草津は、4年前、徳島とともにJ2に上がったチーム。当時、選手が草津の温泉旅館で布団の上げ下げなどアルバイトしながらJを目指すと、数多くのマスコミがスポットを当てましたね。Jの監督経験がある植木監督を招聘し、多くの元Jリーガーを集めて、県リーグから再びJのステージを目指す、という今ではそう珍しくもない昇格ビジョンは、当時の地方チームとしては画期的なものでした。(熊本の短期昇格目標にも、この草津の前例がイメージにあったと思います。)
2003年には、日本サッカー協会が、関東2部リーグから地域決勝大会に出場させる「飛び級制度」を適用。地域リーグの他チームファンを悔しがらせました。が、この大会で見事に優勝。翌年のJFLでは、3位ながらもJ2への参入が認められました。ただこの年の天皇杯では、満身創痍のGK小島を守護神にベスト8まで進出し、実力を垣間見せました。
マスコミの注目を浴びることによって、スポンサーも集まりました。当時絶頂期だったユニクロがユニフォームのサプライヤーになるなど話題も多かった。余談ですが、Jリーグのマネジメントを博報堂に独占されている電通が、この草津の“仕掛け”の黒子だったとか。更に余談ですが、Jリーグバブルのあと、日本代表ブームを仕掛けたのも電通だそうです。
ただ、J昇格年は5勝止まりで最下位。その後も下位に甘んじ、また経営的にも決して安定しているといは言えない様子。他人事ではないですが・・・。
開幕戦では広島をホームに迎えたものの、0−2の完封負けを喫しました。フォーメーションは、島田をトップ下においた4−3−1−2だったとか。FWは高田、氏原の純国産。高さがありますが、うちのDF陣が競り合いに負けることはないでしょう。曲者の鳥居塚が前節の退場処分で、出場停止なのも好機です。あと嫌なのは熊林ぐらいか。
とにかく、大宮から念願かなって再獲得した島田がキーマン。ここにボールを収めさせないように、忠世あるいは喜名の徹底したマーク、出所でのチェックが必。逆にここで奪ってサイドに散らし、相手のサイドを封じれば、うちの勝機が見えてきます。
なんとなくプレースタイルも、うちに似た感じなのかと。
おそらく池谷監督は、スタメンをそういじらず、前節と同じように開始からアグレッシブにやると思います。前節取りそこねた“先制点”。それがこの試合の結果を最も左右するような気がします。
さぁ、では皆さん。明日スタジアムで! )))
初めて熊本に迎える対戦相手・草津は、4年前、徳島とともにJ2に上がったチーム。当時、選手が草津の温泉旅館で布団の上げ下げなどアルバイトしながらJを目指すと、数多くのマスコミがスポットを当てましたね。Jの監督経験がある植木監督を招聘し、多くの元Jリーガーを集めて、県リーグから再びJのステージを目指す、という今ではそう珍しくもない昇格ビジョンは、当時の地方チームとしては画期的なものでした。(熊本の短期昇格目標にも、この草津の前例がイメージにあったと思います。)
2003年には、日本サッカー協会が、関東2部リーグから地域決勝大会に出場させる「飛び級制度」を適用。地域リーグの他チームファンを悔しがらせました。が、この大会で見事に優勝。翌年のJFLでは、3位ながらもJ2への参入が認められました。ただこの年の天皇杯では、満身創痍のGK小島を守護神にベスト8まで進出し、実力を垣間見せました。
マスコミの注目を浴びることによって、スポンサーも集まりました。当時絶頂期だったユニクロがユニフォームのサプライヤーになるなど話題も多かった。余談ですが、Jリーグのマネジメントを博報堂に独占されている電通が、この草津の“仕掛け”の黒子だったとか。更に余談ですが、Jリーグバブルのあと、日本代表ブームを仕掛けたのも電通だそうです。
ただ、J昇格年は5勝止まりで最下位。その後も下位に甘んじ、また経営的にも決して安定しているといは言えない様子。他人事ではないですが・・・。
開幕戦では広島をホームに迎えたものの、0−2の完封負けを喫しました。フォーメーションは、島田をトップ下においた4−3−1−2だったとか。FWは高田、氏原の純国産。高さがありますが、うちのDF陣が競り合いに負けることはないでしょう。曲者の鳥居塚が前節の退場処分で、出場停止なのも好機です。あと嫌なのは熊林ぐらいか。
とにかく、大宮から念願かなって再獲得した島田がキーマン。ここにボールを収めさせないように、忠世あるいは喜名の徹底したマーク、出所でのチェックが必。逆にここで奪ってサイドに散らし、相手のサイドを封じれば、うちの勝機が見えてきます。
なんとなくプレースタイルも、うちに似た感じなのかと。
おそらく池谷監督は、スタメンをそういじらず、前節と同じように開始からアグレッシブにやると思います。前節取りそこねた“先制点”。それがこの試合の結果を最も左右するような気がします。
さぁ、では皆さん。明日スタジアムで! )))

2007.12.08
来年戦うステージ
何年かぶりにJ1−J2入れ替え戦を真剣に観ました。もちろん、どちらかが来年戦う相手になるという現実感もあって。
今シーズンはJ2もパラパラと観戦したんですが、それにしても入れ替え戦の緊迫感は違いました。攻守の切り替えの早さ。攻めの組み立ての速さ。90分のなかの密度の違いというか・・・。2戦目、1点がどちらかに転べばそれが明暗を分けるという息を呑む展開。そしてなによりスタジアムの壮絶とまでいえる雰囲気。
とにかくこれで来シーズンの顔ぶれが決定しました。
J2降格となった広島は、有力選手をそのまま保持できるのか。
新生“都並”横浜は若返りを図り全く新しいチームを作ってくるのか。
J1を席巻した甲府の攻撃的サッカーをロッソは封じ切れるのか。
一時は昇格圏内にいた仙台、ロペスを失い、どういったチームに変身してくるのか。
古巣C大阪の攻撃を防ぐ闘将福王の維持の戦いが通じるか。
同じく古巣の湘南、池谷監督の秘蔵っこ加藤望の得点力には、ボランチ吉井、守護神小林が立ちはだかるのか。
大挙してやってくる福岡のサポーターの前で、われわれはホームの雰囲気を堅持できるのか。
上位を脅かす実力の鳥栖との対戦は、新たなダービーと呼ばれるようになるのか。
J2を知り尽くした山形、テクニシャン財前との戦いは。
愛媛、徳島の四国勢は、JFLで見た頃とどう変貌を遂げているのか。
草津や水戸に、何人のサポーターが集結できるのか。
何より同期生の岐阜に、借りを返すことができるのか・・・。
JFLではポゼッションサッカーを推し進めた(と思うのですが)ロッソも、そのままのスタイルでこのステージを戦えるとは、到底思えません。かと言って、決まり切った堅守・カウンターというスタイルを選ぶのか、またすぐにそのスタイルを確立できるのか、それもまた疑問・・・。
Jリーグは開幕直前に、全チームが集まってプレス・カンファレンスを開催するのが恒例です。そのとき各チームは、その年のチームコンセプトを簡潔な”キャッチフレーズ”にして表明します。
さてさて、ロッソはJリーグ初年度、どんなキャッチフレーズを掲げるのか。
今から興味が尽きません。
待ち遠しい新しいステージ、3月にはスタートする新しいシーズン。
ホームゲームの記念すべき年間チケットが売り出されたら、真っ先に購入しましょう。熊本が初めて体験する新しいシーズンを、”Jリーグ”を、みんなで精一杯楽しみましょう。
今シーズンはJ2もパラパラと観戦したんですが、それにしても入れ替え戦の緊迫感は違いました。攻守の切り替えの早さ。攻めの組み立ての速さ。90分のなかの密度の違いというか・・・。2戦目、1点がどちらかに転べばそれが明暗を分けるという息を呑む展開。そしてなによりスタジアムの壮絶とまでいえる雰囲気。
とにかくこれで来シーズンの顔ぶれが決定しました。
J2降格となった広島は、有力選手をそのまま保持できるのか。
新生“都並”横浜は若返りを図り全く新しいチームを作ってくるのか。
J1を席巻した甲府の攻撃的サッカーをロッソは封じ切れるのか。
一時は昇格圏内にいた仙台、ロペスを失い、どういったチームに変身してくるのか。
古巣C大阪の攻撃を防ぐ闘将福王の維持の戦いが通じるか。
同じく古巣の湘南、池谷監督の秘蔵っこ加藤望の得点力には、ボランチ吉井、守護神小林が立ちはだかるのか。
大挙してやってくる福岡のサポーターの前で、われわれはホームの雰囲気を堅持できるのか。
上位を脅かす実力の鳥栖との対戦は、新たなダービーと呼ばれるようになるのか。
J2を知り尽くした山形、テクニシャン財前との戦いは。
愛媛、徳島の四国勢は、JFLで見た頃とどう変貌を遂げているのか。
草津や水戸に、何人のサポーターが集結できるのか。
何より同期生の岐阜に、借りを返すことができるのか・・・。
JFLではポゼッションサッカーを推し進めた(と思うのですが)ロッソも、そのままのスタイルでこのステージを戦えるとは、到底思えません。かと言って、決まり切った堅守・カウンターというスタイルを選ぶのか、またすぐにそのスタイルを確立できるのか、それもまた疑問・・・。
Jリーグは開幕直前に、全チームが集まってプレス・カンファレンスを開催するのが恒例です。そのとき各チームは、その年のチームコンセプトを簡潔な”キャッチフレーズ”にして表明します。
さてさて、ロッソはJリーグ初年度、どんなキャッチフレーズを掲げるのか。
今から興味が尽きません。
待ち遠しい新しいステージ、3月にはスタートする新しいシーズン。
ホームゲームの記念すべき年間チケットが売り出されたら、真っ先に購入しましょう。熊本が初めて体験する新しいシーズンを、”Jリーグ”を、みんなで精一杯楽しみましょう。





